ここは上磯駅。
※写真1・2:乗ったり撮ったり、妙に縁のあるキハ40・山吹色
駅から海に向かって約5分歩くと、こんな風景が待っている。
函館湾越しに見えるのは函館山。
道南いさりび鉄道は上磯駅から函館湾沿いを右に曲がりながら、山の麓の函館駅に進む。
※写真3:たまには浜辺での~んびり
それでは乗り旅を再開しよう!
木古内発函館行普通列車は午後3時57分に発車し、午後4時に清川口駅に到着。
駅間距離は1.2km。木古内~上磯間とは異なり完全に街中列車だ。
※写真4:これはいいね「ながまれ」塗装の清川口駅
清川口駅の次は久根別(くねべつ)駅。
来たかった~! 実は故郷と一文字違いで、子ども頃から興味津々だったんです。
※写真5:身近に感じる「くねべつ駅」
2020年秋の旅では、2駅先の七重浜駅手前で貨物列車と列車交換。1日約40便の運行があるので貨物列車との遭遇率は高く、貨物列車の鉄道使用料が道南いさりび鉄道の収入の約8割を占めているのも納得できる。
長~いコキ(コンテナを積む貨車)だな~
北海道と本州の物流を支える立役者であることが、よ~くわかるね。
七重浜駅を発車すると列車は右に曲がり、函館本線と合流する。
あら~太陽が雲に隠れ、急にうす暗くなってきた・・泣
五稜郭駅が見えてきた!
電気機関車とディーゼル機関車(レッドベアー)を見れるのは道南地区だけ。貨車を引き継いだのかな?
午後4時16分「いさ鉄」の終着駅・五稜郭駅に到着。
電気機関車が牽引する貨物列車がスタンバイ。隣のホームには函館本線の普通列車が停車しているが、
森駅で見かけた「キハ40・1809(道南・海の恵み号)」ではないか! ラッキ~
午後4時17分、五稜郭駅を発車。2両目はキハ40(北海道色)でした。
※写真6~12:道南いさりび鉄道の締めくくり・七重浜~五稜郭
日本初の西洋式城塞の五稜郭!
五稜郭タワーからの眺めは、本当に素晴らしいですね。
※写真13:函館市中心部にある五稜郭公園
五稜郭駅からは函館本線に入線。
停車している函館ライナーの向こうにあるのが、車両基地の函館運輸所。
このカーブの先に函館駅が待っている。
午後4時22分、やった~函館駅に到着!
「いさ鉄」は車窓の景色はもとより、出会う車両も変化に富んでいて、とっても楽しかった!
※写真14~16:わずか3.4kmだが内容の濃い五稜郭~函館間
でも・・さすがに疲れてきた。そもそもスケジュールに無理があるよね・・笑
「北海道新幹線」「いさ鉄」の初乗りは終了したので、もう一つの目的を完遂させよう。
それはJR北海道「わがまちご当地入場券」の現地収集コンプリート!
パンパカパーン! 101駅目、ラストの函館駅を遂にゲット!
※写真17:たくさんの想い出が詰まった函館駅の「わがまちご当地入場券」
2017年7月の宗谷本線・美深駅から始まり1年2月、現地収集に手を出すと大変なことになるので、全て買おうとは思っていなかったけれど、行く先々で買っているうちに、やはり方針転換。
いつ販売終了になるのかわからないので時間との闘いでもあったが、間に合ってよかった。
・・ということで、自分への褒美として、大好物である函館塩ラーメンを、駅の「あじさい」さんでいただこう。
いつもの「特塩拉麺」を、いただきま~す! おなかペコペコ・・うまい!
※写真18・19:至福の時、到来!
只今、午後5時半。
明日は朝から仕事なので、札幌に戻らなくてはならない・・泣
午後5時51分発の札幌行「特急スーパー北斗19号」に乗るために、そろそろ駅のホームに向かうことにしよう。
まずは1・2番ホームの「いさ鉄」列車をチェック。やった~タラコ色(キハ40・1807)をゲット!
ただ「ながまれ号」に出会うことができず残念・・仕方ない。
今日のラストシーンは夕暮れのプラットホーム。
最後まで記憶に残るシーンの連続で、今日の運命に感謝です!
※写真20・21:乗り鉄三昧のラスト
時は流れ・・2020年秋の旅の写真を2枚ご紹介します。
まずは函館駅。
2018年秋の旅では、夕暮れで暗くなっていたことと「塩ラーメン」が気になり、すっかり撮り忘れ。
そして函館駅に到着した時、向かいのホームに停車していたのが「国鉄・急行色」のキハ40。
この車両、気になっていたんだよね~
すぐに発車したので急いでパチリ!
※写真22・23:2020年秋の旅でした。
以上で秋の旅は終わりですが、今回のタイトルは「秋冬」。
実は、JR北海道さんが「わがまちご当地入場券」の販売終了後(2019年9月終了)、新たに「北の大地の入場券(86駅)」の販売を2020年7月から始めたんです。それでまた現地収集を始めることに・・苦笑
そして販売駅の中に・・え~!また「奥津軽いまべつ駅」・・爆笑
仕方ない・・最難関駅は早めに攻略しておこうと思い、コロナで乗客が少ない2021年2月下旬に、また同じ列車に乗りました。それと「いさ鉄車両」で出会っていないのが本命の「ながまれ号」。今度こそ出会いたいが、どうなることやら?
ここからは「早送り」でご紹介します。
午前6時52分札幌駅発の「特急北斗4号」に乗車し(※「スーパー北斗」から「北斗」に改称したので、新たなヘッドマークです)
噴火湾を眺め、
新函館北斗駅で北海道新幹線「はやぶさ28号」に乗り、
午後1時35分、奥津軽いまべつ駅に到着。「北の大地入場券」をゲット!
トンネルの線路は、どこに行くのかな?
その後「はやぶさ19号」で木古内駅に移動し、午後3時19分「いさ鉄」車両に乗るが「ながまれ号」ではなく残念。
でも、渡島当別駅で出会った車両なので、これもまた良しとしよう。
窓の外は津軽海峡冬景色!
さ~よならあなた~私は~帰ります~♬
雪雲がすごいね!函館山は雲の中。
そして・・函館駅に到着すると、向かいのホームに停車していたのは何と「ながまれ号」!
うわ~こんな結末が待っていたとは!笑
すぐに発車するので、急いでパチリ。
ラストシーンは山吹色、縁があるね。
その後は新函館北斗駅・木古内駅と同じく「北の大地の入場券」を買い、「あじさい」で「特塩拉麺」を味わい、ひと休み。
午後5時半、札幌行の特急列車に乗るためホームに行くと、向かいホームに停車していたのはキハ281系「特急北斗14号」。函館駅から何度も乗ったな~
午後5時51分発のキハ261系「特急北斗19号」。札幌駅までよろしくね。
※写真24~37:2021年2月の乗り鉄旅より
以上で「道南いさりび鉄道+寄り道編」は終了です。1日の移動距離が長く、本当に乗り応えのある旅でした。
少々ボリューミーな日記ですが、車両が最多の15種類ですので、お楽しみいただければ幸です。
(終わり)
※追伸
2023年も、今日を入れてあと3日。
「北海道ローカル線旅日記!」をご覧いただいた全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
皆様どうぞ、よいお年をお迎えください。
次回は「冬の根室本線(釧路駅~帯広駅)」を予定していましたが、2024年3月のダイヤ改正に伴い釧網本線からキハ54が姿を消しますので、「冬の釧網本線(2017流氷物語号)」を連載しようと思っています。(2024年1月8日追記)
また、11月中旬以降、夏の石北本線、夏の宗谷本線(完乗編)、冬の釧網本線(SL編・完乗編)、冬の花咲線などで写真を少し増やしていることをお伝えいたします。