かつては複数の線区で見ることが出来た近鉄の復刻塗装車も現在は奈良・京都・橿原線系統で活躍する5800系DH02だけになり、近鉄〜阪神間の直通列車をメインに快速急行から普通まで様々な種別に充当されていますが車内は標準塗装車と変わらないため「ならしかトレイン」のような特別感は感じられず、そこが残念なところです。以前運行されていた同じ5800系のDH03を使用した「海遊館トレイン」は車内も装飾していたので特別感があり、急行や快速急行でクロスシート状態の時は尚更でした。


(2023.9.25 石切〜額田間にて撮影)

 急行運用に入るDH02です。現在は土休日でも6両編成の列車が多くなり、復刻塗装車やラッピング車の撮影には適していると思っていますが8両編成が多く走っていた頃は他編成との連結という見所があったためそれが少なくなってしまったのは残念です。


(2023.9.25 石切〜額田間にて撮影) 

 奈良方先頭のク5302は8または10両編成で運用に入る際中間に入ることが多いのでスカートが汚れており、そこが気になるところですがよく見ると注意喚起のスピーカーが取り付けられており、他編成との連結中に「車両連結部です。ご注意下さい」と放送が流れます。最近の更新車では前面に転落防止幌が取り付けられているので安全対策が強化されており、近鉄電車が変わっていくのも実感出来ます。