マイテ49・E131系などが登場 KATO 2023/5 | 金屋代かずおのお部屋

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待望のモチーフがついに登場

KATOは例年,決算期となる5月に発売する予定の製品は年末に発表・受注開始しています.決算期ゆえに気合の入った新規製品・目玉になる再生産品が用意されますが,今回もその機体は裏切りませんでした.早速見ていきます.製品の発売時期は2024年3月〜6月に渡ってますが,特記なしは5月発売予定です.

 

 JR西日本マイテ49

マイテ49は,KATOでは旧仕様製品での特別急行客車の展望車として選ばれるなど,現在でも人気の車両です.また,昨今KATOでは「SLやまぐち号」関連の製品が次々と登場しています.そこでこの度,JR西日本で使用されたマイテ49型がついに登場します.製品は4両セットで,JR西日本で使用された旧型客車が含まれた内容となります.価格はセットで15,400円ですが,過去の製品と比べると高くなってしまいますが,模型的に見ても,適当な機関車,それこそ2月発売予定の「C56 160」と組み合わせると小型レイアウトでも主役を務められる列車に仕上がってしまいます.そうすると安く見えることになります.

マイテ49は機関車次位に連結される機会も多かったですが,模型構造上はダミーカプラー・エンドビームを外して連結用カプラー付き台車を装備して再現することができます.これまでのマイテではできなかったので素晴らしい進化です.

 

  EF58 150

今回の牽引機はEF58 150が選ばれました.スロットレスモーターでないことも含めて,基本的には2009年の製品の再生産ですが,ヘッドマークが「さよなら20系客車」から,マイテ49を使用した国鉄最末期の団体列車「好きやねん国鉄」に変更になります.

また,京都鉄道博物館で展示されている仕様を模したホビーセンターカトー扱い製品もあります.既存品のブルーとの違いは無線アンテナの有無など,無視できない差異があります.

 

 夜行鈍行「山陰」関連

2024年4月に発売される予定のDD51 0の被牽引機候補として,夜行鈍行「山陰」が追加されます.客車は出雲客貨車区の車両が選ばれています.サボは「山陰」に対応した内容が印刷済みですが,それのみならず,嵯峨野線区間の通勤列車や門司→福知山を丸一日かけて運行して「824列車」などの再現のベースにぴったりです.屋根は灰色,「オハフ45 2100番台」はオハ46からの改造車で新規製作となります.ちょっと高いですがこれ一つあると山陰本線の列車が一つできます.

また,「スユニ50」が新規製作で登場します.

 

  E131系など

以前のKATOのカタログでは,「コラム」に直接には製品と関係ない車両を紹介することがありましたが,2024年版カタログには「コラム」に製品化が発表されていない車両の紹介が復活しました.E131系はそれに掲載された車両ですが,筆者としてはE131系はKATOで製品化されておかしくないモチーフであり,驚きはありませんでした.

今回は房総地区で使用される0番台2両編成,相模線で使用される500番台4両編成が登場します.宇都宮・日光線用の編成が登場するのも時間の問題であるかなと思います.鶴見線仕様は車体構造が異なります.

 

また,2024/3/15をもって定期運用を終了する255系も6月に再販されます.スロットレスモーターを装備し,9両フルセットで登場します.決算は過ぎてしまいますが,今回の目玉再販枠と言えるでしょう.

 

  その他の製品

 

  アメリカ型(抜粋)

  • コールポーターが番号を変えて7月に再販されます.アメリカでは現在でも石炭列車は重要であり,模型でも4大ロードネームと言われる「BNSF・UP・CSX・NS」の製品が登場します.
  • マイクロトレインズの,ボックスカーを改造したKCSの検測車が7月に入荷します.

今回のラインナップの中で,マイテ49はKATOにずっとフルリニューアルを求めていたモチーフであるため確実に,「山陰」に関しても,筆者が運行したい客車列車をそのセットだけで確実に運行できるため,ネームドトレインでない製品と置き換えて導入しようと考えています.Class800については良い製品であると思いますが,わずか3年で非常に高くなってしまいました.広い地域を同時にサポートするのは嬉しいのですが,その一方で特定の地域が取り上げられる機会が多くなりました.値上がりも踏まえて買うのは難しくなってきます.

 

なお,本日は「スモワ人吉ファイナル号」の動画を公開しました.編集したところ,小倉工場までのパートでかなりの情報量があったため,そこまでで一つ動画を作ることになりました.

 

 

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