NO.2961 3時間33分による通し利用でした、811系電車運行、2951M吉塚→早岐乗車記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 令和4年9月改正前まで、鹿児島線~長崎線間を結ぶ列車の中には、上の画像の415系電車で運行されます列車が存在しておりまして、運行時間によりましてはラッシュ時にもあたる場合もありますので、オールロングシートでもある分多くの乗客を裁く事もできておりました。

 

 この列車は、吉塚駅から早岐駅までを結ぶ列車でありまして、当初は下関駅発、その後門司港駅発としても運行されたのち吉塚駅発に短縮されておりましたが、編成自体は当時の南福岡車両区の編成が前4両、大分車両センターの編成が後4両連結しておりまして、特に大分車両センター所属車に関しましては鋼製車両も存在しておりましたので、オールステンレス編成ばかりの南福岡車両区所属車に対しまして、鋼製車両との混結も見る事ができておりました。

 

 そして、この編成は途中の肥前山口(現・江北)駅で分割するようになっておりまして、実際に画像のような姿を見る事もできておりました。やはり、鋼製車両自体が全車運用を離脱しておりますので、より貴重な姿となってしまった事は言うまでもないのではないかと思います。

 

 その後、9月改正より以下画像の811系電車に置き換えておりまして、これによりまして改正前までは「有田陶器市」時でしか運行されておりませんでした佐世保線にも乗り入れるようになっております。尚、列車番号は改正前までは2945Mでありましたが、改正後は2951Mとして運行されております。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、今月その吉塚発早岐行きの2951Mに乗車してまいりました。今回はその模様に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この2951Mは、吉塚駅から早岐駅まで各駅停車で運行している列車でありまして、所要時間は3時間33分にも及びます。普段特急「みどり」でも博多~早岐間で約1時間40分で運行されておりますので、往復できる時間に相当できるほどの所要時間で運行されている事にもなります。

 

 

 今回2951Mの使用車両は、前4両がPM2010(元10)編成、後方4両がPM2101(元101)編成でありまして、いずれもロングシート改造も施されました「CT」のリニューアル編成でもありまして、後方4両は江北駅までの編成でもありました。

 

 (PM2101編成)~江北駅まで連結

 

 所で、このPM2010編成の先頭車でありますクハ810-1510の先頭部分を見ましても、錆の姿が見られておりました。この編成の改造年は令和3年と2年しか経過しておりませんが、早くも錆が画像のように見られているのは正直残念な姿でもあると言ってもいいような姿でもありましょうか。

 

 

 さて、吉塚駅2番ホームでは発車を迎えます。この時点では先頭1両目しかわかりませんが、座席のほとんどは埋まっておりまして、そんな中で17時49分、3時間33分の長い乗車が始まるに至っております。

 

 

 この後、次の博多駅で埋まるほどの乗車があっておりまして、画像にはありませんが多くの立ち客の姿が見られておりました。この811系電車も、元々は上の画像4のように転換クロスシート車でもありましたので、3時間乗車にも適していた印象でしたが、現在ほとんどの編成はロングシートに改造されておりますので、長い乗車には適しなくなった印象でもありましょうか。

 

 

 18時04分、2951Mは南福岡駅に到着しました。この後、後続の区間快速久留米行きに先を譲るために7分停車しますが、この乗り換え客やこの駅で下車された客もありまして、15分ほどで多くの乗客が下車するに至っております。

 

 (後続の区間快速久留米行き(PM15編成)に先を譲ります)

 

 南福岡駅発車時の1・2両目です。座席はほぼ埋まってはいましたが、立ち客は数名程度と、南福岡駅で多くの乗客が下車した事が伺わせております。

 

 (1両目)

 

 (2両目)

 

 

 18時24分、二日市駅に到着、ここで5分停車します。ここでも多くの乗客が下車されておりましたが、この後、後続でもあます「みどり(リレーかもめ)51号」も1番ホームに停車、この列車に乗り換えられる方もいらっしゃっておりました。

 

 (783系電車「みどり」編成で運行、みどり(リレーかもめ)51号)

 

 

 二日市駅発車後の2951M先頭1両目の車内です。この時点では座席も空席が見られておりまして、博多駅の時点としますと少なくなっている事が伺わせておりました。

 

 

 18時48分、鳥栖駅6番ホームに到着、この2951Mは発車が19時09分発と言う事で21分も停車します。この長い停車はこれまでの415系電車の頃から見られておりますが、811系電車に変わってからも形態は変わっていない事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 この停車の間、私は5・6番ホームにあります中央軒におきまして海老天うどんをいただきました。この日は雨も降っておりまして、寒い日でもありましたので、よりおいしくいただく事ができておりました。

 

 (海老天うどん)

 

 (もちろん完食しましたぁ~!)

 

 食後には、鳥栖駅5番ホームに到着・発車する列車を収めておりました。画像はキハ185系気動車で運行されております「ゆふ5号」でありますが、この日は4両編成での運行でありました。乗客も、多くは見られておりませんでしたが、それでも乗車される方の姿もわずかながらみられておりました。

 

 この後は、787系電車で運行されております肥前鹿島行き特急「かささぎ111号」でありますが、この列車は佐賀駅に19時19分着、江北駅には19時30分に着く列車でもあります。尚、2951Mは江北駅に19時56分着ですので、20分以上は早く着く列車でもあります。

 

 (行先)

 

 この後は、神埼駅までPM2101編成によります最後部の8両目に乗車しまして、先へと向かう事にしました。先述のように、この日は雨ではありましたが、時よりポツポツとした感じで降り続いておりました。

 

 

 19時09分、鳥栖駅を発ちまして、長崎線に入りましてから19分で神埼駅に到着します。ここで特急列車「みどり(リレーかもめ)55号」の通過待ち合わせのため5分間停車します。この間に私もPM2101編成でもあります5両目に移動しますが、この間にも鳥栖駅からの乗客も多くが下車しておりました。

 

 

 2951Mは、佐賀駅に19時41分に到着、42分に佐賀駅を発ちます。以下画像が佐賀駅発車後の5両目・6両目の車内でありますが、学生さんを中心に多くの姿が見られておりました。

 

 (5両目車内)

 

 (6両目車内)

 

 

 こうして19時56分、2951Mは江北駅に到着します。この時点で吉塚駅からは2時間7分かかっておりまして、本来の「みどり」でしたらもう佐世保駅まで到着するほどの時間がかかっていた事が伺わせておりました。

 

 この江北駅では、ご紹介しておりますように切り離し作業が行われます。切り離しの際には、電気連結器でもありますので、5両目にありますスイッチで切り離しがなされておりまして、以前の415系電車のように係員がホーム下まで降りなくてもいいようになっているのは手間が省ける分いいのではないでしょうか。

 

 (5両目にあるスイッチで切り離されます)

 

 この後、後4両がバックしまして、画像のように分かれた姿を見る事ができておりました。こうした姿が見られるのも、まさに分割したからこそ伺える姿でもありましょうか。

 

 (PM2010編成側)

 

 まだ時間がありましたので、階段&エレベーターを使いまして、4番ホームに回りまして分割した姿を収めました。つい10数分前には互いがつないだ状態でありましたが、こうして分かれた事がわかる姿でもあります。尚、後方のPM2101編成は、この後957Mとして早岐駅へこの編成も向かう事にもなります。

 

 こちらは留置線に留置されていた811系電車の姿であります。この編成はPM2018編成でありましたが、2865Mとしてやって来ていた編成でもありました。この後、この編成は21時49分発の2880Mとして福間駅へと向かう事にもなります。

 

 さて、2951Mは江北駅を20時15分に発車します。これからは佐世保線に入りまして4両編成と身軽になりましたPM2010編成でありましたが、さらに乗客も減って行く事にもなりますので、より身軽になってまいります。

 

 

 武雄温泉駅発車時点での2951Mの1両目です。ここでは部活帰りの学生さんが多く見られておりまして、お疲れモードで家路へ着く方々が見られておりました。

 

 

 20時42分、2951Mは三間坂駅に到着、ここで「みどり(リレーかもめ)58号」の通過待ち合わせのため8分停車します。三間坂駅到着時点では雨も酷くなっておりまして、もしも雨が降っていないならば向かいの1番ホームに編成を収めようとも思っておりましたが、雨が酷かった事から1番ホームでの撮影は断念するに至りました・・・。

 

 (1番ホームを望みます)

 

 そのため、停車ホームの2番ホームで収めておりましたが、先述のように雨が酷かった事もありまして、うまくは収める事はできませんでした。しかし、それでも停車の姿を収めるだけでも良かったかなとは思っております。

 

 

 2951Mは、有田駅の時点でほとんどの乗客が下車、この後西有田信号場で運転停車の後、三河内駅でも2名が下車、そして発車の時点ではガラ~ンとした姿が見られておりましたが、それもそのはず、終点早岐駅到着の時点では私を入れてわずか3名しか乗車しておりませんでした。3時間前には立ち客が多かった時としましても、まさに対照的な姿でもあります・・・。

 

 

 こうして、3名の乗客を乗せました2951Mは3時間33分かけまして終点早岐駅に到着しました。停車ホームも、これまでの415系電車時代と同様、1番ホームにおきましての到着となりました。

 

 この後は、翌朝の佐世保行き921Mとして運行するために、このまま1番ホームに留置されます。もちろんパンタグラフも降ろしまして、車内も消された状態での留置となりますが、このような状態になるまではわずか数分、本当にあっという間の姿でもあります・・・。

 

 

 今回は、3時間33分もの所要時間をかけまして運行されております811系電車運行の2951Mの乗車の模様をご紹介しましたが、私自身も415系電車運行でも同区間の乗車がありましたので、そっくり811系電車に移行した事が伺わせております。確かに、415系電車自体も現在定期運用では長崎線へは佐賀駅までしか乗り入れなくなりましたので、そうなりますと同じような収容能力を誇る電車として811系電車が使用されるのもわからなくはないでしょうか。それにしても、やはり通し利用は非常に少ない事も伺わせておりますが、ご覧の皆様も時間あれば通し利用も行ってみては?とも思っております。