【豊能町】ときわ台の『とよのていねい野菜市』さんが閉店へ。今後の活動方針を聞く!

のせでん沿線のお店紹介,豊能町

豊能町を中心とする各地の地域おこしで営業されていた
『とよのていねい野菜市』さんが2023年末で惜しまれつつも閉店します。

名残りで訪れた際に、思い出話や
今後の展望についてうかがってきました。

 


目次

 



「とよのていねい」とは?

一般社団法人「とよのていねいさんとは?
豊能町民でも認知されていない方がおられるので改めてご紹介。

「都会の贅沢もいいけれど、
 せっかく豊能で暮らすなら心満たされる本当の贅沢を」

ローカルWEBマガジンや
イベントの運営、暮らし方の提案を通じて
「豊能町っていいな」と再認識してもらえるような活動を展開しておられます。

元は大学堂株式会社(ホームページ制作)中で実施されていた
社会貢献活動の名称が「とよのていねい」でしたが、2020年に一般社団法人化。

豊能町を中心とする各地の地域イベントに参画し、
「のせでんアートライン2019・2021」でも地元代表として運営に関わられていました。
(当サイトとの御縁はここから)

のせでんアートライン2021で発足した
「ここら編集局」は、
豊能近郊《ここらへん》の飲食店のリサーチを行い、
店主のおすすめの一品をご紹介していくプロジェクトとして現在でも続いています。

他にも、同じように地域を盛り上げたい
豊能町近隣の自治体や企業からも仕事を請け負って色々と活動されています。

  • 能勢町役場総務部「のせむすび」(冊子・Web記事の取材)
  • 豊能町スマートシティ よろず相談所
  • H2Oリテイリング 妙見の森フェスティバル(開催レポート 前編後編
  • 万博500日前記念イベント「まちごと万博カーニバル」にて『ヘンな「ただいま」博』出展
  • のせでんアートライン2019・2021
  • and more…

 



お店(野菜市)の概要

そんな「とよのていねい」さんが2018年頃より
週2回オープンされていたのが「とよのていねい野菜市」

Web制作会社の副業として開始された経緯があるものの、
地元の生産者によるこだわり野菜・加工品を提供し続けて
徐々にファンを獲得されていました。

 

<とよのていねい野菜市&雑貨店 ギャラリー>

 

 



思い出や今後の活動について

先述の通り2年にわたってお世話になっている御縁から、
野菜市の閉店によせて、また今後の展望について
宇都宮夫妻にインタビューをさせていただきました。

 


――Web制作会社が全く畑違いの「とよのていねい野菜市」を始めたきっかけは?

元から地元の豊能町を盛り上げたい、という想いで
「とよのていねい」としてWebマガジン等を通して
地域貢献活動をしていましたが、
あるきっかけ(半分なりゆき)で地産地消の野菜を売る活動を始めることになりました。

※詳細な開店の経緯は以下のnoteを参照。タイトルからしておもしろそう!

 

大学堂(本業のWeb制作)は利益追求が必要だけど、
『とよのていねい』のほうは地元の人に集まってほしい

そんな想いが第一にありました。
以前書いたnote(上記)にもある通り、利益は出ていません。

また、豊能町に人を呼んで盛り上げるというところでは、
IT大企業のサテライトオフィスを
豊能町に誘致したかった、といった壮大な夢も当初はありました。

 


――野菜市をやってきた手ごたえや、大変だったことは?

地域おこしという観点では、
地域の人たちとの接点が無かったホームページ屋さんが
生活とつながる八百屋をやることで、地域の方と接点を持てたのが一番よかった点です。

まずは固定ファンや、地域おこしを手伝ってくれる人たちが増えました。
ホームページを作っていただけでは絶対に出会えない人たちとのつながりも増えました。

地産地消のコミュニティの場を目指していたし、
コアなユーザーもおられました。

小さい町で小さなやり方があるんじゃないかともがいた
5年間でしたが、「野菜市を閉店」という決断になりました。

続けることが難しくなり、これまでたくさん支えていただいた
地元生産者の方々に心苦しいばかりですが、
お客さんをはじめとする応援してくださっている方への
還元の方法や輪を広げる方法がもっとあるんじゃないかと考えています。

地元の生産者によるこだわり野菜・加工品を愛し、
はるばる当店に足を運んでくださった皆様に深く感謝申し上げます。

 


――今後の展望について。

野菜市は無くなってしまいますが、
地域のコミュニティスペースとしては
今後もこの場所を使用します。

しかし野菜を目的で来て下さっていた方の足が遠のきそうなのは残念です。
また地元の農家さんに対しても
畑の作付けの段階から協力体制を築いていたので、
それを辞めてしまわずに維持していく方法についても模索しています。

展望はいくつか検討していますが、
まずはやってみないと、野菜市みたいにわからない部分が多いと考えています。

年始から、色々と軌道修正しながら
豊能町の未来のために夢のあることをやっていきたいと考えています。

今後ともよろしくお願いいたします。

――ありがとうございました。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!

 


とよのていねい野菜市(@toyono_teinei_yasai) • Instagram

5年間続けた野菜市は今日で最後です|宇都宮正宗(お店側のnote)

 

 




(NOSE KNITs – 能勢電鉄と沿線を応援するサイト!)

鉄道コム

 

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