近鉄の観光特急「あをによし」がやってきた | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 2022年の春にデビューした近鉄19200系。京都と奈良という、日本を代表する二つの古都を結ぶ運用を中心に、観光特急「あをによし」として好評を博している。
 今年の夏、エンドウから最上クラスの匠シリーズとして16番製品が発売された。近鉄好きとしてはコレクションに加えたいところだが、何せお値段が・・ということで見送っていた。ところがちょっとしたご縁があって、我が鉄道にやってくることになったのだった。
 19200系は4両編成。近鉄奈良駅行きの向きで1号車から順にサイドビューを。




 よく知られている通り、19200系は通常の特急運用を終えた12200系を改造したものだから、随所にオリジナルの面影が見てとれる。改造箇所は車内がメインで、走行メカはそのままとのこと。パンタも下枠交差タイプでシングルアーム化はされていない。クラシカルな雰囲気には、むしろ似合っているかも。

 3号車は客用扉を移設して、多目的トイレを設置している。クーラーも移設され、二台がくっつくように並んでいるのが面白い。


 2号車はサロン席で伊勢志摩ライナー同様の特大窓になった。サービスコーナーも設置されたが、乗車時間が短いので、食事類の提供は行っていない。
 エンドウは既にオリジナルの12200系を発売済なので、主要なパーツを流用可能な分、インテリアに力を入れている。塗装仕上げに力を入れるのも匠シリーズの特徴。高貴な色とされる紫を塗った後は、エンドウ自慢の印刷機を駆使して各種の図柄を鮮やかに仕上げている。
 動力はLN15モーター+MPギアシステムだが、4両編成中に動力車2両という豪華仕様。もちろん、灯具関係も完備しているがそのあたりは明日に。(続く)