川正線の貨物列車 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 川正線の貨物列車の運用の一例を紹介します。以前、簡単に紹介したことはありましたが、今回は、貨車の入換について詳しく書いてみようと思います。

 川正線の貨物列車は、718列車が11時33分に筑紫増川に到着し、719列車が15時5分に筑紫増川を出発するまでの間に、浦之津と筑紫川正の間を一往復します。

 何度も掲載しましたが、参考のため、今回も時刻表と索引地図を掲げておきます。

川正線時刻表川正線索引地図

 

 浦之津で出発を待つ貨物列車です。

貨物列車全景・浦之津駅にて

 

 今日の編成は、機関車の次位に貨車が一両、最後尾にワフが付くようです。

貨物列車編成図

 

 筑紫家野の側線に貨車が1両留置されています。側線の開く方向を見ると、下り列車は貨物扱いができないようですね。

筑紫家野駅配線図

 

 家野にはセラが留置中ですが、家野は産炭地ではありません。私の手持ち貨車の都合です。

筑紫家野駅に留置の貨車

 

 筑紫川正の側線には、貨車が2両留置されています。

筑紫川正配線図

川正駅の貨物側線

 今日の運用は、筑紫川正で貨車”B”を回収し、筑紫家野では貨車”D”を回収するとともに貨車”A”を留置して、浦之津に帰ってくる、というものです。

 なお、川正線内では、貨物列車のの最後尾に車掌車が付くというルールが厳密に守られているようです。

 それでは、貨車の入換を見ていくことにしましょう。

 

1:筑紫川正到着後、車掌車を解放し、スイッチバックして、1番線に移動します。 

入換説明図1

 

2:貨車”A”を1番線に残し、機関車は貨物側線に移動します。

入換説明図2

 

3:貨物側線で、貨車”B”と貨車”C”を連結し、1番線に移動します。

入換説明図3

 

4:貨車”B”を、貨車”A”に連結し、貨車”C”を貨物側線に戻します。

入換説明図4

 

5:車掌車を連結し、1番線に移動します。

入換説明図5

6:車掌車を編成の最後尾に付けたら、機関車は転車台に向かいます。

入換説明図6

 

7:転向・機回しを終え、筑紫家野に向けて出発です。


入換説明図7

 

8:筑紫家野に到着したら、貨車”A”を編成から切り離し、貨物側線に移動します。

入換説明図8

 

9:貨車”D”を連結し、本線に戻ります。

入換説明図9

 

10:貨車”D”を編成に加え、貨車”A”を貨物側線に移動。入換説明図10

 

11:入換を終了し、浦之津に戻ります。

入換説明図11

 以上、入換の手順を説明したつもりですが、やっぱり分かりにくいですね。

 川正線の貨車の入換は非常に単純なんですが、それでも、機関車の動きが意外と複雑になることをご理解いただけたでしょうか?

 

 さて、入換の様子を動画にしてみました。
 動画制限時間(1分間)と制限本数(3本)の中で全てを収めるのは到底無理でした。
 2本使っても、上記の1から4の途中までしか入りませんでした。
 どちらの動画も、リックススティッカー(過去記事参照)による解放の様子が映っています。

 

 
 こんなに単純な運行でも、一人で貨物列車を走らせるのは大変です。
 意外に煩雑な転轍をこなしながら、連結・解放を確認し、指差喚呼を忘れずに信号を操作する。忙しくてたまりませんが、模型でありながらも、生きている鉄道を実感することができます。
 これが、私の作りたかった”模型鉄道”です。
 などと書いてしまうと、ここで満足してしまいそうですが、運転にかまけることなく、シーナリィ工作も頑張りましょう!
 本日も、ご訪問ありがとうございました。