川正線の貨物列車の運用の一例を紹介します。以前、簡単に紹介したことはありましたが、今回は、貨車の入換について詳しく書いてみようと思います。
川正線の貨物列車は、718列車が11時33分に筑紫増川に到着し、719列車が15時5分に筑紫増川を出発するまでの間に、浦之津と筑紫川正の間を一往復します。
何度も掲載しましたが、参考のため、今回も時刻表と索引地図を掲げておきます。
浦之津で出発を待つ貨物列車です。
今日の編成は、機関車の次位に貨車が一両、最後尾にワフが付くようです。
筑紫家野の側線に貨車が1両留置されています。側線の開く方向を見ると、下り列車は貨物扱いができないようですね。
家野にはセラが留置中ですが、家野は産炭地ではありません。私の手持ち貨車の都合です。
筑紫川正の側線には、貨車が2両留置されています。
今日の運用は、筑紫川正で貨車”B”を回収し、筑紫家野では貨車”D”を回収するとともに貨車”A”を留置して、浦之津に帰ってくる、というものです。
なお、川正線内では、貨物列車のの最後尾に車掌車が付くというルールが厳密に守られているようです。
それでは、貨車の入換を見ていくことにしましょう。
1:筑紫川正到着後、車掌車を解放し、スイッチバックして、1番線に移動します。
2:貨車”A”を1番線に残し、機関車は貨物側線に移動します。
3:貨物側線で、貨車”B”と貨車”C”を連結し、1番線に移動します。
4:貨車”B”を、貨車”A”に連結し、貨車”C”を貨物側線に戻します。
5:車掌車を連結し、1番線に移動します。
6:車掌車を編成の最後尾に付けたら、機関車は転車台に向かいます。
7:転向・機回しを終え、筑紫家野に向けて出発です。
8:筑紫家野に到着したら、貨車”A”を編成から切り離し、貨物側線に移動します。
9:貨車”D”を連結し、本線に戻ります。
11:入換を終了し、浦之津に戻ります。
以上、入換の手順を説明したつもりですが、やっぱり分かりにくいですね。
川正線の貨車の入換は非常に単純なんですが、それでも、機関車の動きが意外と複雑になることをご理解いただけたでしょうか?