大人の休日パス4 冬の無人駅に降りる | tundraの世界

tundraの世界

「鉄旅をはじめ海外出張の記録」
「伊豆周辺のポタリング記」
「車とバイク」「キャンプ」
の事をなんとなく書いています。

荷物をまとめて出発の時間までウッドストーブの炎を眺めていた。
9時8分の倶知安行に乗って旭川経由で富良野まで行く予定だ。

9時をまわったところでホームに出る。
本当は列車の音が聞こえてから出ても間に合うのだけどね。


倶知安行にはやはり多くの外国人が乗っていた。
でも座れないわけではない。

列車が走り出すと駅舎からオーナが見送ってくれているのが見えた。

軽く会釈をして手を振る。

列車は終点の倶知安駅に到着した。
車両はそのまま小樽行となる様だったけど一度全員降ろされる。
倶知安から乗る人を合わせるとホームには結構な人数がいた。
こりゃ座れないかな?

ホームにいた駅員の動きをみるとどうも増結するみたいだ。
そこで列車ドアの前で待つ列を横目に先頭車が停まるであろう位置に移動した。

予想通り列車は増結され2両編成の小樽行となる。

他の乗客たちは増結されることを考えていなかったので慌てて先頭車両に移動してきた。
今回の旅行では自由席の着席作戦がほぼすべてが成功して立つことは無かった。

列車を小樽でエアポート快速に乗換える。

大型の6編成なので席には余裕があった。

 

さらに札幌でライラック15号に乗換え旭川に向う。


ライラック15号は正午発

札幌駅で買った駅弁を食べることにする。

昨夜降った雪で札幌郊外は銀世界になっていた。
その雪景色をみながらサッポロクラシックをあける。

北海道のyoutuberが「北海道の自慢」って言っていたっけ。。

旭川からは富良野線に乗り換えて富良野に向かう。
富良野線は函館本線以上に混んでいた。

まるで通勤列車の様だ。
こんなに人が乗るのにJR北海道はなぜ1両で運行させているのだろうか?

ふと以前起きた留萌本線の秩父別駅「積み残し事件」を思い出した。
どうもJR北海道は乗客の増減に対応できる体制ができてないみたいだ。

多くが赤字路線なのが原因なのだろうか?

14時55分に満員の列車は富良野駅に到着した。


日が西に傾きだいぶ気温が下がっている。

ホームの雪で滑らない様に慎重に歩く。


一番線にはDF200形ディーゼル機関車RedBearが停車していた。


今日のホテルも駅から歩いて1分。
ホテルに荷物を置いて再び富良野駅に戻る。
おと休パスの威力を使って根室本線の野花南駅と東鹿越駅を降り鉄するつもりだ。

15時52分発滝川行は5分ほど遅れてやってきた。

なぜかホームの表示板は既に次の列車を表示している。


この列車も大きな荷物を持った外国人が沢山乗車するようだ。

でもこの外国人達は列になって乗車を待ってない。

だから前側乗車位置には誰もいなかった。

でも1駅乗車なの席は外国人に譲ろう。

デッキで前方の景色を楽しむことにする。

富良野から20分ほどで野花南駅に到着。

駅は山間にあり富良野より寒いような気がする。

 

この駅は不思議なホーム配置がされていた。

まず上りホームは駅舎からホームが離れていている。

だから列車の走るすぐ隣を歩くことになった。


そして下りホームは構内踏切を渡って反対側にある。

それも滝川方面にホームが伸びていた。

なんでこんな配置になったのだろうか?

 

 

10分ほど待って下り東鹿越行の列車に乗る。
1時間くらいいても苦にならない居心地の良い駅だった。
でも日が落ちた冬の野花南駅はあまりにも寒い。

ホームで待つには10分が限界だった。



下り列車は混んではいなかった。
ボックスシートをゆったりと使う。

足元のヒータが冷えた体を暖めてくれた

大人の水筒をだして根室本線に乾杯。



ここでハプニング発生。
富良野駅の手前で鹿に衝突してしまった。
運転手は「お怪我はありませんか?」と声をかけて回った。
そして運転指令に連絡の後に外へ出て下回り点検をしている。
北海道ではこんなことがよくあるのだろう。

慣れた様子で安全確認がされている。


列車は定刻より20分遅れて東鹿越駅に到着した。

この駅は来年3月で廃止になる。
だから列車のいるホームの写真を撮っておきたかった。

これで見納めなんだなと思いながらシャッターを押す。


遅れていたので列車は運転準備が済むとすぐに折り返し富良野行となった。

 

結局遅れは取り戻せず、定刻を20分ほど過ぎて富良野駅に到着した。

そもそも野生動物が多く遅れを取り戻す努力をしないのかもしれない。

この時間になると富良野駅は無人駅となっていた。
観光客もほとんどいない。
駅前広場にも人影はほとんどなかった。



お腹が空いたのでホテルに戻らずに夕食を食べに行くことにする。
食べログでホテル近くの食事処を検索した。

そしてヒットしたホテルすぐ隣の寿司屋に入る。

ジャンボ寿司といって外国人にも有名らしい。

まるでおにぎりに刺身が乗っている様だ。

本当はこれ以外にも注文しようと思ったけどこれだけで満腹になった。
そして旨い寿司にはシャリとネタのバランスがある事がよく理解できた。



明日はぽっぽやと北の国からのロケ地散策します。

本日の旅程