青梅の鉄道公園にて保存されている保存車のシンガリは鉄道省時代の製造である旧国電のクモハ40054号車です。鉄道省では初の鋼製車体であり20メートル級の車体に片側3扉仕様でデビューしました。

 

 お馴染みの茶色塗装でありながら両運転台仕様でもあって、単行での使用可能は近場の青梅線でも活躍したとか。前面のサボに往年の風格がありますね。この当時としては木製車両と同じようにシル・ヘッダー付き。されど改造のごとく運転席は狭そうにも。そして運転席のみHゴム仕様は後の改造でしょうね。

 

 サイドビューではいかにも20メートル級の風格を維持しており、おそらく吊り掛け駆動だったでしょうから、独特のモーター音と相まって迫力あったでしょうね。個人的には約半世紀前にかの公園を訪れていますが、この車両の搬入は2007年のようなので、見るのはお初です。されど、彼にしてみれば馴染みのある地での隠居生活でもありますね。撮影はお馴染みの「ふたまたせん」さんです。

 

   「ふたまたせん」さんから

 今回で青梅鉄道公園の保存機は最後の紹介になります。トリを務めるのは直流電車は旧国電のクモハ40054です。大都市の通勤輸送用として昭和初期に製造された、20メートル級電車です。両運転台の車両なので、青梅線でも単行運転での活躍も見られました。

 さて、青梅鉄道公園はリニューアルの為23年の8月いっぱいで閉鎖となりました。リニューアル後の再オープンの日にちは発表されていませんが、どのように変わるのか?今から楽しみです。

 

   ※撮影は全て「ふたまたせん」さんです