のんびりしていたら乗る予定だった吉松15:58発の列車が行ってしまった。
ここは集合住宅のようですがあのマークは動輪に見える。
吉松駅が見えてきました。
あの建物は鉄道資料館ですが開いていなかった。
SL、踏切、腕木信号機。
全盛期の吉松の町が記されていて活気が伝わってきます。先ほどの動輪は官舎だった証し。
ホームに在った柱でしょうか、明治時代の刻印があります。
魅力は尽きません。運転台に入れるので行ってみます。
乗り込むとまず後方に感動!静態保存のSLではまず見られない石炭とかき寄せる道具たち。
さすが鉄道の町、ネコにエサをあげるような優しさを感じます。
当時機関助手は走行中も休みなく石炭を罐にくべていました。ましてや人吉までの間はループがあるほどの標高差で、気を張って挑んでいたでしょう。
計器類も手入れが行き届いており、丁寧な説明がうれしい。
さらにうれしかったのは撮影用に制帽が備えてあったこと。良い記念になりました。
運転してみたいとは思いませんが、ブレーキ弁はきちんと動きます。
鹿児島線(現在の肥薩線)と吉都線それぞれの100周年記念碑があります。
まだ時間があるので駅前温泉に入っていきます。
⇒吉松駅前温泉(姶良郡湧水町)
駅からのアクセス…駅前
立地・風情・印象…建物も新しい
お湯…無色透明源泉かけ流し
浴槽…二つあり湯温が異なる
脱衣所…貴重品ロッカーあり
コスパ…300円列車待ちの間に気軽に入れる
混雑度…買い物ができるので入浴以外にも地元の人が集まる
◎温泉…単純温泉
×露天風呂
×サウナ
×水風呂
△無料ソープ…石鹸は貸してくれる
凡例
○…設備あり(お気に入りは◎)
△…設備ありだが故障中であったり制限があったり
×…設備なし
―…その他
お風呂から上がるとご主人が冷ました温泉を飲用にコップに入れてくれました。飲みやすく、ジャンク慣れしたからだが喜んでいます。
とは言え裏手の酒屋でビールを仕入れ車内で飲むことにします。吉都線110周年記念焼酎ボトルが売っていましたが、嘉例川100周年のとき1升瓶を買って苦労したことを思い出してしまいました。
温泉の玄関から見た駅舎。
自動券売機を利用します。昨日通った時には事務室?に人がいました。
畳に丸いちゃぶ台で列車を待つ至福の時。
駅には全くひと気がなくて隔世の感があります。
隼人方向
左人吉、右都城方向
夕食前なのでのどを潤す程度。
京町温泉下車。この日は下車客もいて駅には家族連れの姿もありいい感じ。
一旦宿に行き体制を整え街の居酒屋へ出向きます。
宿の別館はうなぎ料理店。安価な宿泊料金なのにウナギが出たのはこちらのおかげ。
宿から1分のこちらの店にします。
ほぼ同時にもう一組のお客さん。
若い主が一人で切り盛りしています。
宮崎へ来たからには地鶏の刺身をいただきます。
豪華で新鮮、日本酒が欲しくなります。
チキン南蛮のチキンがみずみずしい。油多いと思ったら水のよう。
タルタルの酸味と玉ねぎの食感で幸せの味。
天使の海老ビンタの唐揚げ。もうとまらない。
明月のグラスへ。
カウンターで一人で飲んでいたほぼ同世代の男性客が話しかけてくれて、マスターも加わり京町の夜は更けていきます。
健全なところにお勤めで飲み方も健全。奥さんがクルマで迎えに来ていました。
焼酎を何杯かごちそうになり感謝。
飲食費はクーポンを利用し宮崎県に感謝。
宿へ帰り、本を見て明日行く温泉施設を検討。
もちろん温泉に浸かり23時には就寝。
怪我で療養に来ているとは思えないほど良い一日になりました。
(続く)