北近畿タンゴ鉄道KTR001形「タンゴ・エクスプローラー」 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 ようやく発売になったカツミの新製品、北近畿タンゴ鉄道のKTR001形「タンゴ・エクスプローラー」が我が鉄道に入線した。やたら高額になったブラスモデル。新品での購入は、およそ15ケ月ぶりだった。
 カツミにしては珍しく、予定より一年以上遅れてのリリース。もっとも天賞堂のカンタムEF15は6年遅れだそうだから、それに比べれば可愛いものだが。
 北近畿タンゴ鉄道からJR西日本へ直通する特急「タンゴ・エクスプローラー」が運転を開始したのは1990年のこと。デビュー間もない頃に早速乗りに行った思い出話は以前に書いている。流麗な前面デザインでハイデッカーの観光特急はなかなか魅力的で、模型的にも扱いやすい3両編成だったが、製品化するメーカーはなかった。
 だいぶ前になるが、DDFがレジン製のモデルを発売したことがあった。下まわりはマイクロエースのキハ183系を利用するものだったが、現物を目にしたことがない。どんな出来だったのだろうか。
 カツミから製品化予告が出た時は嬉しかったが、ブラスモデルの価格は天井知らずで、即予約するほど勇気はなかった。発売予定が遅れながらもHPに進行状況がUPされ、価格も発表された時点で散財を覚悟した次第。



 カツミ製品は第二編成を模型化。第一編成とでは、前面の傾斜角度や塗装の色調に若干の差異があるそうだ。時代設定は、新大阪駅乗り入れ運用開始後とされている。
 さすが最新作だけに完成度は高い。前面のイメージ把握は良好だし、塗装も美しい。車体の帯やロゴマークなどは印刷を駆使してスッキリと破綻なく仕上げている。デカールと違って経年劣化の可能性が低いのがありがたい。



 カツミのスタンダードでエッチング+プレスの車体にロスト前面の組み合わせ。側窓の細い桟は繊細だが、見た目より強度がありそうだ。車体の肩にかかる曲げが綺麗に揃っているのはさすがと感心。

 動力は定番のEN22モーター+ACEギアで安定走行。市場から消えたキャノンモーターだが、完成品用にはストックされているのだ。車輪は黒色の物を使っている。
 特定ナンバー編成なので車番も印刷済。別付けパーツはワイパーのみだ。最近のエンドウ製品はワイパーもメーカー取り付けで出荷されている。カツミも追従してほしいものだ。
 さて、運転会デビューはどこになるかな?