12月10日の続きー。
VSEラストランは1回目のツアーを終えて、11:30頃に多摩線唐木田駅に到着した。
ここでは、2回目のツアー開始まで約1時間停車。
車内の公開はないものの、言うなれば先月唐木田駅で開催されたfeel free to VSEに
近い体裁での最後の展示の“ようなもの”になっていた。
しかし、余りにも見物客が大挙して集結したため、この日唐木田駅1番ホームで予定されていた
ツアー客向けと思われる小田急TRAINSによるグッズ販売は、急遽中止されたとの由であった。
前回の展示イベントと違ったのは、天気が終始雲ひとつない快晴だったことに尽きる。
だがそれは、新宿方から見ると終始逆光気味、という撮影条件の厳しさを示すことになった。
それでも、VSEラストラン目当てにかくも多くのギャラリーが集まった。
だがそれだけ集結してくると、中には相変わらずの「自分くらいは」が現れてくるわけで…
特に悪目立ちしていたのは、ホーム端に立つ子供グループ。
うち1人はずっと三脚を立てていたが、どこの大人の悪い入れ知恵なのだろうか?
これは、後にホームを移動した際に苦言を呈し、係員からも「小田急では認めていないから」と
撤去を促し、そこでようやく収めてもらうという為体であった。
そんな状況が散見されたが、晴れて暖かくなったのは行動するのに良い状況であった。
もっとも、ここら辺りから疲れも溜まってくるのであるが。
前回の復習をしつつ、新たな角度も試したりしている。
こうして見ると、最後の最後まで綺麗に保たれていたのだなと感嘆する。
清掃スタッフのVSEへの強い愛情が、この角度から見えてくるようである。
周りからの愛情も、最後まで途切れることがなかった。
VSEラストランに関わる乗務員の愛情も、相当強いものが感じられた。
その一端が、最終運行乗車記念のプレート。
春夏秋冬、沿線風景がデザインされた全4種類で、繋げると1編成が完成する拘りぶり!
この方は、ロマンスカーミュージアムで販売している缶バッジもデザインしている多才ぶり。
…なんてことに注目していると、そろそろ先行できなくなる時間になってきた。
油断していると、時間が経つのはあっという間である。
12:24。
友達親子と各停新宿行き(新百合ヶ丘から急行)に乗り、移動開始。
当初は昼食を近くのどこかで取ろうと考えていたのだが、先ず多摩線内各駅の膨れ上がりぶりに
戦意を喪失してみたり、考えてみたらVSEは新宿に向かうことに思い至り…
ならばと、そのまま電車が直通することに乗じ、東に歩みを進めていくことに。
…途中、睡魔にも襲われつつ。
体力をできるだけ温存しつつ、次善の策を考えていく。