奥武蔵の風

奥武蔵の里山から、おいらのご主人が、風の吹くまま気の向くままに、日々の発見や思いを綴ってまいります。

208 忘れられた勝楽山

 飯能市にある多峯主山の周囲は、半世紀近く前から住宅開発が進み、今もなお開発が続いています。

 住宅開発が始まる前の古い資料や地図には、多峯主山の西隣に「勝楽山」あるいは「葛良久(かつらく)」という地名が記されていたようですが、現在の地図には、該当する名前が見当たりません。

 そのゆえか、勝楽山は、開発によって山体が削られ無くなってしまったのでは、という声も聞かれます。しかし、位置関係からすると、旧日高市立武蔵台中学校の裏手(南側)にそびえる丸い小山が、勝楽山ではないかと、私には思われます。

 現在の地図に山名が記載されないのは、民有地の山であること、三角点がないこと、ハイキング路がなく山頂に登れないことなどが、理由かと推測します。

 西武池袋線高麗駅から南の方角を見ると、正面に多峯主山が見え、勝楽山は右(西)に丘のように確認できます。そして、武蔵台団地の中を歩いて、統合された武蔵台小中学校の前の「山脈(やまなみ)公園」まで来ると、多峯主山に負けない立派な山容の勝楽山を見ることができます。

 とはいえ、本当にこの山が勝楽山であるのかどうか。勝楽山は健在なりと断言できる自信(確証)はありませんが、一石を投じる意味で、ここに紹介してみた次第です。

 

 

 

© 山脈公園から見る勝楽山。

 

 

 

 

© 住宅街から屋根越しに見える多峯主山(左)と勝楽山(右)。

 

 

<お知らせ>

  しばらく お休みさせていただきます。

 

 

 

207  物から卒業、身軽になる

 終活とか断捨離とか、必要性はよく分かりますよ、光輝高齢者ですから。でも、どこか暗く、強迫観念みたいに、心に重くのしかかる嫌な言葉ですね。

 変な日本語が流行(はや)るものです。

 とはいえ、中身を拒むものではありません。実際、私は「物から卒業、身軽になる」を自分の合言葉にして、物を整理・処分しているところです。要は、「不要なものを捨てる」ということではあるのですが、こう表現すれば、周りから押し付けられてやるのではなく、自分自身が向上しながら悟りの境地に向かっていく、という感じがしません? (しない? いいんです、私はするんだから。) 

 

 

 

© 自由日記帳。豪華すぎて書き込むのがもったいなく、書棚の飾りとなって何十年。

 

 

 

 

 

 

206 スマホ機種変更

 先日、スマホの機種を変更しました。

 長年 愛用してきた富士通 arrows B F-04K。故障したわけではないのですが、バッテリーの持ちが悪くなってきた感じ。昨年来、ドコモの店舗から「部品の保持期限が切れているので、故障する前に早めの機種変更を」というセールス・メッセージが届くようになっていたこともあり、機種変更しました。

 新機種には arrows シリーズを継続するつもりで、ネットで最新機種 arrows F-52E  の価格を確認し店頭へ出向いたところ、その価格はネット限定で、店頭価格は何と1万数千円も高い! ではありませんか。

 店員が、国産にこだわらなければ シャープとサムスンの機種が arrowsのネット価格と同額で買えます、というので、バッテリーの持ちが断然いいというサムスンの Galaxy A25 に決めました。

 これまでの機種に比べて、大きい、重い、というのが第一印象です。ボタンの配置も異なるので、初めは戸惑いましたが、使い始めると、なかなか優れもの。光輝高齢者にも優しい印象で、早くも手放せなくなりました。

 

 

© 同じメーカーの手帳型ケースに入れていますが、左が旧機種、右が新機種。手帳型ケースは、新機種についても、アマゾンから別購入。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

205 スカイツリーとレインボーブリッジ

 東京スカイツリーが、5月22日に開業13年を迎えますね。

 開業したその年(2012年)に、今は亡き弟が、有明に勤務することになった私のために、スカイツリーを出発地に浅草から有明までの隅田川東京港クルーズの乗船券をプレゼントしてくれました。 

 スカイツリー展望台への入り口は行列でしたが、高所恐怖症の私は下から見上げるだけで満足して、早速、浅草から水上バスに乗船。隅田川を下り、日の出桟橋からレインボーブリッジをくぐって、東京ビッグサイトまでの船旅を満喫したのでした。

 (掲載写真は、その時に撮影したものです。)

 

 

 

 

© 東京スカイツリー

 

 

© レインボーブリッジ

 

© 水上バスから

 

 

 

 

 

 

 

 

204 スズメの砂浴び

  除草して土がむき出しになったわが家の新しい庭に、スズメが飛んできて、砂浴びを始めました。

 初めは1羽。続いて2羽目。しばらくして3羽目がやって来ました。

 砂浴びは、寄生虫や汚れを落として、羽を清潔に保つためなのだそうです。

 砂と言っても、乾燥した土ですから、土ぼこりが舞い上がるのですが、スズメたちには、それが快適なのでしょう。繰り返し繰り返し、せわしく動いて、まるで楽しく遊んでいるようでした。

 

3羽になりました。

 

 飛び去った後には、お椀のような穴ができていました。

 土の色とスズメの色がよく似ているので、写真では分かりにくいと思いますが、どうぞ探してみてください。

 

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203 匠が使いこなした大工道具:ノコギリ

 前回に引き続き大工道具シリーズ第5回、ノコギリ(鋸)。

 日本のノコギリは、刃の並びが手前に引いて切るようにできていますが、西洋のノコギリは、逆に手前から押して切るようにできているそうです。

 

 ♪ 押してもだめなら引いてみな。それ、日本のノコギリですから。 

 

 

 

☆ 大工道具シリーズ:

  164 匠が使いこなした大工道具:特殊鉋 - 奥武蔵の風

  165 匠が使いこなした大工道具:平鉋 - 奥武蔵の風

       183 匠が使いこなした大工道具:墨壺 - 奥武蔵の風 

  202 匠が使いこなした大工道具:ノミ

 

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202 匠が使いこなした大工道具:ノミ

 大工道具シリーズの第4回、ノミ。漢字で書くと「鑿」。

 漢字、難しくて覚えるの大変そう。でも、ノミを使いこなすのは、もっとずっと大変なんですよね。実際、釘などの金属を使わずに、木材を組み合わせる技法は、ノミあればこそ。

 ちなみに、酒飲みが「左利き」と称されるのは、ノミを持つのが左手だからだそうです。(ノミ手⇨飲み手)

 

 

 

 

 

追伸:ノミどころか、いまだ「はてなブログ」が使いこなせず難儀しております。