セメント瓦の塗装とストラクチャー配置の変更 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

セメント瓦の塗装

 給水塔に水を送るポンプ小屋の屋根を、長年、未塗装のまま放置していました。

 ずっと気にはなっていたのですが、最近になって、ようやく塗装することができました。

未着色のポンプ小屋の屋根

 

 他のストラクチャーと同じく、瓦はペーパー製です。未塗装の状態で分かる筈もないですが、この瓦はセメント瓦のつもりです。

未塗装のペーパー製瓦

 

 粘土瓦(左)とセメント瓦は、色合いが全く異なります。

 粘土瓦は、古くなっても”銀色の輝き”を感じることができますが、古いセメント瓦は、煮染めたような艶消しの灰色です。この写真では分かりづらいでしょうが、私の眼には、古いセメント瓦の灰色の下に、黄土色が透けて見えるような気がします。 

粘土瓦とセメント瓦の色合い

 

 そこで、まず、全面に黄土色を塗ります。

 塗料はアクリル絵具です。

塗装第一段階

 

 白と茶色で、所々にニュアンスを付けます。

 この段階では荒唐無稽な色合いに見えますが、次の工程で、少し色が剥げて落ち着くので、気にする必要はありません。

塗装第二段階

 

 全体に、黒のウオッシングを施します。

 ウェザリングの際のウオッシングに比べると、かなり濃いめに溶いています。

塗装第三段階

 

 黒のウオッシングが乾く前に、白を塗ります。

 白の塗り方の説明が難しいのですが、”少し水を含んだ絵具を筆で押し付けていく。”と言えば、ご理解いただけるでしょうか。

塗装第四段階

 

 乾燥したら、こんな感じになります。

 セメント瓦の感じが出せたでしょうか?

セメント瓦塗装完成

 

 色合いは今一つな気がしますが、粘土瓦(↓)との質感の違いは表現できたと思います。

 瓦の作り方や、粘土瓦の塗り方は、こちらの記事をご参照ください。

粘土瓦の塗装

ストラクチャー配置の変更

 以前の記事に書いたとおり、ダイヤ運転の都合により、機関庫線を浦之津駅の発着線として利用していましたが、これがどうにも気持ち悪いので、機関庫の位置を動かしました。

以前のストラクチャー配置

 

 機関庫を南側の側線上に動かし、給水塔も南に動かしました。

 これで、機関庫から旅客列車が発車するという気持ち悪さが解消されます。

変更後のストラクチャー配置

 

 長年親しんだ配置を変えるのは抵抗もありましたが、機関庫と給水塔を動かしたおかげで、運転台から見える空き地が少なくなり、鉄道施設の密度が高くなったように見えます。結果オーライですね。

密度が高まったストラクチャー
 
 今回の記事は、ここまで車両が登場しなかったので、最後は鉄道模型のブログらしく、蒸気機関車の動画で締めくくりたいと思います。
 機関庫で目覚めた9600が転車台に向かうところを撮りました。機関車が画面を往復するだけのつまらない動画ですが、お時間があればご笑覧ください。
 
 本日も、ご訪問ありがとうございました。