今回のダイヤ改正のプレスリリースがありました。
予想はされていたけど石北本線のキハ40は完全撤退、釧網本線のキハ54も合わせてH100に置き換えとなります。
これまで何度も重要なダイヤ改正を境に鉄道ファンの意識上の分断を感じて来たけれど、今回もそうなるだろうと思います。
過去に遡っていきましょう。なお北海道限定とします。
今回のキハ40世代は〜2025まで。
キハ40は最後の国鉄汽車旅目撃世代とします。
その前は〜2016までの「はまなす」があった。
最後の夜行急行、周遊券時代体験世代と呼びましょう。
その前がローカル線世代。国鉄ネットワーク体験世代とでもしましょう。諸説ありますが、1995年の深名線廃止が一つの区切りと思います。
そして1986.11の旧客、国鉄最後のダイヤ改正
実質的に最後の国鉄体制体験世代といえます。
その前は53.10を無理やり入れます。
なぜならここから国鉄の衰退が目に見えたから。
そして言わずとしれた50.12(入れ替えを入れると51年まで)蒸気体験世代でしよう。
それぞれ最後に体験できた層と体験できなかった層では趣味のコアとなる部分が違うので「いいものだ」とわかっていても実体験を持つ持たないで決定的な違いがある。
それを感じているからお互いに踏み込まないようにしている空気すら感じる。(考えすぎかもしれないけれど)
今後も北海道を旅するYouTubeチャンネルは残るだろうが、キハ40世代(最後の国鉄汽車目撃世代)からH100主体の旅チャンネルを見てどう思うだろうか。
自分と思っていない車両に対しいかにも楽しそうにしている動画を見たら、「違和感」を覚えてしまうのではないだろうか。
将来キハ40ふうにラッピングしたH100が「昔懐かしいレトロ気動車」なんてニュースが流れるだろうが、それを見てどう感じるか。
その感覚が過去の分断にもあったという事です。