横川駅
群馬県安中市にある駅です。
横川駅はかつて碓氷峠越えの拠点として賑わった駅です。
軽井沢との間にある碓氷峠は最大66.7‰の急こう配があり、補助機関車無しでは峠を越えることができなかったため、全ての列車が停車しました。
駅の近くには横川機関区があり山間の駅ながら信越本線屈指の主要駅として発展しました。
1997年に北陸新幹線が長野まで開業すると、碓氷峠の在来線区間を維持する必要が無くなったため、横川から軽井沢間は廃止となり横川駅は終着駅となりました。
軽井沢に比べるとこれといった観光開発もされておらず、碓氷峠越えの拠点と賑わった面影は今も残っています。
かつての横川機関区は「碓氷峠鉄道文化むら」として整備されています。
駅舎。平屋建ての木造駅舎です。2012年にリニューアルされています。
切符売り場。自動券売機が設置されていますが、みどりの窓口は閉鎖されています。
改札口。かなり利用客は少ない駅ですが、自動改札機が設置されています。
ホームは2面2線。
右側の広大な空き地は当然ながら昔の横川駅構内です。
昔は2面3線でした。現在も一応本線と線路は繋がっており、碓氷峠鉄道文化むらへ保存車両を搬入するときなどに使用されたようです。
終端部。北陸新幹線が長野まで開業した際に横川と軽井沢間は廃止されました。
ローカル列車でこの区間を往来する人が殆どいなかったためです。
現在はJRバスによる連絡が行われています。