JR東日本五能線の旅もいよいよ終盤にさしかかってきた。五所川原駅に続いて陸奥鶴田駅に停車した快速「リゾートしらかみ1号」(橅編成)は終点青森駅を目指して駅を発車した。

 外は相変わらずの雨模様•••日本の歌謡史に謳われてきた津軽平野の風景を彷彿とさせる車窓風景を望むべくもない眺望なのは仕方ない。天気だけは時の運として諦めるほかない。

 147.2kmと路線距離のうち半分以上は日本海の海岸に沿って進み、残りの多くの区間では田園地帯が広がる平野部を走るという車窓風景の変化は乗っていて楽しい路線であることは確かだ。


 雨が降っているとはいえ、岩木山が姿を見せてくれた。この日の朝は鯵ヶ沢で少し雲が切れて青空も見えたから宿から散歩がてら日本海を眺めに出かけた時に岩木山を遠望することはできたが、こうして津軽平野から角度を変えて眺めることができた。

 田園風景が広がる津軽平野から眺める岩木山は存在感抜群で、さすが津軽富士と称されるだけのことはある。

 この天気だからくっきりと全容を眺めることはできなかったが、視界を遮る建造物や鉄塔などがほとんど無かったから貫禄ある姿を堪能することができた。

 


 次の停車駅である板柳駅が近づいてきた。


 開放感溢れる風景を眺めつつ、ちょっと気怠さを感じる空間に浸りながら過ごす•••そんな時間が好きだ。


 次回に続きます。







最近撮った写真は

 

 

 

 

 

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