大阪難波〜近鉄奈良間で運行される阪奈特急は現在日中の運行は無く、朝と夕方以降のみの運行になっているため通勤ライナーって感じもしますが汎用形最長の10両編成による列車もあり、旅客輸送に貢献しています。かつて運行されていた日中の列車は4両編成が多かったですが新旧様々な車両が見られたので趣味的に面白く、今は名伊乙特急で主に活躍する赤幕サニーカーも充当されたことがあります。


(2023.12.5 瓢箪山にて撮影)

 阪奈間は特急の運行が無くなった日中も特急車の回送があるため車両そのものは見ることが出来、22000系等が一般車に混じって走行する姿を見ると営業列車があった頃を思い出します。阪奈特急は停車駅や所要時間が快速急行と大差無く、着席のための列車という印象がありましたが専用車両での運行のため設備面ではこちらの方がはるかに上で、特急料金520円を追加するだけの価値はあります。


(2023.12.5 瓢箪山にて撮影)

 撮影した回送列車に充当されていた車両は22000系AL16で、西大寺車庫へ向かうと見られますが非営業列車とは言え日中に瓢箪山から石切にかけての連続急勾配を走行する特急車の姿が見られるのは有り難く、面白味があります。また瓢箪山〜石切間では特急車の回送だけでなく団体用車両が見られることもあり、撮影することが出来たらラッキーです。