2023.12.9 ロマンスカー・VSE(50000形)乗車付き引退記念撮影会② | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

いよいよ最後の記録、はじまる


海老名電車基地39番線に据え付けられたVSE。

13:45頃から、いよいよ撮影会が始まった。


実は今回、並んだ順にA班・B班と分けられ、その順に撮影が行われた。

先ず15分間は手前の架線柱より左側がA班で、右側がB班。

その後の15分間で左右が逆転した後、5分間は引き、ラスト15分間がフリーとなった。

自分はA班となり、正面から向かって左側をあちらこちら転戦。


スペースも申し分なく広く取られ、ストレスなくゆっくりと撮影することができた。

公式に注意通達されていたことではあるが、三脚や脚立の持ち込みが無かったのも良かった。


何より、気持ちのいい冬晴れ!


…というには実は気温が思っていたより上がり、時折汗に苦心したのはここだけの話。

朝晩が冷え込んだが、予報を見越して厚木厚着してこなかったのは正解だった。


幾度か行われてきた海老名電車基地での撮影会だが、自分は一般公開以外は今回が初めて。

そして、これが最後のことになったため、つくづく雨雪に降られなくてホッとした。


有料撮影会には懐疑的だった自分だが、これだけの環境で撮れて、かつ最後に乗車もできるなら

これはこれでアリ、と思ってしまうあたり調子のいいもんだと自ら苦笑してしまう。

しかもお土産のグッズも付いてだから、まぁ…良いか!と割り切ってしまった。


ただ、値段と内容のバランスというものは、これからもよくよく注意して見るポイントになる。

先月もどことは言わないが、なんだかな〜と感じる事例も散見されてきているので。


とにかく今回の海老名は、終始いい意味でまったりムードで推移。

所々に顔見知り同士が居たのか、談笑も聞こえつつの良い雰囲気のまま時間が流れていった。

自分も団臨乗車の際にお世話になった人に再会したり、楽しい時間を過ごせたのである。


時には、留置中の1000形と並べてみたり。


引いたり、視点を落としてみたりとできうる限りのアングルを試してみた。

さすがにバラスト上でずっとしゃがんでいるのは疲れるので、短めにはしたが。


これほど唯一無二の個性を持った車両も、そうそう出てこないのではないか。

細かいことを今更あれこれ言い出したらキリがないが、それが出した時の精一杯。

間違いなく箱根観光で「行く理由」になる車両だったことは歴史が証明している。


それゆえに保守・維持が大変だったこともまた事実で、それが引退を早めた。

それもVSEがVSEであるためにはやむを得ざることだったと思うし、それも伝説になっていく。

ただそれだけのことと、静かに送り出すのもファンの責務だと思うのだがね。

水面下に感じた僅かなモヤモヤは、ラストランが進むにつれてより広がっていくことになる。