昨日の話。
赤穂に牡蠣の食べ放題に行ってきた。
相生の食べ放題に行く予定だったんだけどアクセスを考えて赤穂に変更。
18きっぷでの出陣である。
朝は7時51分発の丹波路快速で出陣。
いざ赤穂の坂越へと向かう。
 
が・・・朝からまぁいろいろあった。
お供のチビについてである。
ノー勉であることは周知の事なのだがこいつのインチキが判明しまして。
 
勉強をしないのでせめて英語だけでもと、英検を受ける予定である。
で、本屋で一番薄っぺらくて簡単そうなテキストを買い、一日2ページずつやる約束をした。
しかしたった2ページでもあれこれゴネてやらない方向へもっていこうとする。
なので1週間で5日、週10ページをやることとした。
いやね、これってやる子なら1日で終わる内容である。
 
だが・・・奴はやっていなかった。
毎日やってるか?と確認すると「やってる」という。
で、「見せろ。見ないとやってるかどうか確認できない。」と伝えるもやれ「学校に忘れた」だのなんだの怪しいことをいう。
これまでことがあるので全然信用していないだが前日に「今日の分、やったのを見せろ。やるまで行けなからな。」とくぎを刺しておいたんだが今朝チビの部屋にガサ入れに入るとチビの犯行が明らかになった。
本来20ページやっておかなければならないところ、なんと6ページしかやっていないかった。
「お前これどういうことや?」と問い詰めると「やってませんでした」とあっさり自供。
ウソをついた動機を確認すると「だってごちゃごちゃうるさいんだもん」ともう小学1年生のような言い訳をのたまう。
「ごちゃごちゃ言わなきゃやらんだろ。つーかごちゃごちゃ言ったってやらないんだから。」
もうね、がっつり入ってチェックしないとインチキばかりするのでどうにもならん。
 
で、「お前、やらなかったら行かないって言ったよな?どうすんのこれ?」と言うと「電車の中でやる」という。「んなもんやれるわけねーだろ!?」と聞くも「やる」と言うので「んじゃ、シャーペンと辞書を持って来いよ」と伝えて出発の準備をさせた。
これね、嫁なら絶対に行かないパターンである。
が・・・僕は行く。なぜかって?そりゃ牡蠣が食べたいから(笑)
でまぁチビを連れて行かないのもあれなので連れて行くことにした。
 
電車は尼崎にとうちゃこ。
ここからは新快速で坂越まで1本である。
いや~東西の移動については新快速は非常に便利である。
というわけで電車の中で勉強をさせる。
「よし、シャーペンを出せ!」というも「あ、忘れた」
「は???シャーペンなしでどうやって勉強するんだ???まぁいいや。辞書は持ってきたんだろうな?」と聞くも「あ、忘れた」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「お前、何やってんだ?あれだけ言って忘れるとかありえんだろ?」
こいつ完全にやる気がない。くそぉ~こんなアホに育てた覚えはないぞ。
さらに「じゃ、とりあえずわからん単語は全部スマホで調べろ。で、問題やって自分で答え合わせをしろ」と伝えるも「あ、答え忘れた。」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
もうほんとに嫌になる。もう情けなくて涙が出そうになる。
ほんとは自学自習をさせて僕は車窓を眺めて乗り鉄の旅を楽しもうと思ったんだが、そういうわけにもいかなくなった。
もうがっつり横について1問1答で伴走することになった。
須磨の海岸や明石海峡大橋など見どころの車窓を見ることもかなわず、チビについて一緒に勉強する。英検4級ならさすがに僕でも教えられる。
が、まずチビは単語を全然覚えておらず、熟語も言わずもがなの状況。
もうね、過去形とかになると全然わかっていない。goがwentになったらわからん。
発音も、もううんざりするくらいで「early」を「エアリー」とか読んだりする。
さらに「え~」「でもさぁ~」とかばっかりなので坂越に着くころには僕の方ももうげっそりである。
こりゃ1日2ページを完璧にとかではなく理解4割とかでもいいからとりあえず一通り進めさせて2周くらいさせる必要がある。
でないと永遠に進まない・・・。つーかこれ1月に4級無理だろ。まだ申し込みしてないけどどうしようかね・・・。
そんな感じで、息も絶え絶え尼崎から1時間半をかけてやっとこさ4ページを終わらせた。
そして坂越の駅にとうちゃこ。
いや~結構降りるんだな。
赤穂線、何度か乗ってるけど坂越って名前、全然記憶になかった。
そして列車は終点の播州赤穂に向け走り去っていった。
こちら、相生方面。
このまっすぐな線路を走る列車を撮りたいですなぁ。
駅舎。ハイキングの人と「牡蠣ですよね?」って人たちでごった返す。
初めて降りる駅である。
もう一本遅い電車でも間に合ったんだが、バスへの乗り換え時間が3分と心許なかったので余裕をもって35分前にとうちゃこ。
これから向かう下記の食べ放題の場所までは3kmあまり。歩けない距離ではないんだがバスで向かうことにした。
タクシーはね・・・やっぱ高いから。
で、バスの待ち時間でも英検のテキスト。その間に上下線で2本の列車が通過。
思えばこいつらで相生方面のストレート区間の撮影ができたんだが、チビにつきっきりでそこまで頭が回らなかった。
で、バスがやってきた。
神姫バスである。
なんか意外だったんだが神姫の姫は姫路の姫である。
神戸だけじゃなくて姫路を中心とした播州でも走ってるんだろうな。
というわけで坂越の駅を出発。
坂越ってね、全然知らんかったんだが
古い町並みが残っている。
あれだな、ぶらぶら散歩するにもいいところだな。

今度は牡蠣じゃなくて街歩きで来てみたいところである。

牡蠣がとれるくらいだから当然海もあるわけで。

で、目的地の海の駅しおさい市場の最寄り、大黒のバス停にとうちゃこ。

運賃¥210。安い!

おぉ~やっとるやっとる。

牡蠣じゃ牡蠣じゃ~!!!

有名なんすかね?知らんかったけど。

まぁ赤穂とか日生とか牡蠣は有名ですよね。

牡蠣がらを捨てるためのベルトコンベア。

食えるところはないかと虎視眈々とカモメが狙う。

必死だな。

いや~人間が牡蠣打ちをするんじゃなくて機械なんだな。

で、こんな感じで積みあがっていく。

なんか久々に漁港の景色を見たなぁ。

まさに海の駅。

で、お土産とか食堂があるその隣に

目指す場所があった。

これですよ、これ。

朝からしこたま焼き牡蠣を食ってやるのである。

さぁこれから70分一本勝負である。

受付を済ませいざ戦場へ。

ここから好きなだけ牡蠣を持っていく。

 

いざ試合開始。
これを見てお分かりかもしれんが我々ガチである。
殻付きの牡蠣ってね、破裂するんですよ。
パン!という音とともに牡蠣殻と汁が飛び散るのである。
で、服が汚れるのを防ぐためにレインコートを持参である。
ちなみに100均である。だから汚れようが破れようが気にしない。
何周かして皿が汚くなって申し訳ないがじゃんじゃか焼いて食っていく。
 
時折、パン!と破裂して殻と汁が飛び散る。
まぁ服の汚れは防御できるんだが顔とか手とか肌が露出してるところにかかるとめちゃくちゃ熱い。
あちこちから時折「熱っ!」という声が聞こえる。
僕も何度か被弾した・・・。
周囲を見ると結構カップルが来ている。
彼女さん、結構気合を入れた格好をしているんだが「あ~ぁ。汁が飛んで汚れるのに。」とか思いながらひたすら食べる。
ピンボケ。
小ぶりですけど
旨し!!!
いやね、ほんと旨い。
で、すぐ焼けるのね。
最初は殻をこじ開けるのに戸惑ったりしたけどすぐにコツをつかんだ。
柚子トウガラシやレモン汁をかけて食べる。
 
広島人の僕は牡蠣にはうるさい。
地御前(←って場所があるんです)の牡蠣で味覚を鍛えとりますけぇのぅ。
 
それでもやっぱり
旨し!!!
チビは15個ほど食べて「もう腹いっぱい」とのこと。
まぁ牡蠣ってちょっと癖もありますからな。
子供的にはそんなもんなんだろう。
嫁からは「あまりたくさん食べるな」と言われたらしい。
生もんですからねぇ。
気持ちはわからんでもない。
で、70分経って試合終了。
結局僕は53個食べた。
周りを見ると大人の男2名とかだとこれの倍くらい食べてる人もいた。
そこと比べるとちょっと見劣りする結果である。
 
時刻は11時45分。
次に乗る電車は12時12分発である。
バスだとその時間に間に合わず歩いても厳しい。
というわけでタクシーで駅に戻ることにした。
タクシーが来るまで周囲を見学。
いや~いっぱいありますな。
この豊かな海で採れるんですなぁ。
時期がもう少し後だと、つぶも大きくなるのかねぇ。
けど食べ放題だからたくさん食べればいいわけで。
僕的には非常に満足だった。
ひたすら牡蠣殻が積みあがっていく。
食えるところがないか探してるのかね?
あ~狙ってる狙ってる。
おぉ~目ざとく見つけましたな。
 
1時間半程度の滞在だったが、海の駅しおさい市場を満喫しタクシーで駅へと戻った。 続く