リフトの最後を見届けてケーブルに駅へと向かう。
が・・・
ひゃ~!!!
予想はしてたけど登ってきたときの渋滞が解消されてはおらず。
で、しばらくして振り返ると行列が伸びる伸びる。
こりゃ17時が最終とか絶対無理だな。
さっきてっぺんのリフト乗り場のところですれ違っていった人達はこれを見越してたのかな???
けどリフトはもう止まってるわけで・・・。
17時を超えたところで駅名標に灯がともる。
しかしあれだな。
全縦が終わって3週間。
日暮れの時間がどんどん早くなっているのを実感する。
ピンボケだけど夕焼けの大船山。
行列に並ぶこと35分。
やっとこさここまで来た。
待合室、パンパンですな。
どしたの?最終便狙いの人たち???
あ、足湯があるんですか?
にしても余裕ぶっこきすぎでしょ。
やはり最終便の人たちか???
そして僕が乗る便の改札が始まる。
もう2度とここを通ることはない。
羽束山。夕日がきれい。
さぁ乗り込みますよぅ。
さらば山上駅。
つーかこんないいところだったらもっと来ておけばよかったな。
飾られた昔の写真。
そんな時代もあったねと
いつか話せる日が来るわ~♪
車両は下界を目指す。
そして到着すると・・・
うわぁ~~~~!!!
おいおいなんじゃこりゃ!?
最後を見届ける人たち???
いや~楽しかった。
最後に乗りに来てほんとによかった。
おつかれちゃん。
そして再び上へと引き返す。
テレビ局の人。
読売テレビさん。
さ、帰るか・・・。
ありがとう。
さようなら・・・
いやいや、やっぱり戻ろう。
ここまで来たんだもの。
僕も最後を見届けよう。
その後、上から下ってきたのが3本。
鉄道のラストランって阿鼻叫喚と言うか、民度の低い奴らが集まってほんと怒号が飛び交う最悪な状況になりがちなんだが
今日はみんな行儀が良くてあったかい気持ちになった。
テレビ局の人も最後の画を抑える。
そして車両の電気が消えた。
テールランプと車内の明かりが落ちる。
「終わった・・・」
最後職員さんから「63年間ありがとうございました」とか言う挨拶があるのかと思ったけど、リフト同様何もなく終了。
職員さんが帰り始めたので「あ、そんな感じ?」ということで僕も撤収。
電気つけっぱなしなのかな?
けど職員さんも妙見口の駅に向けて歩き始めたもんな。
黒川駅から妙見口までは1kmあまり。
へぇ~山バッジあるんか。
まぁ三角点にタッチした日に買おう。
妙見口駅前の商店。
この辺もしし鍋ですか。
旨そうですな。
ほぉ~。うまそう。
僕はお土産にこちらを買いました。
旨かった。お値段もよかったけどね。
そして妙見口駅。
行きに通らなかったので初めて見る駅舎。
電車がやってきた。
とうちゃこ。
見えにくいけど
「大阪最北端の駅」と窓ガラスに書かれております。
折り返しすぐの発車なのでこの電車は見送る。
バイビ~。
で、駅の待合室へ。
いい雰囲気ですな。
ちょっと違うけど石北線の旧白滝駅の待合室を思い出した。
相当年季の入った待合室である。
ジャーキーを買ったお店の隣にもこういうお店が。
なんか心の洗濯でぷらぷらするのによさそう。
つーかなんか懐かしい感じのするところなんですよね。
癒されるというか。
というわけで改札をくぐる。
こういっちゃあれだけど結構な田舎なんだが電車は10分に1本やってくる。
基本的には能勢口まで行かずに山下で日生中央からくる電車に乗り換え。
山下までは基本2両編成。
これ朝とか結構しんどいんじゃないかね。
日生中央なら始発なんでワンチャン座れるんじゃなかろうかと思うんだけど、こちらの線の沿線の方は山下で乗り換えて座れるんだろうか?
ここからは能勢口までの直通もほぼない。梅田直通は言わずもがな。
梅田まで行く人はきっと山下から日生エクスプレスを狙って乗るんだろうけどね。
通勤の事を考えたらあちらに住んだ方が便利そう・・・。
おっ、来た来た。
バイバイ、妙見口。
なんか興味を惹かれるのでまた来ると思う。
おっ、今度のはヘッドマークがついてる。
おぉ~。サヨナラしてきたよぉ~。
そして折り返し。
車内には昔の写真が。
なんかこういう昔のやつ好き。
こういう地元の歴史には非常に興味がある。
いいねぇ。
こんな時代もあったんだなぇ。
なんか当時を生きていないけど遠い目になりますなぁ。
で、山下にとうちゃこ。
妙見口は昔話に出てきそうな雰囲気だったけど、途中のときわ台とか光風台とかは普通に住宅地だった。
同発でお互いが反対方向へ走っていく。
山下は3面4線の駅。
日生中央とか行ったことないから知らんけど、この駅が能勢電の中では一番でかいんじゃないかな。
能勢口はのぞいて。
今時線路に平行な横並びのベンチって珍しい。
いまは転落防止で向きが変わっちゃったもんな。
明日からはこのヘッドマークも外しちゃうんだろうな。
楽しかったよ。
来てよかった。
その後能勢口行きの電車に乗り込み、能勢口を目指す。
というわけで3時間かけて歩いた道のりを、帰りは30分足らずで能勢口に戻りましたとさ。 おしまい