おはようございます!

また早朝でございます!!

今回は東京駅でございますぅ指差し

↑この列車は山形新幹線『つばさ121号』新庄行きのE3系です。この列車は全区間を単独(7両編成)で走ります。

↑後方10両分はガラーンとしています。

『つばさ121号』は毎日運転の定期列車ですが、東京ー福島間を臨時の『やまびこ121号』仙台行き(E2系10両編成)と連結をして走る日があります。

ちなみに『つばさ』には乗りません。

↑『つばさ121号』が発車した後に入線してきたのはE7系。今回この車両にまた乗ります。

E7系・W7系が走るのは上越新幹線と北陸新幹線のみ。さて、今回向かったのは・・・

↑まもなく大宮に着きます。もちろん降りません。

↑大宮を出ると、鉄道博物館の前を通過。この先で東北新幹線と分かれて上越新幹線を走行します。

↑熊谷を255㎞/hで通過中。大宮を出ると次は高崎です。本庄早稲田も通過します。

↑赤城山系の山々を望みながら神流(かんな)川を渡り、埼玉県から群馬県に入ります。

見えている橋は関越自動車道です。群馬県に入る直前に上里(かみさと)サービスエリアがあります。

☀️今日もいい天気だ!☀️

↑高崎を出ると、線路が分かれていきます。

↑上越新幹線とはここでサヨナラです!

ということで今回も北陸新幹線へ!!

さて、どこまで行くのか・・・

↑安中榛名付近にて。☀️青空と紅葉がきれいです🍁

↑軽井沢到着直前に、雪を被った浅間山が見えました。山の中腹辺りに雲の帯が見えるけど、軽井沢も青空です。

軽井沢では大勢の方々が降りていきました。僕はまだ降りませんよ。

↑佐久平は小海線との乗換駅。この駅は新幹線が地上、小海線は高架で交差しています。

↑先日はこの駅で上田電鉄に乗り換えて、中野駅と別所温泉に行ってきました。でも温泉には入らなかったです。

↑長野に到着。まだ降りません。

長野は全ての列車が停車します。

『あさま』は全列車が東京・上野ー長野間の運転です。

『かがやき』と『はくたか』は、この駅でJR東日本とJR西日本の乗務員さんが交代します。

このため、長野ー上越妙高間はJR東日本の区間ではありますが、全列車がJR西日本の乗務員さんが担当しています。

↑長野を出て1分後、長野総合車両センターの横を通過。逆光で非常に見えづらいですが、在来線時代の特急『あさま』に使用していた189系などが留置されています。

雲が増えてきたけど、青空も見えています。

↑さらに2分後・・・ おやぁ・・・? 何だか急に雲行きが怪しくなってきたぞ・・・ 日本海側はあまり天気がよろしくないとは言ってたけど・・・

↑飯山に到着。JR飯山線はお乗り換えです。路面が濡れとる・・・

↑上越妙高はJR東日本区間最後の駅です。JR信越本線から引き継いだ、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインはお乗り換えです。

↑JR西日本区間最初の駅は糸魚川。駅名標もJR西日本仕様になりました。JR西日本の大糸線と、JR北陸本線から引き継いだ、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインはお乗り換えです。

I'll get off.

降ります。

ということで、富山県にやってまいりました!

↑東京6:28発の『はくたか551号』に乗ってきました。東京方面からの列車で、黒部宇奈月温泉に停まる最初の列車になります(黒部宇奈月温泉8:55着)。

実は中野駅めぐりをする数日前に、きっぷは購入してありました。

↑黒部宇奈月温泉駅の下り(金沢方面)ホームから望む立山連峰。

天気は回復しました。ただ、この日の富山県内の天気予報は午前中は曇り、午後からは雨となっています。

黒部宇奈月温泉駅に停まる列車は、定期列車の『はくたか』全列車です。

『かがやき』の全列車と一部の臨時『はくたか』は通過します。

『かがやき』は全車指定席です。自由席特急券ではご乗車にはなれません。

↑富山地方鉄道に乗り換えます。

富山地方鉄道(以下、地鉄)は新黒部という駅名です。黒部宇奈月温泉駅とは道路を挟んで隣接しています。道路を渡る際の信号は押しボタン式です。

新黒部の駅前には黒部峡谷鉄道で活躍した機関車とトロッコ車両が展示されています。




↑新黒部駅から地鉄に乗ります。

地鉄の鉄道線(本線の電鉄富山ー宇奈月温泉間、立山線の寺田ー立山間、不二越・上滝線の稲荷町ー岩峅寺間)は、ICOCAやSuica、PASMOなどの全国交通系ICカードの利用は出来ません。

新黒部駅のきっぷ売り場では、駅員さんに行き先を告げて乗車券を発行してもらいます。

駅員さんは9:00~平日は15:00まで、土曜と休日は15:30までおります。繁忙期などは時間が変更となる場合があります。

↑宇奈月温泉に行きますよ。

↑1面1線の新黒部駅。ホームへは階段かスロープで上がれます。

目の前の高架は北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅です。その向こうに見えている橋は北陸自動車道です。すぐ近くには黒部ICがあります。

黒部ICから宇奈月温泉までは、県道53号と県道14号を通って約13㎞です。

地鉄の新黒部駅は2015年2月26日に開業、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅は、18日後の3月16日に北陸新幹線開通と同時に開業しました。

地鉄が北陸新幹線と同じ駅名にしなかったのは、すでに宇奈月温泉駅があるため、混同を避けるために新黒部という駅名になりました。

ちなみに新黒部ー宇奈月温泉間の営業キロは12.6㎞あります。

↑9:11発(※休日は9:13発)の普通 宇奈月温泉行きに乗ります。

来た列車は元京阪電気鉄道3000系の10030形2両編成です。

※地鉄の休日ダイヤは、土曜・日祝日・振替休日と12/30~1/3です。

新黒部を発着する列車の運転間隔は、約30分~約1時間です。

普通列車の新黒部ー宇奈月温泉間の所要時間は約25分です。途中、9駅に停まります。

本数は少ないですが、特急列車も運転しています。

乗車には特急料金が必要で、新黒部から宇奈月温泉までの特急料金は大人110円、子ども60円です。

地鉄の特急列車は全車自由席です。

平日は『くろべ21号』のみの運転で、新黒部は10:18発です。

休日は
『くろべ21号』が10:37発
『くろべ23号』が12:05発
『くろべ25号』が13:21発です。

特急は新黒部を出ると、次は終点の宇奈月温泉です。所要時間は17分です。

宇奈月温泉行きの特急『くろべ』は全て電鉄黒部始発です。電鉄富山・新魚津方面から『くろべ』に接続する列車はありません。

また、電鉄富山・新魚津方面から宇奈月温泉行きの特急列車も平日・休日ともありません。

↑10030形の車内。座席は転換クロスです。背もたれを前後に動かして座る向きを変えられます。

↑補助席は使用出来ません。

↑車窓からの立山連峰。

↑紅葉と霧氷。所々で見られました。写真は宇奈月温泉駅到着前の車窓から。

↑9:35(休日は9:41)に終点の宇奈月温泉に到着しました。東京から3時間ちょっとで来ることが出来ました。

駅前には温泉の噴水があります。

宇奈月温泉駅は橋上駅舎です。改札内と改札外にエレベーターが1基ずつあります。

今年で宇奈月温泉は開湯100周年、宇奈月温泉駅も開業100周年を迎えました🎊

↑こちら、日帰り入浴施設の宇奈月温泉総湯「湯めどころ宇奈月」さんです。

宇奈月温泉駅を出て踏切を渡り、左折するとすぐです。

1階には入浴受付や観光案内所の他に、お風呂に入る方もそうでない方も自由に休憩が出来るフリースペースがあります。

お風呂は2階と3階にあり、2階は「桃の湯」、3階は「月美の湯」です。日替わりで男女入れ替え制になっています。

↑この日(12/1)の男湯は2階の「桃の湯」です。

温泉に入るのは、どれぐらいぶりだろうか?たぶん10年以上入ってないと思います。

宇奈月温泉の泉質は弱アルカリ性単純温泉。

お肌に優しい、しっとりすべすべな「美肌の湯」と云われています。お湯は無色透明で少しトロッとしています。

浴槽は湯温41℃~42℃と43℃~45℃があります。

3階の「月美の湯」には露天風呂もあります。

入浴料金は高校生以上が510円、小・中学生は250円、小学生未満のお子さまは無料です。

フェイスタオル(110円)、バスタオル(レンタル。150円)などのアメニティグッズもあります。

いずれも受付横の券売機で券を購入して受付に渡します。渡したらロッカーのカギと購入したタオルなどのアメニティグッズを受け取ります。

定休日は12月~4月が毎週火曜日、5月~11月は第4火曜日です。

営業時間はお風呂が9:00~22:00(最終受付は21:00まで)、観光案内は9:00~17:00です。

↑入口の所には足湯(左)と飲泉(右)があります。飲泉は約65℃もあるので触らないように注意

建物の裏側にも足湯があります。足湯と飲泉は無料です。

いや~、久々の温泉♨️、最高でしたわ!

↑宇奈月温泉駅のホーム先端には、水戸岡鋭治さんがデザインした「宇奈月温泉 駅の足湯 くろなぎ 」があります。

目の前には黒部峡谷鉄道の車両基地があるので、トロッコ車両や機関車を見ながら入るのも良いかも。

足湯にはホームからと外からの両方から入れます(間に仕切りがあります)。

↑宇奈月温泉駅から200mほど離れた所にある黒部峡谷鉄道の宇奈月駅。この日から冬季運休期間に入りました(来年の5月頃まで)。

↑前日(11/30)まで営業運転を行っていたせいか、入換作業が頻繁に行われていました。

↑残雪?

↑宇奈月温泉10:37発の普通 電鉄富山行きに乗ります。車両は元西武鉄道5000系レッドアローの16010形2両編成です。

宇奈月温泉に着いてまだ1時間ですが、僕は長湯をしないので、これだけの時間があれば充分なのです。

以降の列車は、
11:02発の特急『くろべ22号』電鉄黒部行き。終点の電鉄黒部では接続する列車はありません。

電鉄黒部から先、新魚津・電鉄富山方面は、上記の10:37発か11:40発の普通 電鉄富山行きの利用となります。

上記の列車は平日ダイヤです。

休日は・・・
10:25発の普通 電鉄黒部行き。終点の電鉄黒部で始発の新魚津方面、普通 電鉄富山行きに接続します。電鉄黒部での接続時間は19分です。

以降は、11:00発の特急 『くろべ22号』電鉄黒部行き、電鉄黒部から先、新魚津・電鉄富山方面は上記の10:25発か11:41発の普通 電鉄富山行きになります。

その他の休日の特急列車
9:02発の特急
12/1~4/14は『うなづき2号』電鉄富山行きです。

4/15~11/30は『アルペン2号』立山行きです。『アルペン2号』は寺田から立山線に入るので、電鉄富山には行きません。上市(かみいち)または寺田で上市始発の普通 電鉄富山行きに乗り換えられます。接続時間は上市で5分、寺田で8分です。

他に12:25発の『くろべ24号』電鉄黒部行きもあります。

電鉄黒部から先、新魚津・電鉄富山方面は上記の11:41発か12:45発の普通 電鉄富山行きになります。

『うなづき2号』の宇奈月温泉ー電鉄富山間の所要時間は1時間13分です。運賃は1880円、特急料金は210円です。

『アルペン2号』の宇奈月温泉ー立山間の所要時間は1時間44分、運賃は2140円、特急料金は210円です。

宇奈月温泉を発車する全ての列車は、北陸新幹線との乗換駅、新黒部を通ります。北陸新幹線で金沢方面にアクセスが出来ます。

新魚津は、あいの風とやま鉄道の魚津駅と隣接しており、乗換駅となっています。

地鉄の新魚津ー電鉄富山間の所要時間は約1時間、あいの風とやま鉄道の魚津ー富山間の所要時間は約25分です。

あいの風とやま鉄道でも金沢方面にアクセスが出来ます。

上市はスイッチバック式の駅なので、列車の進行方向が変わります。『アルペン2号』は寺田でも進行方向が変わります。

電鉄富山は、北陸新幹線・JR高山本線・あいの風とやま鉄道・地鉄の市内電車の富山駅と隣接しており、乗換駅となっています。

『アルペン2号』の終点立山駅は、立山黒部アルペンルートの富山県側の出発地です。12月~4月中旬頃までは冬季運休となります。

↑さて、今度は新魚津まで乗ります。

↑10610形の車内。

↑座席は回転させることが出来ます。さらにリクライニングも使えます。

↑2号車の車端部は、車椅子やベビーカーのスペースになっています。この部分にだけ、つり革があります。

↑1号車の車端部は4人向かい合わせの座席になっています。

↑西武時代にあった客室とデッキとの仕切りは取り払われています。

↑電鉄黒部は電車とホームとの間がかなり狭いです。

↑電鉄石田ー経田(きょうでん)間の片貝川から望む立山連峰。

↑まもなく新魚津です(11:28着)。この駅で、あいの風とやま鉄道に乗り換えます。あいの風とやま鉄道の駅名は魚津です。

乗り換え時間が20分ほどありますが、電鉄富山行きよりも10分ほど早く富山に着けます。運賃も340円安くなります。

↑新魚津に到着した普通 宇奈月温泉行き。この車両は自社発注の14760形です。

↑自社発注車両の特徴でもある引き戸式の乗務員室扉。他の鉄道車両の乗務員室扉は内側に開けますが、地鉄の自社発注の車両は、扉を横にスライドさせて開け閉めします。

↑あいの風とやま鉄道の魚津駅です。

地鉄の新魚津駅とは公共の地下道で連絡しています。新魚津駅と地下道とのアクセスは階段のみですが、こちらの魚津駅側にはエレベーターも完備しています。


あいの風とやま鉄道は北陸新幹線開通に伴い、2015年3月16日にJR西日本の北陸本線から引き継いだ第三セクターの鉄道です。

あいの風とやま鉄道は、全国交通系ICカードの利用が出来ます。きっぷと同額で、富山までは600円です。

↑11:47発の普通 金沢行きに乗ります。車両は521系の2両編成です。倶利伽羅(くりから)から先はIRいしかわ鉄道に乗り入れます。

あいの風とやま鉄道は、平日のラッシュ時に運転している『あいの風ライナー』(全席指定席で300円のライナー券が必要)以外は、各駅に停まる普通列車です。

運転間隔は日中は約40分ですが、1時間ほど間隔が開く場合もあります。

↑ほぼ初めて乗る路線なので、前方の風景を見ながら富山に向かいます。富山までの所要時間は26分です。

「ほぼ」と書きましたが、以前に上野行きの寝台特急『北陸』で通ったことがあります。

↑魚津を出てすぐ、泊(とまり)行きとすれ違いました。

この路線は貨物列車も走ります。いわゆる日本海縦貫線とも言われている路線です。

↑しばらくは地鉄の線路と平行して走ります。

↑魚津ー東滑川(ひがしなめりかわ)間で観覧車が見えました。ミラージュランドという遊園地の観覧車です。

ミラージュランドは乗り物は有料ですが、入場は無料だそうです。

公式サイトによると、「ただいま遊園地は冬眠中~!」(3月中旬まで)だそうです。つまり休園中~!です。

↑東滑川の手前で地鉄は左側に移りました。

↑滑川ー水橋間で地鉄とはお別れです👋

↑12:13、定刻で富山に到着です。

富山駅と直結している商業施設「とやマルシェ」でお昼ごはんにします。お昼時だったので、どのお店も人が多かったです。

↑お昼ごはんの後は、市内電車の地鉄富山港線の岩瀬浜行きに乗ります。

岩瀬浜行きは15分間隔で運転していますが、乗り場が5番のりばと8番のりばの2ヶ所あるので、乗車前にどちらから発車するか確認が必要です。

お昼を食べ終わって外に出たら、予報どおり雨が降っていました。

↑地鉄の市内電車は全国交通系ICカードの利用が出来ます。運賃は現金払いと同額です。

「えこまいか」は地鉄発行のICカードで、地鉄の鉄道線・市内電車・路線バスなどで使用出来ます。高速バスでは使用出来ません。

「パスカ」は富山ライトレール時代に発行していたICカードで、富山地方鉄道への吸収合併に伴い、新規の発行は終了しました。使用は引き続き出来ます。

市内電車の乗車方法
乗車は中ほどの扉からです。運賃が均一なので整理券はありません。また、乗る時にICカードをタッチする必要もありません。

次の駅で降りる時は、路線バスと同じように降車ボタンを押します。

降り口は一番前の扉です。

降りる時に運賃を払います。ICカードをタッチする所は「全国交通系ICカード」と「えこまいか・パスカ」で異なります。「全国交通系ICカード」は扉の右側にあるタッチ機にタッチします。

↑富山港線は奥田中学校前までは併用軌道(いわゆる路面電車)です。奥田中学校前ー岩瀬浜間は専用軌道になります。専用軌道では60㎞/hくらいまで出します。

この路線は国鉄→JR富山港線、富山ライトレールを経て、現在は富山地方鉄道が富山港線として運用しています。

僕はJR富山港線時代に1回乗りに来たことがあります。当時は475系などが活躍していました。確か3両編成だったと思います。JR時代末期には日中はキハ120形が1両で走っていたそうです。

上の写真は、富山駅方面行きの車内後方からパチリ!

↑富山駅から21分の東岩瀬で降ります。

↑この建物はJR富山港線時代まで使用していた東岩瀬駅の旧駅舎です。1924年の竣工なので、来年でちょうど100年になります。

↑内部は休憩所として使用しています。奥には男女別のトイレがあります。洋式はウォシュレット完備です。

↑畳の小上がりもあります。

↑同じくJR富山港線時代まで使用していた旧ホームです。

↑東岩瀬駅の近くには、古い町並みがあるので行ってみたいと思います。

画面左下が現在地(東岩瀬駅)で、オレンジ色の線の岩瀬大町・新川町通りに行きます。

↑こちらの2ヶ所に行ってみたいと思います。

↑東岩瀬駅から歩いて約5分で岩瀬大町・新川町通りに着きました。

↑2階に何かぶら下がっています。

↑何だろう?マリモのお化けのような・・・?

こちらは「北前船廻船問屋 森家」です。
岩瀬大町・新川町通りを歩いて約5分、東岩瀬駅からは約10分です。

北前船廻船問屋←「きたまえぶねかいせんどんや」と読みます。

↑「森家」の隣には「旧馬場家住宅」。こちらは国登録有形文化財です。

どちらも拝観料は100円です。森家・馬場家共通観覧券は180円です。

両方とも見学してきました。館内の写真撮影は、私的に楽しむのであればOKです。

では富山駅に戻ります。雨が降ってきてからは寒くなりました。

↑東岩瀬駅の富山駅方面ホームへは踏切を渡ります。

↑富山駅方面の時刻表。どの電車も富山駅に行きます。

↑東岩瀬駅の上下ホームは千鳥配置になっています。写真の電車は岩瀬浜行き。

↑富山駅方面の電車が来ました。宇奈月温泉で温まった身体が、すっかり冷えてしまいました。

↑富山駅に戻ったら、今度はJR高山本線に乗ります。あいの風とやま鉄道の改札口から入ります。

高山本線はICカード類が一切使えません。乗車券を買って乗ります。券売機で乗車券を買う場合は、先に「高山本線」のボタンを押してから目的地の金額に触れます。

↑改札口を入ったら1・2・3番線へのエスカレーターに乗ります。エスカレーターでホームに上がると、左が1番線、右が3番線です。さらに進むと奥に2番線のホームがあります。

↑高山本線の普通列車は2番線から発車しています。ただし、一部の列車は3番線から発車します。

14:56発の普通 越中八尾(えっちゅうやつお)行きに乗ります。

高山本線は電化されていないので、気動車で運転しています。JR西日本区間の富山ー猪谷間の普通列車はキハ120形が活躍しています。

キハ120形は1両単位での運転が可能ですが、高山本線では基本的に2両編成で運転しており、2両とも車内にトイレ(洋式)があります。

座席はセミクロスで、車両の半分が4人向かい合わせのボックスシート、もう半分がロングシートになっています。

北陸新幹線が開通するまでの富山駅の在来線(北陸本線)には、大阪からの特急『サンダーバード』、名古屋からの特急『しらさぎ』(米原経由)、越後湯沢からの特急『はくたか』(北越急行経由)などの特急列車が発着していました。

現在、富山駅を発着している在来線の特急列車は、名古屋から高山本線経由で来る特急『ひだ』だけになりました。

富山発着の『ひだ』は上下各4本です。富山ー高山間は2両編成で、普通車の指定席と自由席が1両ずつです。グリーン車は高山ー名古屋間での連結となります。富山ー名古屋間の所要時間は約4時間です。車両はJR東海の新型車両、HC85系です。

↑15:20、終点の越中八尾に到着です。この駅で下車します。富山駅からの運賃は330円です。

高山本線は列車の本数が少なく、日中は普通列車が2時間ほど来ないことがあります。

特急『ひだ』は全列車が越中八尾駅に停まります。富山ー越中八尾間の所要時間は16分~18分です。特急列車なので特急券が必要です。運賃330円に760円の特急料金(自由席)がかかります。

越中八尾駅にはエレベーター、エスカレーター、スロープなどはありません。跨線橋の階段は踊り場(階段の途中にある平らな部分)のない、やや急な階段です。

↑越中八尾駅の駅舎。みどりの窓口は9:10~19:10まで営業しています。近距離の乗車券は券売機で購入出来ます。

駅舎内や改札内にトイレはありません。駅舎を出て左に行くと公衆トイレがあります。多目的トイレも併設されています。

八尾は、かつては富山県婦負郡(ねいぐん)八尾町(やつおまち)でしたが、2005年4月1日に富山市に編入されて富山市八尾町になりました。

↑駅前の通り。

ここ八尾では毎年9月1日から3日まで「おわら風の盆」という大きなお祭りが開催されます。

八尾町の旧町と呼ばれる11の町(支部)で行われ、三味線や胡弓(こきゅう。三味線よりも小さめの和楽器で、バイオリンを弾く時に使う弓で弾きます)、太鼓などを奏でながら町流し(踊り)をします。

僕は2005年に訪れました。

メイン会場は駅から歩いて15分ほどの所ですが、駅前から会場に通じる道路も大変な賑わいでした。

越中八尾駅周辺にも11の町(支部)のひとつでもある福島町という支部があります。八尾の町全体がお祭り会場といった感じです。

開催中は交通規制が行われます。

また、前夜祭が8月20日から30日まで行われます。

もちろん今は開催期間ではありませんが、当時を思い出しながら、散策マップを片手に八尾の町を歩いてみたいと思います。

散策マップは越中八尾駅駅舎内のラックにあります。

駅を出た時は小雨が降っていました。町流しは少しの雨でも中断または中止になってしまいます。胡弓は水に非常に弱く、濡れてしまうと使用不能になることや、高価な衣装を保護する必要があるためだそうです。

↑駅から徒歩約7分、2つ目の信号を右折します。

2005年に訪れた時は、晴れて残暑が厳しく人も大勢いました。今回は小雨で寒く、人はあまり見掛けませんでした。

↑井田川にかかる十三石橋(じゅうさんごくばし)を渡った先にある交差点を直進します。

交差点の信号は歩車分離式で、歩行者用信号機は押しボタン式です。ボタンを押さないと青にはなりません。

もっとも、おわら風の盆開催中は、この交差点も通行止めになります。

散策マップでは左下に十三石橋があります。


↑信号を過ぎると「おわら風の盆」のメイン会場のひとつ、下新町です。11の町(支部)のひとつになります。

「坂のまち八尾」。これより緩やかな上り坂が続きます。

↑下新町の隣は今町。今町の聞名寺(もんみょうじ)の鐘。

聞名寺の見事な紅葉。

雨が止んで青空が見えてきました。

↑東町の「八尾おわら資料館」。
開館時間は9:00~17:00(入館は16:30まで)。
休館日は12/29~1/3です。保存等で臨時に休館する場合があります。
入館料は一般210円、高校生以下は無料です。

↑越中八尾駅から来た場合、奥の方になる諏訪町。この道は諏訪町通りで、日本の道百選、残したい日本の音風景百選に選ばれています。

ここでなんと!無念のバッテリー切れガーン

仕方ないので、少しプラプラしてから戻りたいと思います。

諏訪町は越中八尾駅から歩いて30分ほどの所ですが、おわら風の盆のではこの付近が一番賑わっていました。

おわら風の盆開催中は車両の通行が一切出来ず、路線バスも運休になるので、駅からのアクセスは徒歩だけになります。

おわら風の盆の公式サイトでは、8/30頃に各町のスケジュールが公開されます。また、各町の公民館やコミュニティセンターでもスケジュールが張り出されます。

おわら風の盆の行事は17時(3日は19時)から23時までですが、行事時間が終わった後も一部の支部では、自分たちが楽しむために踊ることがあるそうです。

越中八尾駅に戻り、富山駅に向かいます。

夕方になると、高山本線の越中八尾から富山方面の普通列車は1時間に1、2本の運転です。猪谷始発と越中八尾始発の列車が交互に運転しています。

おわら風の盆開催期間中は高山本線でピストン輸送が行われ、富山ー越中八尾間は最短で約10分間隔の運転となります。

富山駅から新幹線に乗って帰京します。

『かがやき』は全車指定席です。自由席特急券ではご乗車出来ません。

富山駅の新幹線ホームの金沢寄りに、駅弁を販売している売店が1ヶ所ある以外は改札内に売店はありません。

また、車内販売ではお弁当やサンドイッチなどのお食事ものは販売しておりません(臨時列車など、車内販売がない列車もあります)。

富山駅の新幹線改札口の横には駅弁などを販売しているお店があります。

↑新幹線の車内でスマホ復活!座席のコンセントで充電して復活しました。

↑帰りはグランクラスを利用しました。

↑座ると目線はこんな感じ。客室内は暗めです。

グランクラスの座席は、回転させて向かい合わせにすることは出来ません。

↑リクライニングなどはもちろん電動です。

『かがやき538号』は臨時列車です。グリーン車・普通車では車内販売がございません。

↑車内販売のない『かがやき538号』ですが、グランクラスには専任のグランクラスアテンダントさんが乗務しており、軽食や飲み物が無料で提供されます。

軽食(洋食か和食を選択)は食べてみたかったけど、まだお腹が空いてなかったのでお断りして、飲み物(温かいハーブティー)を頂きました。

ちなみに写真のハーブティーは少し飲んでから撮りました。

飲み物にはアルコール類もあります。

↑さらに乗車の記念にウェルカムセットも頂きました。

↑中身は、しおちょこ(チョコレート。左上)、紙おしぼり(左)、軽食や飲み物のメニュー(冬バージョン。中央)、ミネラルウォーター(右)です。

北陸新幹線の『はくたか』と『あさま』のグランクラスは、座席のみの利用となります。アテンダントさんは乗務しておらず、軽食や飲み物の提供はありません。呼出しボタンを押してもアテンダントさんは来ません。

東北新幹線のグランクラスのある列車でも、『なすの』、『やまびこ』、『はやて』の全列車と、『はやぶさ』の東京ー仙台間の列車はアテンダントさんは乗務しておりません。

上越新幹線(『とき』と『たにがわ』)は全列車でアテンダントさんは乗務しておりません。

アテンダントさんが乗務している列車と、していない列車ではグランクラス料金も異なります。

北陸新幹線の『つるぎ』全列車と東北新幹線の一部『やまびこ』、上越新幹線の一部『とき』ではグランクラス自体の営業がありません。

グランクラスのお手洗い・化粧室は、隣の11号車グリーン車と共用です。

グリーン券を持っていない乗客は、11号車と12号車への立ち入りは出来ません。

↑『かがやき』は富山を出ると次は長野に停車。

長野でJR西日本の乗務員さんからJR東日本の乗務員さんに交代します。

到着ホームや乗り場を案内する際、JR西日本は◯番のりば、JR東日本は◯番線と案内するのが興味深いです。

長野の次は大宮です。群馬県内には停まりません。

↑新幹線車窓からのお月さま。

↑東京に戻ってまいりました。赤羽付近にて。

↑21:20、終点の東京に定刻で到着。東京も寒かったです。富山とあまり変わらないような・・・

↑『かがやき538号』はJR西日本のW7系でした。折り返し回送列車となります。

おわりバイバイ