青梅の鉄道公園にて保存されているのはSL、0系新幹線に続き、ELこと電気機関車からになります。で、今回はED16のトップナンバー機である1号機。製造時は国鉄では無く1931年製造の鉄道省時代の産物という老兵です。

 

 このころは徐々に輸入カマから国産にシフトがはかられ、当機は小回りの利く亜幹線用のカマでした。個人的には青梅線の貨物輸送に従事していた記憶があります。当時は奥多摩駅ではなく氷川駅と呼ばれ、旧国の行き来の合間に同じくぶどう色の貨物カモレが見られました。

 

 こんな山間の地から大したカマという印象は小柄ながらデッキ装備のスタイルと相まって箱型の本体、さらにその容姿で勾配に挑む・・如何にも貨物していた記憶がありますね。そんなカマをお馴染みの「ふたまたせん」さんからです。

 

     「ふたまたせん」さんより

 青梅鉄道公園の保存機は9機種目になります。国産の直流電気機関車、ED16形式のトップナンバー機です。同形式は都合18両が製作され、主に中央線・上越線等で活躍した後、 最後は南武線、青梅線の貨物列車の牽引に充当され、昭和55年9月末に引退しました。

 

   ※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。