12/1(金)~3(日) 滅茶苦茶な天候に翻弄された只見線とSLばんえつ物語③ | なつかしの鉄道写真館

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昭和40年代の全国の蒸気機関車・路面電車・トロリーバスから最近の復活蒸機まで、「懐かしさ」をテーマに鉄道写真をUPしています。

雨が心配された日出谷の花火も、天候が持ちこたえて2日目までは無事終了。もっとも、花火の撮影は前回の通りしくじりましたが。。。

 

ホテルさきはなで朝焼けがキレイだった朝風呂に入ってからゆっくり朝食を摂り、ロケハンにお出かけです。はなから混雑する場所は避けようという意識が二人とも働き、まずは馬下駅の通過ポイントへ。先客は2人だけで、お一人は昨日のお昼にTAKAさんとご一緒されていたバリバリの関西弁の方。

 

その近くのお寺さんがいい感じで、出て来られたご住職とのお話も弾んだのですが、列車を入れるとお寺さんが屋根しか見えずに断念。

 

結局、その先の馬下駅が見えるカーブをスタートにしました。線路の反対側には道路に黄色のイチョウの葉の絨毯がありそちらにしようか迷ったのですが、ガードレールが目立ちすぎるのでアウト側からです。

 

お天気は、午前中は曇り時々晴れですが、午後から☔の予報。何時まで持つのだろうか。。。

 

<12月3日(日) 磐越西線>

①馬下-咲花 予想通りにいい感じで通過です♡

 

②引くと背後に電線が入りますが、路盤にイチョウの落ち葉があるので。

 

③因みに左のイチョウの木は既に終わっていました。

 

④2カメは黄色の絨毯越しに狙うカメラマンをも。どんな画が撮れているのか興味津々です。

 

⑤日出谷-豊実 前日に並走した時の方が、白煙ながらドレンも吐いて迫力がありました。

 

復路のスタートは、前日にint14jpn118さんから登り口を教えてもらった松野踏切のストレート俯瞰から。濡れた粘土質の急坂で、距離はわずかですがメチャ滑る。三脚を置いてラーメン食いに行こうとしたら、int14さんとMさんも登ってきました。濡れた路盤に前照灯が当たると予想して、考えることは同じです。

 

心配なのが列車が通る16時ごろから強雨の予報。厚い雨雲レーダーを見て危険いっぱいでしたが、奇跡的に持ちこたえてくれました。

 

追っかけを始めたら、山都の先から雨。わずかの時間差でヤバかった。当初予定では日出谷駅のクリスマス・イルミネーションを入れ込んで撮るつもりが、撮影場所からコケずに降りるのに手間取り津川に行き先変更。

 

ところが、これがとんでもない事になるのでした。津川の漕艇場には30分ほど前に着いて早速セッティング。雨もやんだと喜んでいたら、突然空が明るくなりサプライズ花火かと思いきや、冬の稲妻⚡でバシバシと雹を引き連れてあたり一面真っ白に変化。

 

SLばんえつ物語の発車時刻になっても雷鳴がとどろき、三脚のそばで傘をさしているので落雷が怖くなります。雹は殴りつけるような雨に代わり、周りから新潟市内で停電があったとの情報が流布。D51338さんと相談して発車の見込みが立たないので撤収しようとしたら、突然の発車の汽笛が聞こえました。

 

⑨津川-三川 強雨の中を約16分遅れ位で通過。1カメは手持ち100mm 1/15秒 ISO10000で流し。強い雨で水鏡は崩れレンズには水滴が付き暗くてフォーカスも怪しいものの、踏切の照明にC57180が浮かび上がります。雨が降っておらず、ビシっと決まっていたら最高なのになあ。。。

 

⑩三脚固定の2カメはリモコンで、41mm 1秒でぶらし。

 

カメラも衣服もグッショリ濡れたものの、その場では手入れもできないので近くのガソリンスタンドで給油がてら、屋根の下で荷物整理。ここでも、近くで落雷があって瞬間停電する始末。

 

おまけに、津川ICの入口には「磐越自動車道ホワイト・アウト注意」の電光表示。西会津~磐梯熱海は、ボタ雪がヘッドライトに浮かび上がって前方が良く見えません。うっすらと積雪があり車間距離を空けつつも、前のクルマの赤いテールランプを頼りに走っているので、隣のD51338さんも怖かっただろうな。

 

ということで白い只見線に会えたり、偶然光が差してカキとC57180がキラったり、雨を覚悟して登った俯瞰がうまくいったり、そして最後はとんでもない目にあったのか、ドラマチックな写真が撮れたのかよく分からない状態で終わったラストラン。タイトルの「滅茶苦茶な天候に翻弄された」という背景が、ご理解いただけましたでしょうか。

 

でもラストランに相応しく、お馴染みの鉄友さん達にお会いできたのが一番の喜びでしょうか。来年もよろしくお願いいたします。