2023-12-03 新宿さざなみ1号 | シーラカンスと僕

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あれよあれよと言う間に姿を消してしまったJR第一世代の特急車両たち。




活躍の場を地方に移して余生を過ごしている車両も一部いる中、未だ現役バリバリな255系に乗ってきました。




今回乗るのは『新宿さざなみ1号』。



土日のみ新宿始発が設定されています。



地下深くに発着する東京発の便に比べて利便性は高そう。




しかし、新宿7:50発というのは、、早すぎやしねぇか!



おかげで5時起きを強いられました。








車両のデビューは93年。



出始めの頃は「ビューわかしお」「ビューさざなみ」を名乗っていたはずなんだけど、いつの間にかラベリングが外されてしまったようで。。。



特別な愛称を与えて、グリーン車付き9両固定編成の特急車両を投入したことからも、当時の力の入れ具合が垣間見えますな。




その10年後にデビューした後継車両は、モノクラス5両編成ですからね。



やはりアクアラインの影響は相当デカかったようで。













車内は至ってシンプルで、リクライニングはそんなに倒れません。



足元にはフットレストの代わりに謎の金属棒があります。



なにこれ、どーやって使うん。





あと2人掛けの間に肘置きがありません。



真ん中の肘置きどっちのもの論争が勃発しないので、車内の平和に一役買ってくれています。






来年の春から房総特急は、全席指定になるので「自由席」の表示が見られるのは今だけ!



"しおさい"なんて需要の大半が東京〜千葉の自由席利用だろうに、、、大丈夫なんかね?




そして指定席化のタイミングで255系引退説が飛び交っています。



ここのところ事前告知ナシのサイレント引退が相次いでいるため、ことの真偽は春までのお楽しみ。











7:50 新宿を出発。




8号車には5〜6人が乗車しています。



まぁ、、こんなもんじゃないか。知らんけど。







まずはオレンジ色の中央線に紛れて東へ進みます。



いくら土曜とは言え、快速列車の合間を縫って走るのでノロノロ運転を余儀無くされているご様子。







渡り線を使って御茶ノ水で総武緩行線の線路に転線。



そのまま秋葉原に到着です。


今となっては快速線と緩行線を行き来するのは、新宿発着の房総特急だけ!


それまでは早朝深夜に走っていた東京発の中央線各駅停車が使用していました。


あと千葉発着の「あずさ号」も使うのかな。

他にもあったら揚げ足を取ってくだせぇ。




錦糸町で総武快速線の線路に移ります。



ここまでの動きは、

新宿→(中央快速線)→

御茶ノ水→(総武緩行線)→

錦糸町→(総武快速線)→千葉


予備知識がないとなんのこっちゃ解らないよね。




ここからは本領発揮とばかりにスピードを上げます。



特に市川を過ぎた辺りから気持ちいい加速を見せてくれました。




新宿を出てから50分、千葉に到着。



実は新宿⇔千葉県の移動って案外面倒なんだよね。


どの路線も絶妙にスムーズに副都心エリアに向かってくれないんだよね。



東西線に乗っても新宿には降ろしてくれないって椎名林檎も歌ってるし。









千葉を抜けると車窓は様変わり。






住宅やデカめの駐車場が目立つようになります。


心なしか空も広いような。




そして五井駅ではディーゼルカーに遭遇。


今年の1月に乗った小湊鐵道です。



年明けと暮れに同じ場所に来ようとは。


しかも似たような理由で。






木更津に着いたのは9:10頃。


何人か降りていきました。




秋葉原から各停車駅ごとに数人ずつの乗車があり、この時点で車内には20人弱くらい。



自動車が優勢とは言いつつも、ダイヤやPR次第で房総特急にも伸びしろがあるのでは無いかと実際に乗車して感じました。







そして新宿から85分、君津で下車。



ザッと見た限りでは各車両からパラパラと降りたように見えました。



写真撮りがてらお見送り。




思い出補正もあってかJR第一世代の車両には、他にない思い入れがあるね。





前述したように最近はサイレント引退が多いので「乗れるうちに乗っときや!」をモットーに、鉄ちゃん活動に参じたいと思います。