阪神〜近鉄間の直通列車はラッピング車が非常に多く、現時点では阪神車だけで6編成もいるので豊富過ぎるって思ってしまう程ですが近鉄と共に運行している大阪・関西万博をPRするラッピング車は控え目な仕様になっており、「台湾のラッピング車みたいに目立つ仕様にすれば良かったのに・・・」って思ってしまいました。近鉄のラッピング車が車体全体に施して元の塗装が見えないようにしているだけに尚更です。


(2023.12.5 石切〜額田間にて撮影)

 阪神の万博ラッピング車は1000系HS56が選ばれ、現時点では阪神タイガースの日本一を記念した副標も取り付けられているので見所がありますがこの副標は他のラッピング車にも取り付けられており、期間限定なので撮影は早めにしておいた方が良いです。撮影した列車は大阪難波行き区間準急ですが近鉄線内のみ走行する阪神車の運用も存在するため珍しいことではなく、ラッピング車でなければ驚くこともありません。


(2023.12.5 石切〜額田間にて撮影)

 HS56の万博ラッピングは両先頭車にのみ施され、中間車は戸袋部にステッカーを貼っているだけですが先頭車のラッピングが控え目な仕様なだけにステッカーのみの中間車は何の装飾も無いノーマル車と大して変わらない感じがしてしまい、「何か残念な仕様だなぁ」とも思ってしまいました。両先頭車のみラッピングで中間車はステッカーのみというとHS54のSDGsトレインもそうですがあちらは先頭車のラッピングがかなり目立っており、中間車も2両目と5両目は先頭車からの続きで半分までラッピングしているので楽しく感じられます。