こんばんは。今年もあとわずか、年末進行キツいです。あまり凝った事は出来ませんので、今回は車両の小改良です。


トミックスの車両が2000年あたりから使用していた“M-9モーター„は低速の滑らかさが魅力ですが、いかんせん寿命が短く頻繁に走らせてる人は半年持たない「欠陥品」と言えます。一昨年から新しい“M-13モーター„になりましたが、それ以前の製品は自己責任で交換する事になります。今回は小田急の「GSE車」を交換してみます。

これが交換用の「M-13モーター(TYPE2)」です。トミックスの電車、ディーゼルカーに広く使われてます。M-9の(TYPE2)と互換性があります。

車体は簡単に外れますから割愛します。
台車も外しておいた方が無難です。

下回りのスカートも痛めない様に外します。下の4ヶ所の爪の他に、車端部のバーも固定の一翼を担ってます。下だけ外して安心して引っ張ると折れますから注意すべきポイントです。

カバーを兼ねてる内装パーツを外します。
片側あたり実に6ヶ所の爪でしっかり固定しています。模型用の小さなマイナスドライバーで軽くこじると外れます。まず片側を全部外し軽く持ち上げてから反対側を外します。両端の4ヶ所は少しこじり難いので慎重に。

露出したモーターは特に固定されてはいません。ピンセットで軸を詰まんで引っ張れば外れます。この時、ウォームギア方面へ繋がるシャフトとモーターを繋ぐロッドが一緒について外れます。このロッドは新しいモーターに移植する必要があるので外しますが、モーター側の端は凄く細く折れ易いです。ピンセットで細い部分を摘み、捻ったりしない様慎重に真っ直ぐ力を入れて引っ張ります。

外したロッドを新モーターに差し込みます。これは抜く時より力がいりますので、指で摘まんだ方が良いです。なかなか頑固で入り難いので慎重に。

ここまで来たら、あとは元どおり嵌め込んでいくだけです。内装パーツを嵌め込む際は、裏の基板の接点とモーターの集電スプリングが合う方向に嵌め込んでください。
コツを掴めば難しくはありませんから、厄介なM-9モーターとはおさらばして安心して走行を楽しみましょう。トミーテックさんには、M-13の在庫を切らさない様にお願いしたいです。