迂回ひた号で行く!二日市温泉 博多湯 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

迂回ひた号乗車

2023年11月24日。

 

天神高速バスターミナルにやってきました。

今日はここから高速「ひた号」に乗車したいと思います。

 

ひた号は西鉄と日田バスの共同運行で、今回は乗車するのは西鉄便。

とはいえ西鉄便も全便日田バスに管理委託されているので実質日田バスみたいなものです。

 

一番前の左側席に座ります。

 

12:47、天神高速バスターミナルを発車。

スロープを下っていきます。

おや…?

 

ちょうどやってきたのは西鉄の観光列車「レールキッチンチクゴ」。

 

以前乗車したことがあります。

はやくピザ復活して…

 

スロープを降りたバスはここでなんと新川橋交差点を右折し、渡辺通りを下っていきます。

普段なら逆に渡辺通りを北上し、天神北ランプから都市高速に入るはずのひた号がなぜ南下しているのか…

それは都市高速リフレッシュ工事のため。

2023年11月18日0:00から11月27日24:00まで、都市高速の呉服町ランプ出口と千鳥橋JCTの環状線外回り(天神北→太宰府方面)が終日通行止めとなり、市内を走る路線バスや高速バスに迂回が発生しています。

この「ひた号」も例外ではなく、千鳥橋JCTが通れないため迂回運行をしているのです。

 

ということで普段は通らない渡辺通り~日赤通りを南下していくひた号。

W渡辺通幹線のバスを追い越していきます。

 

那の川の動くカニ看板の横を通過。

高速バスから見るとなかなかの違和感(笑)

 

野間方面との分岐点、清水町まで下ってきました。

 

ここでバスは左折。きよみ通りへと入っていきます。

 

きよみ通りの名前の由来ともなった「きよみ立体橋」にさしかかりました。

 

きよみ立体橋は那珂川を越え、

 

さらに前方に九州新幹線の高架が見えてくると、

 

鹿児島本線・竹下小運転線をまたぎます。

 

きよみ立体橋を過ぎ、扇町・山王一丁目を経由して都市高速が見えてくるとすぐそこに福岡空港国際線ターミナル。

 

バスは国際線には入らず右折、そのまま半道橋ランプより都市高速に入ります。

 

ここからはやっと元のルート。

都市高速を太宰府まで下っていきます。

 

車窓からは福岡空港に離発着する飛行機を眺めることができます。

 

ちょうど1日1往復のみ乗り入れているソラシドエア機がやってきていました。

 

そこへやってきたのはエバー航空の機体。

前方に大きく「787」と書かれている、ボーイング787導入記念の3機しかない特別塗装機でした。

 

以前はANAにも「787」と書かれた機体がありましたよね~

 

↑787塗装機の最終運航日の様子はこちらから

 

都市高速を走り抜けたバスは太宰府ICへ。

 

九州道の玄関口にふさわしい大きな料金所を通過して、本線へと合流します。

 

本線に合流するところで「水城堤 この先700m」という看板が現れました。

 

こちらがその「水城堤」。

国の特別史跡に指定されており、664年に唐・新羅からの侵攻に備えて築かれたものです。

 

水城を過ぎると横には鹿児島本線の太宰府信号場。

ちょうど811系が通過していくところでした。

 

太宰府信号場を過ぎるとまもなく最初の停留所、筑紫野・二日市温泉入口に到着。

 

高速道路上にあるバス停です。

 

ひた号はまだまだ先へ進みますが、今回はここで下車。

  

筑紫野B・S

日田へ向かうバスを見送りました。

 

高速道路上のバスストップ(B・S)に降りるのは初めて!

せっかくなので様子を見ていきましょう。

バスストップは本線から張り出した位置にあります。

一般車は進入禁止になっているはず。

 

バス停。

案外小さいバス停には西鉄・亀の井・西肥・日田・九州急行・九州産交と乗り入れている各社の名前がずらり。

 

ピンク色をした屋根の待合室は小さいもののバスロケーションシステムも完備されていてなかなか利便性は高くなっています。

ここからバスに乗車する人はけっこういるようで、このときも小さな待合室が満杯になっていました。

 

バスストップ施設の鹿児島寄りに下へと続く階段がありました。

ここから外に出られるようです。

 

けっこう急でお世辞にもバリアフリーに配慮されているとはいい難い階段ですね…

降りるのがちょっとこわい(笑)

 

 

階段を抜けると九州自動車道の高架下に出ました。

 

横のフェンスに小さく「高速バスのりば下り」の看板。

この看板がないとここから高速バスに乗れるとは思えないですね(笑)

 

そんなひっそりと隠れるように存在するこのバスストップですが、先ほど書いたように利用者はけっこういるようです。

 

二日市温泉はすぐとなり!

「二日市温泉入口」の名前の通り、バス停のすぐそばには二日市温泉の旅館が立ち並んでいます。

 

こちらがそのひとつ、地元でも老舗と名高い「大丸別荘」です。

 

昭和天皇も宿泊されたことで名高い旅館。

 

ですが、最近は浴槽の換水を行っていなかったという不祥事で有名になってしまった旅館でもあります…

現在は毎日換水清掃を行っており、衛生管理がきちんとなされているそうです。

 

 

大丸別荘から少し離れた場所には「大観荘」という宿泊施設もあります。

 

 

西鉄甘木線の電車

さて、今日の目的は二日市温泉に入るということなのですが、まずはその前にちょっと「鉄分」を補給しにいきましょう。

 

やってきたのはバス停からしばらく歩いた場所にあるとある住宅街。

ここに…

 

こんなものが保存されているのです!

丸っこくてかわいい電車!

これは西鉄200形電車。

西鉄の前身である九州鉄道によって1937~1941年に製造され、大牟田線で使用されていました。

晩年は橋梁の強度の関係から新型車両が入れない甘木線で使用されましたが、1989年に定期運用から撤退しました。

 

ここで保存されているのは200形のうちモ211の先頭部。

200形唯一の保存車です。

パンタグラフまで保存されています。

 

足回り。

 

優先席の貼り紙は当時のまま。

 

切断面。

新たにドアが設けられ、ここから出入りできるようになっています。

 

住宅街の中に突如現れる古い電車は西鉄の歴史を今に伝える存在でした。

 

急に温泉街

さらに歩いていくと、道路の両側に柳の木が立ち並び、なんだか温泉街っぽい雰囲気になってきました。

 

ここが二日市温泉の中心地。

 

歓迎の看板がありました。

 

そのお隣には「二日市温泉の効能と熱源」と書かれた看板。

 

筑紫野市周辺には約9千万年前にできた「早良花崗岩」が広く分布しています。
この岩には、ウランを含有したモナズ石という鉱物が多く含まれています。
ウランがラジウムやラドンに変化していくときに出る熱で、鷺田川付近の地下水が暖められ、地上に湧出したのが二日市温泉です。

  

意外な熱源に由来する二日市温泉なのです。
 

そんな二日市温泉の歴史は古く、伝説では藤原鎌足の子孫とされる藤原虎麿(登羅麻呂)がこの地にある武蔵寺の薬師如来に娘の病気治癒を祈願した際、夢のお告げで温泉を発見したといわれています。

江戸時代には福岡藩主黒田氏の専用浴場があったことでも知られています。

 

歴史ある名湯「博多湯」

今回は二日市温泉の共同浴場のひとつ、「博多湯」にお邪魔します!

 

1860年創業の歴史のある浴場で、二日市温泉が「博多の奥座敷」と呼ばれていたことからその名が付いたと思われます。 

 

 

とはいえ、建物自体は2004年に建て替えられたもの。

伝統を感じさせつつも快適な木造の建物となっています。

 

まずは券売機で入浴券を購入。

平日と土日で値段が異なります。

 

券売機の横にはなぜか大相撲の横綱の手型が飾られていました。

今年も見に行けてない…

 

使い方がちょっと特殊なコインロッカーに荷物を入れて浴室へ…!

 

↑浴室の様子(公式HPより引用)

 

石造りの浴槽には先客が数人。

少し熱めのお湯に入ると、ほのかに硫黄の香りを感じました。

源泉の温度が42℃のため加温・加水は全くなく、源泉そのままの新鮮なお湯が楽しめます…!

福岡の近郊で源泉かけ流しが味わえるのはいいですよね〜

 

放射能泉というほどではありませんが、ラドンも多く含むようです。

 

しばらくの間、二日市温泉のお湯を堪能しました。

 

 

温泉蒸し卵

温泉から上がったら、 来たときから気になっていたものを受付で購入します。

 

それがこちら。

温泉卵…ではなく、温泉蒸し卵。

この博多湯の温泉を使って蒸し上げた卵です。

 

温泉卵でない理由は源泉温度が42℃と低温なため。

 

2階に休憩スペースがあるようなので、そこでいただきます。

 

2階に上がってみると、畳敷きのかなり広いスペース。

 

窓側のスペースは日が当たって心地よさそうですね。

 

アイス源泉コーヒーと一緒にいただきます!

味の違いは正直全然わかりませんが(笑)

 

ちなみにコーヒーを淹れるのにも使われている博多湯の源泉は2L100円で購入することもできます。

 

 

ちょうど休憩スペースのテレビでフィギュアスケートのNHK杯をやってきたのでそれを見ながらのんびりと過ごしました!
 

 

博多から快速で3駅にこんないい温泉があるとは知りませんでした。

また来たいですね。

 

イオンモール筑紫野へ

二日市温泉から少し歩いて、JR九州の二日市駅にやってきました。

何回か降りたことのある東口は反対側。

こちらは西口で、なんと2022年12月18日に整備されたばかりのまだ1年も経たない新しい入り口でした。

 

改札に入り、停車していた813系普通列車の久留米行きに乗車します。

 

ちょうど1番線にやってきた特急みどり39号に追い抜かれた後に発車。

 

1駅先の天拝山で下車します。

 

天拝山駅は2面2線の相対式ホーム。

 

民営化後の1989年に開業した駅です。

 

改札口を抜け、外へ。

 

2022年3月ダイヤ改正で有人窓口は閉鎖されているようです。

それまではPOS端末が設置されていました。

 

天拝山駅はイオンモール筑紫野の最寄り駅。

今日は最後にここに行きます。

 

沖縄のステーキ屋さん

お腹がすいたのでまだちょっと早いですが、レストラン街にあるこちらのお店に入ってみました。

「ステーキハウス88」。

 

 

沖縄県で展開するステーキ店で、アメリカ統治時代からの味を今に伝えています。

実は沖縄県外には福岡県のみに2店舗出店しており、ここがその貴重な1店舗なのです。

(もう1店舗はジ・アウトレット北九州内。2023年11月現在)

 

定番メニューのサガリステーキ(200g)にしてみました。

 

ジューっという美味しそうな音をたてながら登場したステーキ!

 

これがアメリカのステーキですか(?)

 

ソースがいくつか用意されているので少しずつ味変しながら食べることができます!

私的には真ん中のにんにくじょうゆが好きでした。


ジューシーなステーキをたっぷりいただくことができ、大満足。

 

 

ちなみにここのライス・スープ・サラダはセルフサービスになっていて、

 

カレーも食べ放題!これはお得ですね~

 

本場・沖縄でも訪れてみたいお店です。

 

ブラックフライデーのスクラッチくじ

ステーキを堪能したあとは、2回のタリーズコーヒーにやってきました。

 

季節限定の苺ミルフィーユロイヤルミルクティーをいただきます。

 

ちょうどブラックフライデーの期間だったのでスクラッチくじをもらいました。

削ってみると…

 

 

なんと500円分の商品券が当たっちゃいました!

 

さっそくカルディに行って使ってきちゃいました!

 

天拝山駅から帰宅

そろそろ帰ります。

 

天拝山駅に戻ってホームで待っていると、みどり(リレーかもめ)46号が高速で通過していきました。

 

その数分後、811系の普通列車がやってきて帰路につきました。

 

それでは。

 

 

★乗車データ

高速ひた号 日田営業所行き 天神高速バスターミナル(12:47)→筑紫野・二日市温泉入口(13:17 13:27) 日田第二営業所 1009

3231M 普通[快速区間:福間~二日市] 久留米行き 二日市(15:48)→天拝山(15:51) 813系 RM2201編成+RM2224編成

2186M(鳥栖までは1320M) 普通[快速区間:荒尾~久留米] 海老津行き 天拝山(18:47)→博多(19:19)① 811系 PM5編成(南福岡より前に811系編成不明増結)

※2023年11月24日乗車

 

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