こんにちは。


前回の続きです。


旅は2日目に入ります。






早朝、ドーミーイン新潟で朝風呂、クロレラ飲料をいただき、チェックアウトします。



徒歩5,6分で新潟駅まできました。

駅前は工事中でした。(2023年12月現在も工事中のようです)






新潟 7:19発 とき306号 東京行き


上越新幹線で長岡まで移動します。

この日もえちごツーデーパスを利用します。

上越新幹線でも乗車券として使えるのはありがたいです。






新潟駅を定刻で発車します。






このE2系も2023年3月のダイヤ改正で上越新幹線での運用が終了しており、現在は東北新幹線のみとなりました。






長岡 7:42着


長岡まで23分とあっという間でした。



長岡 7:48発 普通 越後湯沢行き


長岡からは普通列車で移動します。

新潟から在来線で行ってもこの列車に乗り継げますが、新潟6:04発の長岡行きに乗らないと乗り継げないので、長岡までは新幹線にしました。




小出 8:23着


小出まで30分少し乗車します。





ここからは只見線に乗車します。


只見線は2011年の豪雨により、橋梁が流される等、全線で甚大な被害を受けました。部分的に復旧工事が進んでいき、運転再開の区間が増えていきましたが、特に被害の大きかった只見〜会津川口間は、かなりの赤字路線でもあることから、復旧工事がなされないまま6年が経過しましたが、JR東日本と福島県の間で上下分離方式として鉄道復旧で合意し、工事が進んだ結果、2022年10月に11年ぶりに全線運転再開となりました。


そういった経緯もあり、筆者も初めての乗車となります。




只見線といえば、只見色キハ40系のイメージが強いのですが、キハ40系は2022年に引退しており、キハ110系に只見色塗装が施されて運転しています。






通常、小出駅からの列車は、始発の5時台の後は13時台までないのですが、復旧直後ということもあり、利用客が多いことからこの時間にも臨時列車として運転がありました。

当初、筆者が乗車した日は臨時列車の運転の予定はなかったのですが、利用客が多いことから臨時列車の運転日が増えました。

2023年の秋も紅葉シーズンの臨時運転があったようです。







2両編成での運転で、






2両目はキハE120系になります。

こちらは2020年から只見線での運転が開始されました。




発車までまだ20分ほどありますが、すでに列ができています。





小出駅にはみどりの窓口があり、7時〜17時で営業しています。



駅舎は比較的新しいですね。



駅前ロータリーにはタクシーが何台か停まっており、ホテルも近くにありました。



只見線が全線運転再開して間もないからか、ホームで地元の観光協会が地元産品の販売をしていました。







そろそろ只見線ホームへと戻ります。

跨線橋も只見色なのがまた良いですね。




ここで越後湯沢方面からの列車が到着し、只見線へと乗り換えの客が急ぎ足で跨線橋を上がっていっています。

東京から新幹線で当日朝出ても、この臨時列車は乗り継ぐことができるのが良いですね。






行先表示は2両とも電光掲示でした。







どちらの車両も基本構造は同じです。

ボックスシートが多いのでグループ旅行には良さそうです。







車内には只見線全線運転再開のポスターが貼ってあります。



小出 9:00発 普通(臨時) 只見行き


列車は小出駅を発車します。








観光協会の人の見送りがありました。





発車してすぐ、大きな川を渡ります。

これは魚野川といい、長岡の手前で信濃川に合流します。






最初の駅、薮神駅です。





小さいですが、沿線では撮影している人が何人かいました。




だんだん建物が少なくなってきました。




臨時便を出すくらい利用客が多いのでかなり混雑するかなと思っていたのですが、意外と空いていました。

臨時便だから逆に空いていたのかもしれません。





しばらくすると、検札がありました。




だんだん山深いエリアへと入っていきます。






列車は大白川駅まできました。

この駅まではえちごツーデーパスの範囲内になります。

ここから先は別途乗車券を購入しました。






ここでは反対列車待ち合わせでしばらく停車します。




写真の大白川駅駅舎には蕎麦屋があり、魚沼産の蕎麦粉を使った手打ちそばが大人気だそうで、3時間待つこともざらにあるそうです。
5月〜11月までの土日昼しか営業していないのでハードルの高い店になります。




反対列車がやってきました。

こちらも2両編成です。




大白川の次はもう終点只見駅なのですが、駅間が20.8kmもあり、単線のためこの駅での交換が基本となります。






大白川駅を出ると、末沢川という川と何度も交差しながら上がっていきます。




スノーシェッドが車窓から見えました。

新潟・福島県境の区間は豪雪地帯のため、冬季は通行止めとなるため、只見線は貴重な交通の足となります。






細かいトンネルがいくつかあり、





県境の六十里越トンネルに入ります。

このトンネルは全長6359mもある長いトンネルです。






トンネルを抜けると、福島県に入ります。

すぐに窪地がみえました。

これはダム湖である田子倉湖の枯れている部分になります。




雨がしばらく降っていないのか、水位が低いように感じました。

このあたりにスノーシェッドで覆われた田子倉駅という駅がかつてあったそうですが、2013年に廃止となっています。




田子倉湖を過ぎ、民家がちらほらでてきました。




只見駅が見えてきました。




只見 10:29着


只見まで1時間半かけ到着です。


ここまでは2012年にすでに復旧している区間で、ここからがいよいよ復旧したばかりの区間に入っていきます。



今日はここまで。


次回をお楽しみに!