みなさんこんにちは。今日の話題です。



少し前の記事ですが、朝日大阪朝刊 2023(令和5)年9月10日付け19面 大阪東部・河内面(地域面)より。


大阪北部の北摂地域に、大変広大な規模を誇る「千里ニュータウン」。
我が国で最初に開発された、本格的な大規模ニュータウンとして知られているものです。

その北部に当たる南千里で、半世紀以上前の1970(昭和45)年に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」当時に活躍した、万博を巡る鉄道を中心にした交通機関についての企画展が行われる…という記事。


朝日の記事には、少し昔に見たことのある車両の写真。かつて「地下鉄堺筋線」で活躍していた「60系」でした。千里のこのあたりとなると、阪急に乗り入れしている先でのショット。

ただ、通り過ぎる駅は建設中のよう。


くだんの「大阪万博」開催に当たって、期間中臨時に設置された「万国博西口駅」の様子でした。会期の前年、1969(昭和44)年12月撮影とクレジットに。


長年、同線の終点だった「動物園前(大阪市浪速区)」の行先を掲げているのが見て取れます。

阪急に乗り入れることで、大阪市内から万博会場への輸送も大きな目的にした「堺筋線」は、これが撮影された12月に開業したばかりだったと言います。




他の地下鉄路線も万博に合わせ、現在の路線網が急ピッチで整備されたというので、大阪はこの頃、史上比類ないくらいの大変な活気と変貌があったのですね。出典①。


さらに、目を引いたのがもう一枚のこれ。
先ほどの「万国博西口駅」近くで交差する阪急千里線(上)と「北大阪急行電鉄(北急)」(下)出会いの瞬間。高架線の向こうはすぐ会場です。

下を走る北急は、大阪の大動脈「地下鉄御堂筋線」と相互乗り入れすることで、万博会場へのメインルートを担ったことでも知られています。ただしこれも「万博期間中だけ臨時に敷かれた路線」だったと言うのですが。



そういったことで、阪急南千里駅(大阪府吹田市)駅前の「千里ニュータウン情報館」で開催されていた、こちらの「振り返ろう懐かしの千里万博の時代」という企画展を訪問した際の様子を、今日からはシリーズでお送りしたいと思います。同館の公式ホームページより。




冒頭で取り上げた2枚の写真にとどまらず、見たことのない貴重な記録が山のようで、年がいなく興奮してしまうような企画展でした。




さらに、万博会場の何十倍の規模に及ぶのが、千里丘陵に広がる「千里ニュータウン」です。


長らく中河内に住んでいるので、北摂、そして千里についてはあまり存じなかったのですが、ニュータウンの歴史にまつわる興味深い経緯などについても、こちらで詳しく知ることが出来ました。


例によって?寄り道ばかりでまた長くなるかと思いますが(汗)
宜しければどうぞお付き合いください。

次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「鉄道模型フェスティバル2023」展示より「阪急うめだ本店」2023年7-8月開催)