JR東日本五能線の旅が続く。

 前日は秋田駅から快速「リゾートしらかみ5号」(HB-E300系ハイブリッド気動車•青池編成)ウェスパ椿山駅まで乗車、「不老ふ死温泉」に一泊してこの日は快速「リゾートしらかみ3号」(キハ48形気動車•くまげら編成)ウェスパ椿山駅から乗車した(乗車券と指定席券はすべて事前に宿の予約とともにJTBにて購入済みである)。


 青池編成は4号車1番A席、くまげら編成には1号車1番A席の指定席券を購入しておいた。いずれも日本海の風景を車窓から眺められる窓側席だ。


 リゾートしらかみ3号に乗車して次の深浦駅に近づいて到着を案内する車内放送が流れたかと思うとトンネル内でいきなり急停止したところまでは前回の記事で述べた。

 どうも機器の安全確認を行なっているようで、運転士さんが指令と携帯電話で何やらやり取りしつつディーゼルエンジンの回転数を上げて空吹かしをしたりしている。

 ブレーキ弁も動かしたりしている様子を見るとエアータンクの空気圧に異常があったのか•••トンネルに入る前に確かにエアーが一気に抜けるような音がしたのは聞こえた。

 運転士さんがブレーキ弁を操作したりして異常が無くなったのか、列車は10分近くしてから運転を再開した。




 日本海に面した津軽地方の南西部にあたる深浦町の市街地となる深浦駅に到着した。

 五能線の途中駅では中枢に位置付けられる深浦駅は折り返し設備もあるので大事をとって車両の不具合による運転打ち切りになってしまうのかとの不安が脳裏を過ったが、大事には至らなかったようでそのまま運転が続けられたのはよかった。


 快速「リゾートしらかみ」は全車指定席の観光快速列車ではあるが、他の線区で見られるようなアテンダントによる供食サービスや1両まるまるフリースペースとした車両の連結はないが、東京から遠く離れた秋田•青森両県のローカル線を走行する列車としては異例ともいえる4両編成、派手さはないけれど眺望を考慮した大きな窓や広いシートピッチなどが好評で、凡そ80kmも続く海岸線の車窓風景も相まって3編成も導入されている。

 青池編成橅編成は初代のキハ48形が引退して2代目のHB-E300系ハイブリッド気動車がその任に就いている。最後発のくまげら編成もいずれ新しい車両に代わるのだろうが、青池より見劣りするのは仕方ないとしても古い国鉄型車両が頑張っている姿にはエールを送りたくなってくる。


 次回、深浦駅から再び絶景が車窓を引き立ててくれます。


最近撮った写真は

 

 

 

 

 

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