近鉄名古屋と伊勢エリアを結ぶ名伊間急行は多くの列車が6両編成で運行され、伊勢方の4両は3扉転換クロスシートの5200系列もよく充当されますが名古屋方の2両は4扉ロングシート車になるので扉の数が異なる車両同士の連結になり、趣味的に面白いです。5200系列と組む4扉ロングシート車は非ワンマン車が多く、抑速制動を持たない抵抗制御の古参車1810系からVVVFインバータ制御の1233系列・1430系まで幅広いですがVVVF車は現在更新工事が進められており、名古屋線の非ワンマン車では1233系VC42が初の更新車になっています。(ワンマン対応車を含めると1230系VC32が初)


(2023.10.23 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 五十鈴川行きの名伊間急行に充当される5211系VX12ほか6両編成です。5200系の車体とボルスタレス台車の組み合わせが特徴的な同系ですが現在は近鉄名古屋〜五十鈴川(一部鳥羽)間で主に活躍しており、大阪線への入線は五位堂検修車庫への出入など不定期列車のみになっています。


(2023.10.23 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 撮影した名伊間急行は近鉄名古屋11:21発の1131レですが名古屋方に更新車のVC42が連結されていたのでラッキーって思いました。更新車は種別・行先表示がフルカラーLED化されると共に前面に転落防止幌が設置され、前照灯が下に移動してLEDライトになっていますが元の前照灯があった部分は種別灯・尾灯になり、後部の時は赤色の尾灯を点灯させるので違和感があります。

※追記、更新車は車内表示器が準備工事状態になっており、ドアチャイムやランプも使用停止状態になっていましたが大阪線所属の1620系VG23において車内表示器の取り付けと動作確認のための試運転が行われたのを確認し、遂に本来の仕様になった編成が現れました。