「Qシート」列車指定券

東急大井町線「171号」Qシート列車指定券

東急電鉄は渋谷~横浜の東横線、渋谷~中央林間の田園都市線を核にいくつかの支線がありますが、このうち溝の口・二子玉川~大井町間が大井町線になります。
かつては同区間は田園都市線を名乗ってた時期もありましたが、二子玉川園(現在の二子玉川)から渋谷に直結して田園都市方面に直通した段階で現在の大井町線となっています。

以降は支線として線内を往復運行していましたが、田園都市線の渋谷側の混雑が激化するにしたがってバイパス路線として大井町線が見直され、田園都市線と直通する急行の設定、さらに田園都市線二子玉川~溝の口間を複々線化して大井町線の電車を走らせるなど輸送力増強を図ってきました。
そんな中、2018年に大井町線の急行に座席指定席車両「Qシート」を導入しています。
ロング、クロスを切り替えができるデュアルシートを採用。指定席として運用するときは座席指定のクロスシートとして運転されます。

平日17時以降の急行に連結され、今回はその17時発の急行の列車指定券になります。列車名が171号とありますが、おそらく17時の1号なのでしょう。(JR北海道の快速エアポートと同じ付与方法)
ただ、列車名が数字だけというのは味気ない。。。通勤に使うだけですからわざわざネームドにする必要はないのですが。
また、区間は指定されておらず、基本的に指定された座席はずっとホールドされるようです。

大井町駅で購入しましたが、券売機などでは購入できず、改札窓口での購入となります。
出てきたのはまさかのレシート券。なんとも味気ない。

しかし利用客を見るとみんなスマホをかざしているので、おそらく改札口での購入よりもチケットレスサービスのほうが主体なのでしょう。

なお、2023年3月に一部ルール変更が入りました。
列車指定料金が400円から500円に値上げされ、たまプラーザ以遠は自由に乗車できるルールがなくなり、全区間指定席となっています。

空いているんだけど・・・

6000系
大井町線に入線した6000系急行長津田行き。このうちQシートは3号車で、乗車前にドア前で係員に提示する必要があります。

やってきた列車は6000系
Qシートは3号車になりますが、3号車のドアの前では検問よろしく係員が立っており、係員に指定券を提示する必要があります。ほとんどの人がスマホを提示しているようで、チケットレスが浸透しているようでした。
なお、車内やホームの係員からは指定券の購入はできません。必ず事前購入必須となっています。

車内ではクロスシートが並んでいます。
東急線内でのデュアルシートは、S-TRAINで経験がありますが、そちらは西武の車両。東急のデュアルシートは初めてです。
とはいってもあまり大差はなく、コンセントとドリンクホルダー、そしてWiFiとデュアルシート定番の装備となっていました。

デュアルシート
デュアルシートはどの列車も枕付近が固いのはいただけないです。強度の問題とかあるのでしょうか。

平日とはいえ17時の列車は流石に空いています。大井町発車時点で乗車率3割といったところでしょうか。なんだけど、なぜか隣にお客様がやってきた。

なんで?どうして?

2列空いてる席はいくらでもあるし、購入時に空席表が表示されるから確認できるはず。
途中駅からの乗車もほとんどなく、となるとわざわざ隣の客がいる席を選んだとしか思えない状況ですが、くつろぐ予定がちょっと体が固まってしまいました。いや、別に隣にくることは自体はいいのですが、がら空きの車内でやられると。。。(困)

降車までひたすら車窓を眺めることに、しかもちょっと緊張してしまいました。

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