画像は大阪メトロの20系電車です(撮影時は大阪市営地下鉄時代ですけど)。

1984年に登場した中央線用の車両ですが、事実上の量産型高速電車、第三軌条方式を用いた電車初のVVVFインバータ制御で武装した車両ということで特筆されます。

御堂筋線用の10系と何となく似ている顔貌は、30系と並び称される大阪市営地下鉄の代表的車両であると言っても過言ではないと思いますが、登場当初は谷町線にも投入されていました(後に全車が中央線に集結)。

画像の2635Fは今年の1月に除籍された模様で、当初は谷町線に投入されたグループです。

 

20系という形式は1973年に電磁式チョッパ制御を用いた試作車両に宛がわれまして、この試験結果をフィードバックしたのが10系でした。

20系は1990年にフルモデルチェンジ(?)され、ステンレスを用いた流麗な車体が新20系に移行しました。御堂筋線の21系、谷町線の22系、四つ橋線の23系、中央線の24系、そして千日前線の25系と、長堀鶴見緑地線今里筋線を除く大阪市営地下鉄全線に波及し、今もなお、大阪メトロの主力車両になっています。

 

中央線では、2025年の大阪・関西万博輸送に際してのイメージチェンジとばかりに、宇宙船を彷彿とさせる400系の導入が進められており、20系は数を減らしつつありますが(2023年11月現在、6両×4本=24両が稼働中)、大阪メトロから発せられたプレスリリースによると、20系は2024年3月に “卒業” することが決定したそうです。

20系はねぇ、大阪に来る度にお世話になった電車ですし、まだまだ働き盛りかと思っていましたが、大阪・関西万博には敵わなかったんですね。

 

来春、計画している関西外遊の際、20系は見ることが出来るでしょうか・・・?

そういえば、中央線に乗務していた “萌え声” の車掌さんは今も中央線に乗務しているのだろうか?

 

 

 

 

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