-鬼が面眺め(10:26)-田子倉只見沢登山口-
浅草岳山頂から田子倉湖へ向かって下山を始めました。
引き続き尾根を下りました。
先ほどよりは歩きやすくなってきた。
田子倉湖に向かって降りるような感覚。
気持ちいい尾根歩きでしたが…
なんだか靴が違和感。
靴に石が詰まっているような感覚。
地面をこすっても変わらないと思ったら…
うわぁ~
靴底が剥がれてる…
靴底がバコバコ。
「靴がバカッ」はこれが2回目。
前回は練習登山の時でスペアのトレランシューズがありましたが、今回は本番。
今回も靴があるとはいえ、ランニングシューズ…山で使うのはちと怖い。
しばらく使っていなかったのが災いしたか。
とりあえず、一番怖いところは越えたっぽいので、
これまで以上に慎重に歩くことにしました。
意識してスピードを落として尾根歩きを続行。
田子倉眺めに到達。
田子倉眺めを通過すると尾根線歩きは終了。
森の中に入りました。
バコバコの靴でガレ場混じりの尾根歩きはかなり緊張しましたが、
森の中に入って歩きやすくなりました。
道は左上に繋がっているのですが、
大きな窪みを通過しないといけません。
橋が壊れているというのはここ…ではなさそう。
ブナ林の中を順調に下っていきました。
時計の標高計を信じるなら、下るのはあと200メートル弱。
大久保沢を通過。
ここは水場も兼ねているとのこと。
日陰とはいえ暑くなってきたので、手すくいで水をガブ飲みしました。
自然の水をそのまま飲んだのって、結構久しぶりかも。
正しい道を歩いているはずなのに、いつの間にか道が川に。
昨日の雨のせいで、雨水が流れているみたい。
気づけば、沢を流れる水の音が大きくなってきました。
これは大きな川を渡るぞと思ったら…
こ、これか…。
確かにこれは渡れない。
登山地図には、
シーズンには仮設の橋が架かると書いてあったけど…。
早速崩壊した?
上流に目を向けると結構な流れ。
石伝いにと思いましたが、結構離れていてバランスを崩す危険が。
意を決して、川の中をドボンしながら歩くことに。
思ったよりあっさり渡ることができました。
川を越えてから登りに変わったので道を間違えたかと思いましたが、
大きく90度ターンを切ってから、再び下り坂に。
やがて木道が登場。
木道には継ぎ目がわからない罠が。
木道があると思って踏み込むと思いっきりズボッ。
やっぱりハイカットの登山靴で良かった。
そして、その先は…
田子倉只見沢登山口(標高520メートル)でした。
下山は時間を忘れるほどハラハラの連続でしたが、
生きてゴールを迎えられました。
ネズモチ平の駐車場と同じくらい広い駐車場がありましたが、止まっている車は数台。
たしかに、登山道を歩く人は新潟県側と比べるとかなり少なかった。
先へ進むと、只見線の線路が現れました。
ここは六十里越トンネルの只見側出口です。
最難関の山越えも無事終了。
ここからは線路と一緒に福島県を歩きますよ。
(その14へ続く)
浅草岳山頂先から旧・田子倉駅までのGPSログ(1/25,000)です。