平石中央小学校前停留場【栃木県】(宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線。2023年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
栃木県宇都宮市の、中心市街地から東に離れた郊外の田園地帯に位置するLRT路線・宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線【愛称:ライトライン】の駅で、都市部を走るイメージが強いライトレールとローカルな駅前風景のギャップに萌えてしまうかもしれない、
平石中央小学校前停留場 

(ひらいしちゅうおうしょうがっこうまえていりゅうじょう。Hiraishi-chuo Elem. Sch. Station) です。
 
 
停留場名  
平石中央小学校前停留場 (駅番号:08)        
(※) 記事内にて「平石中央小学校前駅」「平石中央小学校前電停」と表記することがあります。  
 
所在地    
栃木県宇都宮市          
   
路線  
宇都宮ライトレール:宇都宮芳賀ライトレール線 (別称:宇都宮・芳賀LRT、ライトライン)  
  
隣の停留場  
宇都宮駅東口方………………平石停留場  
芳賀・高根沢工業団地方……飛山城跡停留場                  
  
訪問・撮影時  
2023年10月  
 
 


平石中央小学校前停留場は、東西方向を走るライトラインと、南北方向に延びる県道158号線(辰街道)が交差する地点の西側、専用軌道区間上に設置されています。
ライトラインの他の多くの電停のような千鳥配置ではなく、上下線のホームが横並びで配置されています。
各ホームヘは辰街道側(東側)からアクセスする形になります。軌道敷及び南側を並行する道路を渡る際は横断歩道を通りますが、交通信号がありますので必ず従って下さい。
ちなみにライトラインと辰街道の交差点(以下:駅前交差点)も踏切ではなく交通信号で制御されています。
また、横断歩道とホームの段差はスロープにより解消しており、バリアフリーに対応しています。
尚、駅前広場は整備されていません。駅のすぐ南側の辰街道沿いにバス停留所があります。
上写真は駅南側(宇都宮市立平石中央小学校正門前)より、下写真は駅北側より、2枚とも西方向(宇都宮駅東口方)を望む。
 
 

駅前です。駅前交差点より北を望む。左手に平石中央小学校前駅があります。
駅周辺は田園や畑と住宅が混在した農村地帯で、商店は少ないです。ライトラインの沿線としては、かなりのローカル風景です。
奥に延びる辰街道を400mほど進むと、宇都宮駅東口電停から宇都宮大学陽東キャンパス電停付近までライトラインが通っている鬼怒通り(県道64号線)と交差します。鬼怒通り沿いには商店が点在しています。
 
 

駅前です。駅前交差点より南を望む。右手に平石中央小学校前駅があります。
左前方に駅名の由来となった宇都宮市立平石中央小学校があります。
Wikipediaによると2023年5月1日現在の児童数は5学級55人で、宇都宮市でもかなりの小規模校で、複式学級も存在するようです。そのためか、2024年度より宇都宮市内のライトライン沿線の小学校区から平石中央小学校への区域外通学(LRT通学)が可能となるそうです。翌年になるとLRT通学の小学生を見かけることになるかもしれません。もっとも、LRT駅が開業したことにより当地の利便性が向上したため、今後は宅地開発が進行して自学区からの通学生も増加する可能性もありますが。
 
また、駅南側も農村風景が広がっています。
そして、東へ900mほど進むと、鬼怒川の堤防に到達します。ライトライン北側の鬼怒川堤防沿いには釣り堀があります。
 
 

平石中央小学校です。
1番線ホームより南東を望む。
 
 

各ホームヘの出入口です。西を望む。
横断歩道沿いにスロープ出入口が設置されています。右が下り1番線芳賀・高根沢工業団地方面ホーム、左が上り2番線宇都宮駅東口方面ホームです。
軌道内は横断歩道および車道との交差部分以外は立入禁止です。車道と横断歩道の間には自動車の誤進入を防ぐため路面に「はいらないで」と書かれています。
 
 

下り1番線に設置されている駅名標です。非電照式ですが、ホーム上屋の照明により夜間でも見やすくなっています。
黒地に白文字で、下部は宇都宮ライトレール線のラインカラーである黄色に塗られており、英字は黒文字になっています。
駅番号「08」も併記されています。
下部には時刻表、運賃表、路線図、駅周辺地図などが掲示されています。
ちなみにライトラインは車内精算方式で、駅構内には整理券発行機以外の設備がありません。 
ICカードで乗降する場合は各扉脇にあるICカードリーダーにタッチして下さい。チャージは車内の運賃箱で可能です。
ICカード以外でご利用の場合、乗車はどの扉でも大丈夫ですが、は最前部の扉から下車する必要があります。 
 
 

このほかにも下部に駅周辺の名所・名物にちなんだ写真が載せられている駅名標があります。
地元の平石中央小学校を中心に取り上げられています。
写真は下り1番線ホームの駅名標です。
 
 



駅構造……地平駅(東西方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
  
右ホーム(北)は1番線で下り芳賀・高根沢工業団地方面。左ホーム(南)は2番線で上り宇都宮駅東口方面です。
  
ホーム有効長……30m(1編成分)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………路面電車の駅にしては広く、車いすも他地区の路面電車の駅と比較して通りやすいです。
上屋(屋根)………ホーム中ほど約25mに設置(両端部とスロープは雨ざらし)。 
ホーム上設備……ベンチ、整理券発行機。
 
LRTは超低床車両のため、ホーム高さは低く、ホームと車両の段差もほぼゼロです。
ホームには点字ブロックも設置されており、バリアフリー化されています。
中央部付近にはLCD式の発車標が上家から吊り下げられています。
出入口は手前側の芳賀・高根沢工業団地方にしかありません。
 
写真は全て1番線より宇都宮駅東口方を望む。
 
 



こちらは全て2番線より宇都宮駅東口方を望む。
2番線の整理券発行機は前扉の位置に合わせて奥側に設置されています。
 
 



上2枚は1番線より、下1枚は2番線より、いずれも芳賀・高根沢工業団地方を望む。
左が1番線、右が2番線です。
上下線横並びでホームが設置されているため、ホームに設置されている配電盤は1番線に集約されています。
 
 



上1枚は2番線より、下2枚は1番線より、いずれも宇都宮駅東口方を望む。
こちら側に出入口はありません。
この先、専用軌道区間のまま田園風景の中を西へ走り、新4号国道をアンダークロスして左から車両基地の出入庫線(複線)が合流すると運転上の拠点駅である平石停留場へと至ります。平石停留場を始発・終着とする電車が少なからず設定されているため、着席できる確率の高い始発電車を狙って平石駅を利用する平石中央小学校前駅周辺の人がいるかもしれません。
 
 


上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも芳賀・高根沢工業団地方を望む。
右前方には平石中央小学校が見えます。
また、ホーム端スロープの先には横断歩道および辰街道との駅前交差点があります。
この先、専用軌道区間のまま農村風景の中を東へ走り、やがて右カーブが始まると上り勾配で高架区間になって進路を南東に取ります。その後、左手に釣り堀を見て走るとライトレール単独で鬼怒川を渡ります。そして鬼怒川を渡り終え、高架のまま左手に丘陵地を見て田園風景の中を南東へ走ると飛山城跡停留場へと至ります。左手の丘陵上に駅名の由来となった飛山城跡があります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年           
 
2023年8月26日の開業から約1か月半後の三連休に訪問しました。専用軌道区間にある相対式ホーム2面2線で、上下線でホームが並んでいます。ライトレールの駅と言うよりローカル線の駅といった趣です。駅前には駅名通り、平石中央小学校がありますが、田園と住宅が混在した農村地帯が広がっています。
   
鉄路のみで (ルートは一例です) 
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
               東北新幹線or上野東京ライン経由宇都宮線で宇都宮駅下車。ライトラインに乗換。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。東海道新幹線で東京駅まで。以降は上記と同じ。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約350m北の「セブン-イレブン」)   
飲食チェーン店・・・なし (約300m北にラーメン店「めん太郎 柳田店」があります)      
  
大阪からの到達難易度はやや高いですが、宇都宮ライトレール線【愛称:ライトライン】を乗り鉄の際は、ぜひ一度は平石中央小学校前電停でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:宇都宮ライトレールのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)