モハ72263をつくる その1 | テキトー模型日記

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 前回のモハ72068に続き、モハ72263も製作することにしました。

 モハ72263は、昭和35年に実施された大井工場の整備改造A工事施工車で、クモハ73096と2両(すべて松戸区)が対象となりました。

 外観では屋根が鋼製で高さが新製モハ72と同じになり、雨樋も金属化、戸袋窓はHゴムと変更されています。

 で、製作中のものがコレ



 雨樋を全部削って0.3プラ帯材に変更した上で、ジャンクのクモハ73全金車用の屋根をつけてます。

 雨樋がヨレヨレになってしまいましたが、塗装すれば目立たないはずなので、そのままにしておきます。

 このあと、ベンチレター位置変更、戸袋窓はHゴム化、一部ドアのプレス模様埋め、屋上配管と作業が続きます。

 千ツヌのモハ2両に手を出してしまったので、最終的にはモハの近代化改造車やクハ79025を含んだ千葉らしい6連に仕立てたいですね。


 ところで、モハ72の近代化改造車、モハ72500番台のアコモ改造車よりよっぽど近代的と思うのですが、南武線、横浜線等からは昭和40年台後半にはいなくなっていました。

 というのも、新製モハ72グループと旧63グループでは同じ旧型国電でも検査周期が違うため、メンテナンスコストのかかるモハ72近代化改造車は、早々に千葉へ飛ばしたということらしいです。

 モハ62系でも種車を旧63系と72系新生車グループで混用したため検査周期が合わず、現場が苦労したという話を聞いたことがあります。


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