JR山口線を走る観光列車「SLやまぐち号」の運行シーズンが終了する頃、下関総合車両所新山口支所で開かれていた「SLフェア」。2017年11月には主力機C57形1号機と一緒に、復活したD51形200号機、本線運転終了を控えたC56形160号機の3両が展示され、人気を呼びました。

 

 

扇形の線路に並ぶ(左から)D51 200、C56 160、C57 1。午前から多くの来場者でにぎわっていました

 

 

「撮影会」ではないため転車台側を向いておらず良い写真は撮れませんでしたが、雰囲気は十分味わえました

 

 

 

本線復活を果たしSLやまぐち号でのデビューを控えたD51 200。新山口(小郡)での展示は26年ぶりでしたが、話題性から特に注目を集めました

 

 

 

SLやまぐち号の予備機として長年運行を支えたC56 160。D51と入れ替わる形で翌18年に本線運転を終了しましたが、小型機ならでは親しみやすさがありました

 

 

そして、SLやまぐち号の「顔」C57 1(私にとってはおなじみの存在のため、この日は子どもを立たせて記念写真を撮っただけでした。その後運用離脱してしまい、もう少し写しておけば…と後悔しています)

 

 

 

蒸機3両が並んだ2017年のSLフェアを思うと、今季のやまぐち号の故障・修理に伴うSL不在は残念でした。D51 200は試運転が行われ復帰が近づいたものの、C57 1の方は修理のめどが立っていないようです。

 

SLやまぐち号は観光振興の面で欠かせない存在で、来年こそはその汽笛を期待したいところですが、両機とも製造から約85年。JR西日本の負担は年々大きくなっていると思われます。運行継続には今後、抜本的な体制見直しが必要になるかもしれません。

 

 

 

 

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