【赤字路線一覧】JR東日本が収支公表まとめ 2022年度赤字額・営業係数・輸送密度ランキング | pass-case.com (Ameba版)

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2022年夏、輸送密度2000未満(2019年度)の赤字線区について、収支を公表したJR東日本。

2022年度分のデータが公表されたため、最新情報として各線区の状況を整理します。

各線区の状況まとめ
津軽線

青森~中小国 赤字額17億7600万円 営業係数2,787円    輸送密度516(人/日)

中小国~三厩 赤字額データなし 営業係数データなし 輸送密度80(人/日)

中小国駅の先、新中小国信号場からは津軽海峡線が分岐しており、北海道と東北を繋ぐ貨物の大動脈です。
2022年夏の豪雨により、津軽線では蟹田~三厩で代行バスによる運行を続けており、データがありません。貨物も走らないこの区間の復旧見込みは立っておらず、JR東日本が地元に対して代替交通を提案している段階です。

大湊線

野辺地~大湊    赤字額10億8000万円    営業係数1,064円    輸送密度392(人/日)


本州最北の駅を有する大湊線。これまでの臨時観光列車リゾートあすなろ車両をリニューアルし、2023年冬から陽旅(ひなび)として運行開始予定です。八戸から直通する快速しもきたが走っていますが、輸送密度の低さには厳しいものがあります。

五能線
東能代~能代    赤字額1億9600万円    営業係数2,369円    輸送密度681(人/日)
能代~深浦    赤字額16億9200万円    営業係数5,386円    輸送密度160(人/日)
深浦~五所川原    赤字額15億7500万円    営業係数2,556円    輸送密度354(人/日)
五所川原~川部    赤字額6億7300万円    営業係数911円    輸送密度1,230(人/日)