2022年夏、輸送密度2000未満(2019年度)の赤字線区について、収支を公表したJR東日本。
2022年度分のデータが公表されたため、最新情報として各線区の状況を整理します。
各線区の状況まとめ
津軽線
中小国~三厩 赤字額データなし 営業係数データなし 輸送密度80(人/日)
中小国駅の先、新中小国信号場からは津軽海峡線が分岐しており、北海道と東北を繋ぐ貨物の大動脈です。
2022年夏の豪雨により、津軽線では蟹田~三厩で代行バスによる運行を続けており、データがありません。貨物も走らないこの区間の復旧見込みは立っておらず、JR東日本が地元に対して代替交通を提案している段階です。
大湊線
野辺地~大湊 赤字額10億8000万円 営業係数1,064円 輸送密度392(人/日)
本州最北の駅を有する大湊線。これまでの臨時観光列車リゾートあすなろ車両をリニューアルし、2023年冬から陽旅(ひなび)として運行開始予定です。八戸から直通する快速しもきたが走っていますが、輸送密度の低さには厳しいものがあります。
五能線