成田空港駅【千葉県】(京成本線、成田スカイアクセス線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
千葉県成田市南東部、成田国際空港の第1旅客ターミナル地下に位置する京成本線および京成成田空港線【愛称・成田スカイアクセス線】の終着駅で、隣にJR線のホームがある駅、そして京成本線と京成成田スカイアクセス線では東京都心方面への運賃が異なることから、同一事業者にもかかわらず路線別に改札内が完全分離されている、
成田空港駅 (なりたくうこうえき。Narita Airport Terminal 1 Station) です。
 
尚、JR線の成田空港駅の記事につきましては後日UP予定です。
 
  
駅名  
成田空港駅 【副駅名・成田第1ターミナル】 (KS 42)  
 
所在地  
千葉県成田市    
  
乗車可能路線  
京成電鉄:本線成田空港線 【愛称:成田スカイアクセス線】   
(※) 本線と成田空港線の乗換は中間改札口を通る必要があります。     
 
隣の駅  
京成本線  
京成上野方…………空港第2ビル駅  
  
京成成田空港線【成田スカイアクセス線】    
京成高砂方…………空港第2ビル駅        
 
乗換可能駅  
JR東日本:成田線【空港支線】……………………成田空港駅まで徒歩4分    
  
訪問・撮影時  
2020年9月   
 
 
駅概要   
駅形態……………地下駅(1991年開業)。
駅舎………………地下1階(ホームは地下2階)。
出入口……………中央ビル地下1階、北ウイング、南ウイング、国内線、北東側駐車場にそれぞれ直結。
バリアフリー……対応済(中央ビル内、国内線方面、駐車場方面に地上とを結ぶエレベーターあり)。
点字ブロック……ビル出入口~改札~ホームに設置。
駅前広場…………ビル外1階と3階にに送迎レーン、バス停留所あり(タクシー乗り場は1階南ウイング寄り)。
 
 

(Wikipediaの写真を使用)  
成田空港駅は地下駅で、地下1階にある改札へは成田空港第1ターミナルビル地下1階からアクセスする形になります。中央ビル、北ウイング、南ウイング、国内線エリアからダイレクトでコンコースへアクセス可能です。
第1ターミナルビルはV字状になっていて、「V」の内側ビル外の1階と3階には、バス停留所と一般車送迎場があります。1階南ウイング寄りにはタクシー乗り場も併設されています。
また、ビル内には空港機能のほか、商店や飲食店が多数入居しています。
写真は南西を望む。線路は右の北ウイング方向から「V」の中心の中央ビル手前まで延びています。ビル直下まで線路は延びていません。
 
 

第1ターミナルビルの外には駅外からの成田空港駅独自の出入口がありません。
ビル内および外の駐車場敷地内に地下1階コンコースに通じる出入口があります。
写真は南ウイング1階のS2出入口です。左後方に横断歩道があり、駐車場に通じています。
 
 

南ウイングS2出入口前より西を望む。右前方には北ウイングが見えます。
1階(到着フロア)のビル外は前述の通りバス停留所、一般車送迎場、タクシー乗り場があります。
上空には人工地盤があり、3階(出発フロア)のバス停留所および一般車送迎場が設けられています。
右側一帯には駐車場があります。当然、有料です。
 
 

こちらは中央口(C1)前より北北東を望む。
右手に南ウイングと国内線エリアが延びており、左前方に北ウイングが延びています。
概ね左から左前方へかけての地下に成田空港駅があります。右前方にかけての一帯は有料駐車場です。
 
駅前ですが、第1ターミナルビルの外周に相当する西~南~東は滑走路など航空機が通るエリアになっています。
一般が入れるエリアは北~北東方向に限られますが、駅の周囲は駐車場しかありません。
少し離れると北東側には「ANA成田スカイセンター」があり、北側にはホテル「成田エアポートレストハウス」があります。
「成田エアポートレストハウス」の北側は警察署や航空局など複数の公的施設があり、空港・航空関連企業の事業所もあります。
一方、「ANA成田スカイセンター」の北側は第2ターミナルエリアになり、成田空港駅から1.3kmほどで第2ターミナルビルに到達できます。第1ターミナルビル(成田空港駅)から第2ターミナルビル(空港第2ビル駅)の間は、列車のみならず無料バスでも移動可能です。さらに第2ターミナルビルの500mほど北には主にLCCが発着する第3ターミナルビルがあります。
また、第2ターミナルエリアの西端には京成東成田線芝山鉄道線の東成田駅があり、成田空港駅からは約1kmの距離ですが、現在は両駅を結ぶバス路線は存在しません。かつての成田空港駅で、現・成田空港駅が開業する前は第1ターミナルとの間をバスで結んでいましたが、現在は空港第2ビル駅から地下通路(全長約500m)でアクセスするのが賢明です。東成田駅は現・成田空港駅開業後に乗降客が激減し、すっかり寂れてしまっています…。
 
 

地下1階改札外コンコースです。北北東を望む。
左が北ウイング1階到着フロア方面、左後方が中央ビル方面(南北ウイングの出発フロア方面。エレベーター併設)、右後方が南ウイング1階到着フロア方面、右が国内線エリア(出発・到着)方面(EV併設)、右~右前方が地上駐車場方面(一部EV併設)です。
この部分のコンコースは京成・JRの共用となっています。左前方が京成の改札口、右前方がJRの改札口で、正面は両社の出口で、セキュリティエリア跡が見られます。
左にはコンビニ「ファミリーマート」があり、右には「スターバックスコーヒー」があります。
 
 

 

 

地下1階にある京成線の改札口です。北北東を望む。入口専用です。
右側に出口改札とJR線の改札口があります。上写真左手にコンビニ「ファミリーマート」があります。
また、上写真、中写真、下写真と、1枚ごとに前進しています。
手前にきっぷうりばがあり、扉の奥に改札口があります。
 
駅員配置………あり。
自動改札機……あり(3通路)。  
ICカード………『PASMO』のエリア内。
有人通路………あり(窓口に面した右端自動改札通路。点字ブロック設置)。
幅広通路………あり(全通路。車いす、カートで通行可能)。
窓口……………あり(改札窓口、きっぷうりばのライナーカウンター)。
自動券売機……あり(ライナーカウンターの右側と前方。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内外(いずれも多機能トイレ併設)。
付帯設備………改札内にAED、飲料自動販売機あり。
売店……………なし。  
コンビニ………改札外に「ファミリーマート」あり。改札内にはありません。
 
改札口左側の窓口は現在、案内用の窓口に転用されているようです。改札窓口は右側に移設されました。
カートで入場可能です(ホームへは行けません。地下1階フロアにカート置き場があります)。
『スカイライナー』の特急券はライナーカウンターおよび自動券売機、そして成田スカイアクアセス線ホームにある特急券券売機で購入可能です。
改札内のトイレ・多機能トイレは成田スカイアクセス線コンコースにありますが、京成本線改札内にはありませんのでご注意下さい。

そして改札の先は成田スカイアクセス線コンコースで、右前方にかけて延びています。正面には『スカイライナー』が発着する地下2階4・5番線ホームへ直通する階段・上下方向エスカレーターがあります。4・5番線は『スカイライナー』専用ホームですが、中間改札は設置されていません。
右前方へ進むと京成本線の中間改札がありますが、その中間改札の手前左側には4・5番線行きエレベーターと『アクセス特急』が発着する1番線への連絡通路があります。
また、京成本線にご乗車の際は、中間改札を通る必要があります(後述)。
中間改札の左手前には成田スカイアクアセス線の出口改札が、中間改札の左前方には京成本線の出口改札が、それぞれ設置されています。
 
 

こちらは成田スカイアクセス線開業に伴い増設されたアクセス特急専用1番線への連絡通路です。
西北西を望む。左が入口改札・出口改札方面で、右が京成本線の中間改札になります。
1番線は他の番線とは空間が隔離されています(1番線から他の番線を見ることができません)。
2番線以降と同じく、地下2階にある1番線ホームとは階段・上下ES・EVで結ばれています。
 
 

こちらは京成本線用の中間改札です。成田スカイアクセス線コンコースより北北東を望む。右手にはJR線コンコースが見えます。
後方に入口改札・出口改札があり、左手に成田スカイアクセス線4・5番線へのエレベーターと1番線への連絡通路があります。
京成成田スカイアクセス線と京成本線で改札が分離されているのは、東京都心方面(京成高砂以遠)各駅への運賃が経由路線により異なるためで、要は割安な京成本線経由の運賃しか支払わずに割高な京成成田スカイアクセス線経由で都心方面へ行かれるのを防ぐ目的です。但し、空港第2ビル駅へはどちらの列車に乗ってもOKです。
改札口の設備は前述の入口改札と基本的に同様ですが、通路が多い(5通路)、自動券売機がないなどの違いがあります。奥の京成本線コンコース側には自動精算機が置かれています。
そして中間改札の先は京成本線コンコースですが、カート置き場があるのみで、トイレ・多機能トイレの設備はありません(後方にある設備をご利用下さい)。
地下2階にある京成本線ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
 
 

こちらは出口改札です。改札外より北北東を望む。
左に京成の入口改札、右にJRの入口改札があります。後方が第1ターミナルビル方面です。
ここからは入場できません。左側の入口改札へお回り下さい。
左側に京成線の改札口が、右側にJR線の改札口が設置されています。
手前の改札外エリアは両社共用ですが、これはセキュリティエリアがあった頃の名残です。
 
 

こちらはセキュリティエリア(検問所)跡です。南南西を望む。
後方に各社の出口改札があり、前方は駅出入口方面です。
2015年以前は出場後、この場所にあったセキュリティエリアでパスポートなどの身分証明書の提示を求められるとともに、手荷物検査が行われていました(Wikipediaの本文を引用)。
現在、セキュリティエリアの設備がそのまま残されていますが、いずれ撤去されるのでしょうか。それとも、いつでも再開できるように設備を残しているのでしょうか?
 
 

京成本線・3番線に設置されている、時刻表や路線図となどと一体になった建植式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯でしょうか?
旧デザインのものが現在も使用されています。文字は京成本線のラインカラーである青色です。
駅ナンバリングも導入されていて(KS 42)、これは京成本線・京成成田スカイアクセス線とも同じ番号です。
また、駅名の下部には副駅名(成田第1ターミナル)が書かれていて、その下の外国語表記も正式駅名ではなく副駅名に準じています。
 
 

 

京成線の空港第2ビル駅は島式ホーム1面2線プラス単式ホーム1面1線を有する地下駅(地下2階)で、北北東~南南西方向にホームが延びていますが、島式ホームはホーム中ほどを境に北側(京成上野方)が京成本線ホーム、南側(終端方)が京成成田スカイアクセス線ホーム(しかも『スカイライナー』専用)に分離されていて、前述の通り改札が分離されていることから両路線のホーム間を移動することは不可能です。また、西端にある単式ホーム(1番線)は成田スカイアクセス線の『アクセス特急』専用ホームになっています。
最初は京成本線ホームから説明いたします。
 
左(西)は2番線、右(東)は3番線で、いずれも上り京成成田・京成高砂・京成上野方面ですが、日中時間帯は2番線のみを使用しているようです。線路は上下線とも成田スカイアクセス線との共用で、同方向列車の同時発車・到着は不可能ですが、縦列停車は可能です。
ホーム有効長は、2番線・3番線とも8両分確保されていますが、2番線は京成上野方(奥)の端付近で1番線が左から合流する配線になっていることから、停車位置が終端方(後方)にずれています。その影響で後方にある成田スカイアクセス線4番線も停車位置が後方にずれており、その結果従来のホーム長では編成全体が収まりきらなくなった事から、終端方ではホームが少し延伸されています。また、元々当駅付近の区間が成田新幹線のものでホーム有効長が長く取られていたため、京成本線と成田スカイアクセス線『スカイライナー』の縦列停車が可能になりました。
また、3番線の右側にはJR線ホームが並行していて、仕切壁もないためJR線ホームが丸見えです。JR線は島式ホーム1面2線です。これも成田新幹線の未成線遺構と言えるでしょう。
そして、2番線左側の壁の向こうは1番線です。
 
各番線ともホームドアが設置されていて、ドア部分は京成本線の青色が使用されています。ホーム幅は全体的に広いですが、奥の京成上野方は絞られて狭くなっています。
ホーム上にはベンチと飲料自動販売機が設置されていますが、ベンチは数が少ないです。また待合室もホーム上にはありません。
そして、各写真後方、京成本線ホームの端には柵があり、さらに後方には京成成田スカイアクセス線4番線・5番線ホームがあります。柵を越えることはできません。
 
2枚とも3番線より、京成本線・京成上野方を望む。
 
 

 

上写真は2番線より、下写真は3番線より、2枚とも終端方を望む。右が2番線、左が3番線です。
分かりづらいですが、2番線の京成上野方では1番線の線路が右へ分かれています。この分岐点がもう少し後方にあれば良かったのですが、ホームの位置に少しかかっているため、2番線は停止位置が3番線より前方(奥)にずらされています。
また、ホームの京成上野方の端は狭いですが、中ほどへ進むと相当広くなります(下写真)。
左手にはJR線のホームが見えます。2番線右手の壁の向こうは1番線です。
そして、奥の終端方にある4・5番線ホームに発着する『スカイライナー』は、2・3番線を通過する形になります。
 
 

 

2枚とも2番線より京成本線・京成上野方、京成成田スカイアクセス線・京成高砂方を望む。
2番線ホーム端付近で2番線と左から来た1番線の線路と合流し、さらに先で3番線の線路と合流します。京成本線の成田空港~空港第2ビル間は単線区間です。
成田新幹線(未成線)の路盤をJRと単線並列で使用しています。尚、京成が1,435mm、JRが1,067mmと軌間が違うため、関西空港連絡橋のJRと南海のように複線を共用することができません。結果、京成・JRとも単線区間になっています。
この先、右手のJR線と並走しながら空港用地内の地下を北北東へ走ります。途中で芝山鉄道線と地下同士で交差しますが、どちらが上層でどちらが下層なのかは不明です。そして左カーブで第2ターミナルビル西側をに寄り添い、進路をビルの長手方向と同じ北北西へ変えると空港第2ビル駅へと至ります。こちらも京成・JRとも駅があり、京成線は成田空港駅と同様に京成本線と京成成田スカイアクセス線でホームと改札が分離されています。成田国際空港第2・第3ターミナルへの最寄駅です。また、京成東成田線と芝山鉄道線の列車が発着する東成田駅(初代成田空港駅)へは、空港第2ビル駅改札外コンコースから全長約500mの地下道で連絡しています。
 
 

 

 

上2枚は3番線より、下1枚は2番線より、いずれも京成本線ホームより終端方(成田スカイアクセス線『スカイライナー』用ホーム方)を望む。
改札階行き階段・エスカレーターの先に成田スカイアクセス線ホームとの仕切柵があり、柵の向こう側は2番線側が4番線、3番線側が5番線になります。
この部分を通り抜けることはできません。
 
 

以下は成田スカイアクセス線4・5番線の写真を掲載しますが、いずれも2010年撮影で古いです。ご了承下さい。
 
写真は成田スカイアクセス線5番線の建植式駅名標で、下部に路線図と時刻表を併設しています。電照式です。
デザインは前述の京成本線のものと共通ですが、こちらは成田スカイアクセス線のラインカラーであるオレンジが使用されています。
また、駅番号は本線と同じです。
尚、当時の副駅名は「第1旅客ターミナル」でした。現在は「成田第1ターミナル」に変更されているはずです。
 
 

 

上写真はホーム中央より、下写真は5番線より、いずれも成田スカイアクセス線・京成高砂方を望む。
左(西)が4番線、右(東)が5番線で、いずれも『スカイライナー』京成上野行き専用ホームです。『アクセス特急』は後述の1番線に発着します。
5番線の右側にはJR線ホームが並行しています。4番線左側の壁の向こうは1番線です。
ホーム有効長はAE形8両分ですがギリギリの長さです。4番線は前述の京成本線2番線が終端方に少しずれていることから停車位置が5番線より手前側にずれています。その結果、従来のホームのままですと終端方に少しはみ出てしまうため、4番線のみホームが終端方へ少し延伸されています。5番線は延伸しなくても済みましたが、停車時、京成上野方の先頭部が3番線との仕切柵付近になってしまっています。
2010年当時はホームドアがありませんでしたが、2021年にはホームドアが設置されていました。ホーム幅は広いですが、4番線の終端方延伸部は狭くなっています。
ホーム上にはベンチ・飲料自動販売機・冷水器・ライナー券売機が設置されています。
奥側には京成本線ホームとを仕切る柵があり、こちらから直接京成本線ホームへは行けません。
 
 

 

上写真は4番線より、下写真は5番線より、いずれも終端方を望む。
右が4番線、左が5番線で、5番線の左側にはJR線ホームが並行しています。4番線右側の壁の向こうは1番線です。
現在はホームドアが設置されたため、ホームの雰囲気が変わっています。
尚、カートはホーム階まで持ち込みできません。地下1階コンコース階の階段・ES・EVの手前には柵が設置されていて、物理的にカートを地下2階へ運べないように対策が施されています。
また、4・5番線は全車指定席の『スカイライナー』しか発着しないため、列車の到着時を除きそう混雑しません。
 
  

 

上写真は5番線より、下写真は4番線より、いずれも成田スカイアクセス線・京成高砂方を望む。
仕切壁の先は京成本線ホームで、上写真側(右側)が3番線、下写真側(左側)が2番線です。
『スカイライナー』は4・5番線を発車すると、2・3番線を通過して空港第2ビル駅へと向かいます。
 
 

 

2枚とも4・5番線より終端方を望む。下写真は4番線の終端部・車止めです。
4番線は右前方へホームが少し延伸されています。あらかじめ終端方に過走余裕距離が確保されていたためホーム延伸が容易でしたが、もし頭端式など空間に余裕がなかった場合はホームを延伸するのに大がかりな工事を要する必要があります。
写っていませんが、5番線終端部車止めの左側にはJR線の車止めもあります。
京成本線および京成成田スカイアクセス線は成田空港駅が最終目的地であるため、これより先への延伸はあり得ないでしょう。京成電鉄の場合、もし芝山町中心部・多古町方面などへ延伸するとすれば、芝山鉄道線の活用一択でしょう。まぁ芝山鉄道線が延伸される可能性は相当低いでしょうね…。
 
 

以下は京成成田スカイアクセス線開業に際して2010年に増設された1番線を紹介いたします。写真は2020年撮影です。
 
こちらは1番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
やはり旧デザインですが、副駅名が「成田第1ターミナル」に変更されています。
 
 

2010年、現2番線・現4番線の西側に単式ホーム1面1線が増設されました。地下2階にあります、
成田スカイアクセス線経由の『アクセス特急』専用ホーム(1番線)として供用されています。通常時、『スカイライナー』や京成本線列車は発着しません。
上り印旛日本医大、京成高砂、押上、京成上野、都営浅草線、京急線経由羽田空港方面です。羽田空港へ直通する列車も運行されています。
1番線は左側(西)に線路が、右側(東)にホームがあり、ホームの反対側は2番線・4番線ですが、1番線は2番線などとは全く異なる構造物であるため、また2番線の西端は線路であるため、1番線と2番線以降のホームは地下2階フロアでは直接繋がっていません(地下1階コンコースを介して繋がっています)。
ホーム有効長は8両分で、ホームドアが設置されています。ドアの色は成田スカイアクセス線のラインカラーであるオレンジ色です。
用地の都合か、コストの都合か、ホーム幅は2番線以降と比較すると全体的に狭いです。京成高砂方の端(奥)は結構狭いです。
ホーム上にはベンチと飲料自動販売機が設置されています。
写真は京成高砂方を望む。
 
 

 

2枚とも1番線の終端方を望む。
中ほどにはホーム幅が広いところもあります。
1面1線で独立した空間であるため、やや圧迫感があります。
 
 

1番線より京成高砂方を望む。
ホーム端の先で右へカーブして、2番線の京成上野方の端付近で2番線に合流し、空港第2ビル駅を目指します。
成田空港~空港第2ビル間は単線区間であるため、2~5番線の列車と同時発車・同時到着はできません。
 
 

1番線より終端方を望む。
ホーム端のすぐ先に車止めがあり、過走余裕距離が短いです。
また、停車目標に『スカイライナー』で使用されるAE形のものがありますが、運行障害などで京成本線ホーム(2・3番線)に列車が滞留した場合は『スカイライナー』が4・5番線に入線できなくなるため、非常時に1番線へ入線できるようになっています。実際、1番線に営業列車が入線したのかどうかは不明ですが…。
 
 
あとがき  
私が京成線の成田空港駅で下車(乗車)したのは2006年、2010年、2012年、2013年、2020年の計5度です。いずれも航空利用ではなく乗り鉄で利用ですw 終着駅ゆえ乗降回数が多くなっています。中でも2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。成田国際空港の第1旅客ターミナルにある地下駅で、開業当初は島式ホーム1面2線でしたが、成田スカイアクセス線の開業に際して2面3線へと拡張されました。島式ホームは京成本線と成田スカイアクセス線『スカイライナー』が、路線ごとに縦列で使用していて、新設された1面1線は成田スカイアクセス線のアクセス特急が使用しています。また、東側にはJR線のホームがあり、京成線ホームからも見えます。コンコースは第1旅客ターミナルビルに直結しています。駅前には駐車場や空港関係の各施設・機関があり、重々しい雰囲気です。以前は警察官が多く、駅前の撮影は禁止されていましたが、現在はかなり緩和されています。
 
新宿からですと山手線外回りに乗車して日暮里駅で下車。京成線の『スカイライナー』に乗り換えて終点下車です。特急料金が惜しい場合は新宿駅から都営新宿線の急行or各停に乗り馬喰横山駅で下車。改札を出て連絡通路を通り東日本橋駅へと移動し、京成成田スカイアクセス線経由の成田空港行きアクセス特急に乗車して終点下車です。北総線の電車に乗車した場合は印旛日本医大駅までの主要駅でアクセス特急にお乗り換え下さい。青砥駅・京成高砂駅までは山手線~日暮里乗換京成本線のルートでもOKです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、山手線に乗り換えて日暮里駅まで行き、『スカイライナー』に乗り換えて終点下車です。特急料金が惜しい場合は品川乗換の京急本線~都営浅草線~京成押上線~京成成田スカイアクセス線ルートや品川・東京から横須賀線・総武線快速~馬喰横山駅・東日本橋駅経由都営浅草線ルートなどでもアクセス可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、成田空港第1ターミナルビル内にコンビニ、売店、チェーン店を含む飲食店が複数あり、困りません。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、
京成本線、京成成田スカイアクセス線を乗り鉄の際は、成田空港駅ですぐ引き返したり乗り換えたりせず、ぜひ一度は駅も観察してみて下さい!
また、成田国際空港第1ターミナルをご利用の際は、ぜひ京成線でアクセスしていただき、成田空港駅も観察してみて下さい!
 
(参考:京成電鉄のHP、配線略図.net、成田国際空港のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)