2022年 秋の北海道旅行⑪函館元町散策 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

市電の操車塔

五稜郭公園前から再び函館市電に乗車します。

現状では1両のみの7000形に当たりました。

 

市電で11停、十字街で下車します。

 

交差点に何やら面白い建物を発見。

 

近寄ってみます。

 

これは操車塔といって交差点での電車信号現示とポイントの切り替えを行っていた場所。

現存では国内最古だそうです。

もともとは交差点の向かい側に建っていましたが現在はここに移設され保存されています。

 

元町教会めぐり

十字街からは元町散策へ!

ここは教会など古い建物が残る函館を代表する観光スポットの1つです。

坂が多く、函館らしい風景を楽しめるそうです。

 

その1つ、二十間坂を登ってきました。

 

坂を登りきった先にあるこの大きなお寺は真宗大谷派 函館別院(東本願寺)。

1915年に立てられたもので、寺社建築としては最古の鉄筋コンクリート造だそう。

 

 

お寺を見ながら歩いていきます。

すると…

 

2階は西洋風、1階は和風という面白い建物が現れました!

 

これは和洋折衷の建築。

元町ではよく見られる建物です。

 

なぜこういう造りの建物が多いのか…

その理由、前回函館を訪れた際に知ったので、そのときの記事をそのまま引用しちゃいます。

ちなみにこの辺り、元町地区の建物は2階が洋風、1階が和風のつくりになっている和洋折衷の建物が多いそうです。

その理由はここが坂の多いところだから。

坂の途中に立つ建物は遠くから見たときに2階部分のみが重なって見え、まるで洋風建築が立ち並ぶように見えるため、近代的都市であることをアピールするのに都合がよかったのだとか。

2021年 初秋の北海道・東北旅行⑩函館山の夜景鑑賞☆ より

 

古くから開港する函館ならではの理由ですね。

 

さらに進むとよく目立つ尖塔を持つ教会が見えてきました。

 

カトリック元町教会です。

函館で最も古い歴史を持つ教会で、現在の建物は1924年に建てられたものです。

 

 

中に入ってみます。

室内は撮影禁止でしたが、当時のローマ教皇ベネディクト15世から贈られたという祭壇を見ることができました。

 

続いては、函館ハリストス正教会……あれ?

その姿が見えません。

 

よく見ると門にこんな看板が。

今は保存修理中のようです。

 

さらに進むと…海へと続く1本の坂。

函館のガイドブックでおなじみの景色、八幡坂です。

ほんと絵になる風景ですね~

 

ちょうど真正面には青函連絡船記念館摩周丸の姿。

 

八幡坂を越えた先…なぜか昆布無人販売所があったり、

 

以前博多マルイに入っていた「世界で2番目においしい焼きたてメロンパンアイス」のお店があったりして、修学旅行と思われる学生たちがメロンパンアイスを食べていました。

前はいろんなところにあったのに最近は全然見かけないですね…

 

旧函館区公会堂再訪

さて、次にやってきたのは黄色と青のど派手な建物。

旧函館区公会堂です。

1910年に建てられた住民の集会所・商業会議所の事務所として使われていた建物で、明治洋風木造建築の代表的な建築物として国の重要文化財の指定を受けています。

 

以前夜に外観だけ見たことがありますが、入るのは今回が初めてです!

 

 

 

 

ということで館内へ!

ここは大食堂。

現在はカフェとしても使われていて、この明治時代の雰囲気を味わいながらコーヒーを楽しむことができるようですが、行った時間が遅かったので営業終了していました…

 

大食堂の隣の廊下。古くからの「手延べガラス」が使われているそうです。

 

こちらは球技室。現在は公会堂の歴史を今に伝える展示スペースとして使われています。

 

続いて2階に上がり…

ここは大広間!

広さは130坪、旧函館区公会堂最大の見所です。

演奏会などが行われてきた場所で、現在でもコンサートなどに貸し出されることがあるのだとか。

広い空間に圧倒されますね。

 

その大広間からバルコニーへ。

元町地区でもかなり高台に位置するここからは函館港が一望!

天気がいいので函館港の向こうにある横津連山まで見渡すことができます。

 

 

青空に黄色の柱がよく映えて素敵な雰囲気でした。

 

続いてこちらは御寝室。

大正天皇(当時は皇太子殿下)、昭和天皇(当時は摂政宮殿下)、上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)といった皇族が宿泊された場所だそう。

 

そのお隣、御座所も皇族の方々が休憩された場所です。

 

当時からの調度品が美しいですね。

 

最後に1階に戻ってきて、ここは洋風浴室。

当時は珍しかった猫足のバスタブが置かれていました。

 

ちなみにここ公会堂では貸衣装も行っているそうです。

ドレスや袴などに身を包み、このレトロ空間に佇めば、それはもう、つむつき…?

 

ハセガワストア再び

公会堂を見たあとは元町公園を通って下へと降りていきます。

 

途中で振り返ってみると…木々の中に公会堂が。

遠くから見てもよく目立つ建物ですね~

 

元町公園を過ぎ、基坂を下っていくと右側にあるのが旧イギリス領事館。

ここも見学できるようですが、今日はちょっと遅いのでまたの機会に。

 

さらに下っていくと電車通りに突き当たりました。

向かいに見える緑色の洋風建築は相馬株式会社の建物だそうです。

 

電車通りを歩いていると、ちょうど市電がやってきました。

なぜか転スラのラッピング。

 

行きたい方向と反対行きだったので見送ります。

 

しばらく電車が来ないようなので諦めて海沿いを歩いていくと…

 

大きな「やきとり弁当」のオブジェを掲げたコンビニが現れました。

函館の地場コンビニ、ハセガワストアです。

 

前も行きましたね~

 

ハセガワストアといえばやっぱりやきとり弁当!

 

また食べたくてやってきました。

 

ということでさっそく注文。

こちらの注文用紙に記入して店員さんに渡し、出来上がるのを待ちます。

 

せっかくなので焼き上げるところを見学。

注文が入るとすぐ焼き始めます。

 

じっくりと焼き上げ…

 

焼き上がったらタレにくぐらせ、

 

弁当に載せると出来上がり!

 

出来立てのやきとり弁当をイートインスペースでいただきます!

 

今回は「大」にしてみました。

 

ふたを開けると入っているのは豚串×4。

函館ではやきとりといえば豚串のことを指すのです。

 

美味しそうなお弁当、このまま食べるのもいいのですが…
 

一旦蓋を閉めて串を容器の溝に引っ掛け、蓋を押さえながら引き抜くと…

 

肉だけがお弁当の中に残りました。

食べやすくなりましたね~

 

ということで改めていただきます!

香ばしいやきとり、また味わうことができました。

 

函館駅へ

ゆっくりしてたら帰りの列車の時刻まであと少しになっちゃいました。

急いで函館駅まで向かいます。

 

その途中、こんな看板を発見。

 

進んでいくと見えてきたこの電柱。

何の変哲もないこの電柱が…

 

なんと、日本最古のコンクリート電柱だそうです。

1923年に建てられた現存最古のコンクリート電柱。

ここにあった拓銀の建物と調和するようにコンクリートで作られたのだとか。

 

先を急ぎます。

 

赤レンガの横を通り…

 

昨日行ったラッキーピエロ函館駅前店が現れ…

 

ハセガワストアの函館駅前店が見えてくると、

 

まもなく函館駅に到着しました。

 

次回は札幌へと戻ります!

 

 

★乗車データ

函館市電 2系統 谷地頭行き 五稜郭公園前(13:51)→十字街(14:13) 7000形 7001

※2022年10月23日乗車

 


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