早朝の関駅にて列車交換

 

投下ネタ枯渇につき、古い話を乗っけます。2015年の秋に愛知県犬山市に3か月ほど滞在していたのですが、その際に仕事の合間を見て長年の懸案だった長良川鉄道に乗りに行きました。その時の様子を書いてみます。

 

 

美濃太田駅にて

 

 

早朝、犬山のホテルを抜けだし、名鉄→JRで美濃太田駅へ。まだ朝が早すぎて回りは薄暗いままでした。この日は雨模様で天気はぱっとしませんでした。

 

関駅のたたずまい

 

グリーンマックスのローカル駅舎みたい。

 

関駅を過ぎるとようやく明るくなってきました。長良川を左に右に北上していきます。雨模様ですが雲が谷間に掛かっているのがまた雰囲気があり良い感じです。1時間半程度乗車すると美濃白鳥へ到着。こちらも素敵な木造駅舎です。

 

美濃白鳥のホーム

 

これまた素敵なたたずまい。

 

 

 

ここから終点の北濃までは他の列車とのすれ違いがなく、同じ列車が戻ってくるため、スタフ閉塞となっています。ホームにはスタフ用の小型のキャリアと「通票確認」の文字が。

 

終点の北濃に到着

 

美濃太田から延々72.1kmの路線でした。皆さんご承知の通り、国鉄時代に長良鉄道は越美南線と呼ばれ、その名のごとく福井方面へ抜ける予定で計画されていましたが、結局接続を果たすことなく未成線で終わってしまいました。ちなみに福井側は越美北線と呼ばれ、JR西日本の路線として存続しています。かつては長良川鉄道の美濃白鳥と越美北線の終点・九頭竜湖の間を国鉄バスが走っていたようですが、2002年頃に廃止されたようです。

 

北濃駅にはかつての蒸気機関車が使用したターンテーブルが保存されてました。

 

駅舎に残る「タ・シ・カ・ニ はよいか」と「通票確認」の注意喚起

 

タ=タブレット、シ=信号、カ=客、荷=小荷物でしたかね。

 

運転席のホルダーに収まるスタフ

 

北濃ではそのまますんなり折り返し郡上八幡を目指します。

 

美濃白鳥では駅員さんがスタフの回収をしました。

 

郡上八幡のホームの様子

 

郡上八幡もこれまた素敵なローカル線駅舎のたたずまいでした。次の列車までの2時間弱を市内散策して過ごす予定でしたが、雨が降っているので躊躇していたところ、駅に駐在していた観光協会(?)の方が、100円バスがあると教えてくれたので早速それに乗車し市内に向かいます。

 

郡上八幡は水の町として有名で市内に水路が張り巡らされていました。

 

宗祇水 

 

名水百選第1号だそうな

 

 

赤い欄干の橋のたもとからみる吉田川

 

水舟といわれる水槽

 

この仕組みは上段が飲料水、中段が野菜などを洗う用、下段が洗い物などと使い分けられているそうです。

 

けっこう高さがある橋

 

多分ここから飛び込む子供たちがいるんじゃなかったかな?結構高さあるけど。

 

旧八幡町役場庁舎(観光案内所)

 

なんだかレトロな建物でしばらくお茶をしてから100円バスで駅に戻りました。

 

郡上八幡駅を出発

 

この後美濃太田まで戻りました。