大阪と伊勢志摩を結ぶ阪伊乙特急は大阪難波〜賢島間176.9kmを通し運行する列車が最長で、汎用形のほか30000系ビスタカーや23000系伊勢志摩ライナーも充当されますが停車駅が多く、名阪乙特急が通過する大和高田や榛原、榊原温泉口にも停車するため全区間通し乗車すると時間がかかるのが難点です。それでも一般列車乗り継ぎよりはずっと速く30000系なら2階席、23000系ならデラックスシートというように座席を選ぶ楽しみがあるため片道だけでも特急利用する価値はあります。


(2022.3.25 志摩神明〜賢島間にて撮影)

 賢島のカーブを走る30000系4両編成の阪伊乙特急です。列車は大阪難波12:10発の7203レですが既に行先表示は「大阪難波」に変わっており、「島に入る前に変えたな」って思ってしまいました。幕の頃だったら回転中の姿が見られたかも知れませんがLED化された今は即表示が変わるため楽しみが少なくなりました。


(2022.3.25 賢島〜志摩神明間にて撮影)

 7203レで賢島に到着した30000系は折り返し15:00発の大阪難波行き7504レになりましたが同列車が賢島発で運行されるのは平日だけで土休日は五十鈴川発になります。土休日のみ始発駅が異なるのは賢島15:00発が23000系を使用する阪伊甲特急4500レに変わるためで、宇治山田で乗り継ぐことが出来るダイヤになっています。