皆さま、こんにちは!
景勝地のひとつに「松原」があります。
「松原」とは読んで字のごとく
松の木が生い茂ってる場所のこと。
静岡県内にある「三保松原」が有名ですが、
四国香川県内にも
ステキな「松原」があるそうですよ。
その場所は「津田の松原」。
夏になると海水浴客で賑わっているんですって。
「津田の松原」の存在は
駅前に立ってた観光案内看板で知りました。
付近には海水浴場のほか、
「道の駅」や温泉もあるみたいですね。
津田の松原、大昔からあるモノかと思いきや
江戸時代に植えられた防風林が
始まりだそうですよ。
それ以上に数多くある前方後円墳が気になるのは
自分だけかしら?
そんな環境下にある駅がこちらでした。
高徳線・讃岐津田(さぬきつだ)駅です!
大正15年、高徳線(当時は高徳本線)の開通に合わせて
開業した駅でした。
開業から3年間ですけど
終着駅だった時代もあるようですよ。
駅前の駐輪場にカバーが掛けられたバイク?
自転車?がありますけど、気になったら負け?
それと駅舎の三角屋根も
気になっちゃったら負けか?
ここだけ瓦屋根な理由…知りたくなりません?
ハイカラな駅舎を持つ讃岐津田駅ですけど、
この駅舎が開業当時からあるモノだというのですから
驚きです。
駅舎に備わる上屋に、
開業年(大正15年)の前年に竣工したことを記した
建物財産標が貼られてました。
構内に、JR四国では貴重な存在となった
木造の駅便(駅の便所)がありますけど、
これも開業当時からあるモノだったりして。
古い駅舎ですけど、
JRに移行直後に駅舎内に店舗が設けられたことから
元の姿がわからないレベルで大改装された模様。
国鉄時代の駅舎の写真と見比べると
出入口の位置がやや右側に改められたようです。
駅舎の正面には店舗のガラス窓が。
国鉄時代じゃ考えられない造りですよね。
現在は無人駅の讃岐津田駅ですが、
JRに移行してしばらくは
業務委託駅として出札窓口が営業いていたそうです。
窓口は現在も潰されずに残ってましたよ。
待合スペースはこんな感じ。
讃岐津田駅は一部の特急列車が停車する駅でした。
続いてはホームにイン。
列車の行き違いが可能な相対式&島式ホームによる
複合2面3線構造で、
島式ホームは列車の行き違い時にのみ
使用されるそうですよ。
ここで注目なのは
駅舎から一番遠い位置にある3番線ホームです。
アスファルトの表面に
後から整備された形跡が見えますけど、
国鉄時代末期は3番線はなく
相対式ホーム2面2線構造だったのですよ。
更に時代を遡った
昭和22年撮影の航空写真を見ると、
こちらは現在と同じ2面3線構造のようで。
戦後間もない時代は
2面3線構造だった讃岐津田駅ですけど、
のちに2面2線構造に規模を縮小。
JRに移行すると
それまで「急行」だった高徳線内の優等列車が
「特急うずしお」に昇格し、
大増発されたことから、
一度は廃止された3番線が復活したワケです。
列車を行き違いさせるために
3番線まで必要?と思われるかもしれませんが、
普通列車が讃岐津田駅で行き違いしてる間に
特急列車が追い抜くダイヤが
組まれてるみたいですね。
かつての貨物ホーム跡に
保線車両の車庫が設けられてました。
島式ホームにある水飲み場。
ホームの中央にあることから
最初に2面3線構造だった時代からあるモノと
思われます。
最後は気動車とのショットで〆ます。
駅舎が好きなのでもう一度言いますけど、
こちらは大正生まれの駅舎ですからね。
そしてそして…
屋根の上に付くちっちゃな瓦屋根の
存在理由が知りたい!
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