みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。



ここは「近鉄奈良駅」。旅の第2日目(2023年6月14日)も佳境に入って参りました。


念願だった「観光特急 あをによし」の指定を幸いに取ることが出来て、ここからは京都へ向かおうかというところです。



さて、発車は13時50分。10分ほどしかないのですが、時間が許す限り車両を観察してみたいと思います。わくわくします(汗)


塗装は「紫壇メタリック」と呼ばれる紫基調。なんだか落ち着くなと感じるのですが、以前に見かけた折から気になっていたのは、正面顔に取り付けられた、この特徴あるエンブレム。

鳳凰などの瑞鳥が花枝などを咥えた吉祥文様である花喰鳥をモチーフにしたというもの。東京2020オリンピックのメダルデザインも担当された、川西純市さんという世界的デザイナーの方によるものだそうです。華やかです。出典①。


さらに、車体側面にあしらわれた白い花々。こちらも印象に残るデザインやなあと感じるのですが、正倉院の宝物である螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんの こげんびわ)の花柄をイメージしたラッピング、とのこと。同。


奈良時代に栄華を極めたいわゆる「天平文化」を代表するひとつだというのですが、日本史好きな割に、このあたりの時代のことはあまり覚えていません(汗)以下、出典②。


これですね。琵琶ですからもちろん弾けたのでしょうが、なんともデザイン性の高さを感じます。これがいまから1300年ほど前のものとは。



かの、シルクロードの終点だった奈良の都には各地からのさまざまな宝物が集積し、光明皇后(701〜760)が亡き夫君・聖武天皇(701-756)所有の品々を東大寺に献じたものを、後年に所蔵したのが「正倉院」。


そうでした、「正倉院」は「校倉造(あぜくらづくり)」でしたね。少しずつ思い出して来ました💦



似ていますね。はぁ〜と、見入るばかりです。さてこの「あをによし」、昨春にデビューしたばかりの特急ですが、まるきり新規に製造された車両ではないことでも話題になりました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#近鉄12200系電車」)
(出典②「図説日本史通覧」帝国書院編集・発行 唐杉素彦編集協力 黒田日出男監修 2014年2月」)