来春のダイヤ改正の情報が、JR北海道の正式発表より早く北海道新聞(以下道新)がすっぱ抜き報道。
道新の先行報道で道民の反応を見ながら修正する為にリークしたという推測の情報通もいます。
主な内容は
〇「北斗」「すずらん」「おおぞら」「とかち」の全席指定席化
〇「ライラック」「カムイ」の自由席を4両から2両に
〇閑散期にネット予約でお得料金の設定
〇「エアポート」と毎時5本から日中6本に
〇北広島-新千歳空港の各駅に停車する「区間快速」の設定
〇桑園駅に全快速列車を停車
長中距離の特急が全席指定って、なんとなく当たり前というイメージがありました。これは遠い昔の話。
釧路~帯広は空きがある時には座れるけど基本立ってでもいいよという人向けの「立席」というチョッとだけお得料金設定があった時代の話です。
道新の先行記事以降全国紙の追随がないし、JRから何も発表がないのでハッキリ言えませんが、ネット予約「えきねっと」の普及が他社より遅れているので、そこを周知したいという推測もあります。
おそらく、鉄道離れが進み、廃線が相次いでいるから、鉄道利用者が少ない人が多いという単純な理由だと思うんですが、そういう報道内容はなかったです。
交通系電子マネーKitacaの普及もイマイチです。
加入者が少ないというより、利用エリアが札幌圏限定です。
旭川駅はエリア外。JRでは使えないのにコンビニやタクシーでは使えるKitaca。 もっともタクシー内の電子マネー決済はKitacaよりSuicaが多いっていうか、Kitacaで決済した人を見たことないです。
JR北海道も夏場だけの決算だと黒字が出せるくらいに長距離特急は混雑するようになりました。
観光促進のナンチャラ割の期間限定だったようですが、自粛を強制された期間が解除されて「旅行したい!」という人が一斉に動いた効果がJR北海道にも利用者UPとしてもたらされました。
えきねっとで最大55%お得。あくまでも最大割引が55%引きで、全きっぷ55%ではありません。
私も含めて高齢者にはネット販売はわかりにくい。
まして、旭川~札幌のように本数がある区間なら帰り時間なんで気にせず駅に行って乗れるのに乗るわけで、指定席取る癖がないと言う人が多いと思います。
それならKitacaを道内全域で使えるようにするのが先のように思うんです。
札幌の人が稚内までKitacaできっぷを買って出かけて、帰りのきっぷを買うのにKitacaが使えない。フラッと出かけよう!という旅人が戸惑っている話を聞きます。
そんなボヤキを耳にするだけ旅人が増えているのは事実のようです。
最近の道新の鉄道関連記事が斬り口鋭いと感じます。
チョッと言い過ぎじゃない?とか斬る側を間違えていない?という部分もあります。
でも丁々発止やるのがいい。
鉄道の話題がタブーみたいな感じになると、良い発展になりません。
JR北海道の正式発表を待ちながら、どんな内容で決定するのか見守りたいです。
まさか、あの廃止予定の路線……一転で存続とか???ないかなぁ……(-_-;)