名古屋線の急行で活躍するトイレ付きの4扉車はL/C車が主体ですがロングシート車も一部あり、全編成がB更新を終えて内装を一新しているので昔よりグレードアップしています。トイレもロングシート車はB更新時に全編成洋式に統一したため使いやすくなりましたがスペースは和式時代と変わっていないためバリアフリー対応にはなっておらず、そこが残念なところです。


(2023.6.4 近鉄八田にて撮影)

 近鉄名古屋へ向かう1400系FC07ほか6両編成の急行です。この編成は同系で唯一新造時から伊勢方先頭のク1508にトイレを備えており、当初は和式で白い窓がありましたが一度目の更新時に洋式化されて窓は埋められ、B更新でもそれは変わっていません。撮影した列車は五十鈴川12:13発の1230レで名伊間列車ですが5200系列の代走ではなく元から4扉車の運用であるためロングシート車が充当されるのも日常的(!?)です。


(2023.6.4 近鉄八田にて撮影)

 1230レで近鉄名古屋へ向かったFC07は折り返し同駅14:21発の4437レで戻って来ましたが同編成は元々大阪線で活躍していたため松阪行き急行での姿は今も違和感があり、宇治山田行きや五十鈴川行きの方が自然と受け入れられます。大阪線時代は明星検車区に所属していましたが2610系と共通運用で使われていたため青山越えをする唯一の1400系になっており、名古屋線に転属して富吉検車区所属になった今も五位堂検修車庫への出入のために不定期ではあるものの青山越えをするので凄い編成だと感じられます。