JR九州バス 片道通勤定期~1 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

JR九州バス北薩線には、「片道定期乗車券」の制度があります。

 

2021年6月に薩摩郡山駅で発行されました「片道通勤定期」です。

 

 

JRK青地紋券で、矢印が「⇔」では無く「→」となり、その上に枠囲みで[片道]と印刷されています。

 

地紋から平成13年7月1日に「JR九州バス」に分社される以前の、「九州旅客鉄道株式会社自動車事業部」時代に調製された券の残券と考えられ、JR九州の鉄道線には「片道定期乗車券」の制度がありませんので、バス区間専用の券と言う事になります。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

鉄道線用の通勤定期と同じ注記事項で、注記事項からは「片道定期乗車券」であるとは判断が付きません。

 

JR九州の鉄道線と通しの定期乗車券を発売していた時代でも、先に申しましたようにJR九州の鉄道線には「片道定期乗車券」の制度がありませんので、この券はバス区間のみでしか発売出来なかったハズですが、バス区間のみの利用には全く関係が無い注記事項が含まれている事になります。