林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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九州完乗の旅再び29

2023-11-09 | 鉄道・旅行

 29.長崎電気軌道電車一日乗車券購入と長崎本線浦上駅

長崎駅のコインロッカーに荷物を預け、
駅構内の「SEATTLE'S BEST COFFEE・長崎駅店」で朝食を喰い、
観光案内所に行き、長崎電気軌道電車一日乗車券を購入する。

長崎電軌軌道全線に一日乗り放題になり、価格は600円である。

長崎電気軌道は長崎市内で路面電車路線を営業する軌道事業者である。
起伏が激しく坂道の多い長崎市内で地元の足として利用されている。
発足は1914年8月10日で、
現在1号系統から5号系統が運転されている。
本線は住吉から崇福寺までの6.9kmで全線が複線で敷設されている。
住吉から延伸する形で赤迫支線が0.4kmあり、実質的に本線と一体運用になっている。
長崎駅前から分岐して4号系統に短絡する桜町支線0.9km、
新地中華街で本線から分岐して石橋まで行く大浦支線1.1km、
本線西浜町から分岐して蛍茶屋までいく蛍茶屋支線2.2kmなどがある。

長崎駅前電停で電車に乗り込み、まずは本線浦上駅前電停まで行く。

ここで少し車両取材してから、近接するJR浦上駅まで行く。

ここで駅取材してからぐるっと九州きっぷで入場する。

JR浦上駅は島式1面2線の高架ホームを有する長崎本線の駅である。
1番線は下り長崎方面、2番線は上り鳥栖方面が私用する。
長崎本線の喜々津から浦上までの区間は長与経由と市布経由があり、
浦上から分岐する形になっている。
以前は相対式2面2線の地上ホームを有していたが、
西九州新幹線の建設に合わせるように、
長崎本線連続立体交差事業で高架化された。
地上ホーム時代の駅舎は国道206号に面した平屋建てで、
駅舎側のホームが下り長崎方面となっていた。
浦上から長崎間はは並行して走る路面電車の方が運賃が安く、
また運転本数も多いため、下り方面の利用客はほとんどなく、
上り線にはベンチなどが設置されているのに対し、下り線の設備は簡易であった。
1897年7月22日に九州鉄道が現地まで延伸した時に終着駅として開業したが、
開業当時は長崎駅と称していた。
1905年4月5日に現在の長崎駅まで長崎本線が延伸し、浦上駅と改称された。
九州鉄道は1907年7月1日に国有化され、
1909年10月12日の線路名称制定により長崎本線となった。
1945年8月9日に長崎に投下された原爆の爆心地に近く、被害も甚大だった。
長崎本線は喜々津から長与経由で浦上に至る路線だったが、
1972年10月2日に市布、肥前古賀、現川を経由して浦上に至る新線が開業し、
浦上が喜々津と並んで分岐駅となった。
旧線は長与支線と呼ばれ、新線が電化されたのに対し、旧線は非電化のままであった。
しかし2022年9月23日の西九州新幹線開業に合わせ、
肥前浜から長崎の区間は電化廃止され、非電化区間となった。
この非電化への変更はJR九州が投入した、
YC1系ディーゼル・エレクトリック方式のハイブリッド気動車の使用が前提である。

浦上からこのYC1系気動車で隣の西浦上まで行く。


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