3連休中の6連勤を無事に終え、昨日・今日は家でまったり過ごす予定でしたが、昨日JR武蔵野線沿線でOM(大宮車両所)入場配給されたEF65-2127号機&DE11-2002号機を撮影してきました!
今回は配給列車を撮影した様子を紹介しながら、EF65形直流電気機関車の歴史を振り返ってみましょう。
本題のEF65-2127号機は、EF65-1127号機として1979年8月1日に東洋電機と川崎重工で落成、国鉄広島鉄道管理局下関運転所に新製配置となり、関西から九州へ行く夜行寝台特急列車を牽引、2001年6月29日にはJR貨物岡山機関区へ移籍、2009年からJR貨物新鶴見機関区に所属していました。
EF65-2127号機は広島車両所で延命工事を施工した証「広島更新色」を纏うレア釜で、前面扉をカラシ色に塗られた点が特徴的。鉄道ファンの間で「カラシ」の愛称で親しまれる人気の電気機関車です。扉の色が新品の段階でカラシ色だったという話も・・・
大宮工場で延命工事を受けた他のEF65形電気機関車と並ぶと色の違いがよく分かる
EF65形電気機関車は、EF60形電気機関車を改良した平坦線区向け国鉄直流電気機関車で、0番台(貨物型 / F型)、500番台(客車用 / P型と貨物用 / F型の双方が存在)、1000番台(客貨汎用機=PF型)とバリエーション豊富な機関車です。
500番台はJR東日本の臨時列車を牽引
1965年から1979年にかけて308両が製造されました。
個人的にはゲッパの愛称で親しまれたJR東日本のEF65-1118号機がEF65で一番好きな釜
EF65-2127号機のようにJR貨物で活躍しているEF65形電気機関車の一部は、夜行寝台特急「ブルートレイン」を牽引した華やかな経歴を持つ車両も存在。
赤いナンバープレートのEF65形電気機関車は、コキ50000の250000番代を高速運転で牽引する1000番代PF形に施された「常用減圧促進改造」施工車で、未施工車は白色・青色のナンバープレートで識別しています。
2016年5月には未更新車のEF65-2119号機とEF65-2121(上写真)が廃車解体され、JR貨物のEF65形電気機関車は全て延命工事施工車に
JR貨物はEF65形電気機関車などの老朽化を理由にEF210形300番台を導入、置き換えが進み新鶴見機関区に所属しているEF65は残り約20両(休車除く)に減少・・・
広島のセノハチで活躍している「押し桃」ことEF210形300番台が60両の大所帯になるとは思いもしませんでした。
今まで嫌というほど見られたEF65形電気機関車を見掛ける機会が減りましたねショック
2016年4月にEF65-2139号機を国鉄色に塗装、これを機に更新工事が完了したJR貨物所属車は検査入場時に国鉄色へ順次塗り替えられました。
最後にEF65形電気機関車を撮影(動画は2月)したのは今年1月7日でしたアセアセ10ヶ月振りにEF65形電気機関車撮影した模様をどうぞご覧下さいウインク

【2023年11月7日(火)】
東武野田線で最古参の8150編成が廃車回送(団体臨時列車)された当日、1週間ぐらい前から廃車回送の噂が出ていた本題の機関車を撮りに行くか迷いましたが、鉄道模型漬けで撮影する機会が減っていたので思い切って出撃しましたアセアセ
2022年12ダイヤ改正で定期運用終了した阪急の初代「京とれいん」も同日に廃車陸送されたみたいですぐすん
難航していた四季島(KATO)の室内灯取り付けが途中だったのですが・・・残り5両は今日やっつけますアセアセ
西武池袋線で所沢駅へダッシュ
所沢駅から清瀬駅ゆきの路線バスに乗り、愛宕山バス停で下車バス
愛宕山バス停から側道を清瀬方面へ歩き、線路そばの階段を上がってすぐの有名撮影ポイントへスニーカーお立ち台そばの畑が工事中で驚きましたアセアセ
この撮影ポイントを訪れるのは去年7月以来(伊豆急ロイヤルエクスプレス配給)気合い入れて2時間前に現場入りグー
近場で臨時列車やレア釜を気軽に撮れるお気に入りポイントのひとつ
武蔵野線は月に2~3回乗ってますが沿線撮影は久しぶりでしたタラー
11月だというのに半袖で十分な気候って・・・
12:03 75レ EF210-106号機+コキ
12:25 2088レ EH200-13号機+コキ
13:01 4093レ EF66-128号機+コキ
本命の列車がやってきました音符
14:11 単8283レ EF210-106+EF65-2127+DE11-2002
EF65形電気機関車の全般検査が去年3月に終了しているため、廃車目的の入場と思われますぐすん奇跡の復活に期待したいですねえー?
急いで後追いを撮影カメラDE11-2002号機を撮るのは10年振りぐらいアセアセこれも廃車か??
ドナドナされる機関車を一緒に撮影していた同業者さんとお見送りパー撮影者は私を含めて2人(対岸に1人)で穏やかに撮影を堪能できましたウインク
ご一緒された同業者の方、穏やかなひとときをありがとうございましたキラキラ愛宕山バス停から再び路線バスに乗車バス
所沢駅から西武池袋線で帰りました
豊島園線以外の運用に入るハリポタ電車を初めて見ましたキラキラ

【EF65-2127号機フォトギャラリー】
新鶴見機関区で昼寝中のEF65-2127号機
一般的な塗色のEF65(写真右)と比べると2127号機の塗装は明るめのブルーに
夜の新川崎駅で撮影した一コマ、ブレまくりですがカラシと判別できるので・・・
西武40000系トップナンバーの甲種輸送を撮影するついでに撮った一コマ
東所沢の滝の城跡からカラシを俯瞰撮影
2023年11月現在、JR貨物で稼動中のEF65電気機関車は「2060号機」が一番古いみたいですね
JR東日本尾久車両センター所属のEF65形電気機関車は残り3両に
JR西日本所属のEF65形電気機関車10両は置き換えの話が出ていないので数年は安泰なのではないかと・・・早め早めの記録をカメラ
昭和・平成・令和にかけて花形列車ブルートレインや高速貨物輸送を支えてきたEF65形電気機関車が、時代の流れで淘汰されていき残念ですね。
生き残っているEF65形電気機関車には少しでも長く活躍できるよう願うばかり・・・
次回は航空公園で秋バラなど鑑賞した模様をお送りいたします赤薔薇
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。